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'''スーパー戦隊シリーズ'''(スーパーせんたいシリーズ)は、
'''スーパー戦隊シリーズ'''(すーぱーせんたいしりーず)は、[[日本]]の[[深夜特撮]]の一種で、毎週のように「[[完全超悪|集団暴力]]」を働くという内容の番組である。ただし、ここで言う集団暴力とは、悪の軍団側の[[戦闘員]]多数によるもの'''も'''指す。'''山田隆夫の大好物。'''
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* 色別スーツと仮面を着用した数名の[[等身大ヒーロー]]がチームを組んで怪人と戦う、[[特撮]]テレビドラマシリーズ。
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* [[ウルトラシリーズ]]や[[仮面ライダーシリーズ]]、[[メタルヒーローシリーズ]]と共に、日本の特撮[[ヒーロー]]番組を代表するシリーズである。
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* 1975年にスタートし、同時期に放送開始した『[[パネルクイズ アタック25]]』と共に、関西広域圏エリアの[[朝日放送]]と[[毎日放送]]の[[ネットチェンジ]]をきっかけに制作され、以後30年以上続く[[長寿番組|長期]]シリーズである。(休止期間については[[スーパー戦隊シリーズ #略史|後述]]
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テレビ以外の媒体における各種展開については、[[スーパー戦隊シリーズの他媒体展開]]を参照。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[Image:ぼっかーん.jpg|thumb|一幕。]]
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=== 導入 ===
戦隊ヒーローは、日本では小さなお友達から[[大きなお友達]]まで幅広い支持層を持つテレビドラマである。平成仮面ライダーの裏でこっそりと映画化しているのは内緒だよ!
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従来、ヒーロー(特撮ヒーロー)は「たった一人で悪と戦う絶対的なヒーロー」であるからこそ面白いのだという「常識」が番組制作側に根強く存在していた中で、1971年からの「[[仮面ライダーシリーズ]]」において複数のライダーが共闘するエピソードの人気・視聴率が特に高かったという事実は、現在からすれば当たり前のことにも思えるが、複数ライダーの共闘が制作当初はイレギュラーなものとしか位置付けられていなかった当時の時代背景を踏まえれば、日本の特撮ヒーローの歴史における一つのアクセント、ターニングポイントとなった出来事と言える。
  
現在は30分形態で1年間(50話前後)が主だが、1時間番組の半年スパンにすれば「年に2回新番組が作れて売り上げも倍増では?」と奮闘した時期があったらしい。しかしテレビ局側が「そんな作品程度で1時間枠なんてやれる訳無いだろう、5人全員を女性にして全員ミスアメリカのユニフォームならゴールデンタイムも考えてもいい!」とマニアックな「テレビ旭」に怒られた経緯がある為、未だに早朝の30分枠しか貰えない様だ。
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そして、1975年4月に5人チームのヒーロー番組『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』の放映が開始され、視聴率が常時20%を超える大人気番組となったことは、前述の「常識」を大きく打ち破るものであった。その成功を受けて、同一コンセプトに基づいた後続の集団ヒーロー番組が恒例的に制作され、やがてそれらは「スーパー戦隊シリーズ」と呼ばれるようになる。1979年以降は現在まで休止期間がなく、これほどの長期間にわたり休止を一切おかずに作品が作られ続けた[[テレビドラマ]]のシリーズは他に例が無いと言える。
  
主に[[完全超悪|勧善懲悪]]を主体としているが、内容的には一方的な暴力を振るうため、[[いじめ]]の誘発要因として目されている。
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これ以降、本シリーズの他にも集団・変身ヒーロー番組が多々作られるようになったことや、前述のように「他に例が無いほどの長期間にわたり休止を一切おかずに作品が作られ続ける」という大成功を収めたことなども相まって、「スーパー戦隊シリーズ」は集団・変身ヒーロー物の代名詞的存在となっている。
  
ただしこれ関連の玩具や、[[菓子|食玩]]から子供[[衣服|衣料]]・映像ソフト・[[携帯電話]]・[[戦車]]を含む乗用車・[[紙飛行機]]を含む航空機など多岐にわたる関連商品の売上げ増大には重要な要素ともなっているという[[大人の事情]]で、今なお放送は続いている。しかしターゲットにしている子供達は最近は塾で忙しく、朝7時半には「日曜くらいゆっくり寝かせてよ~」とこの時間には起きてないので、そもそも放送している事すら知らない子供が多いようである。
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なお、シリーズに含まれる作品の範囲については[[#『ゴレンジャー』および『ジャッカー』の扱い|異説]]があるが、ここでは『秘密戦隊ゴレンジャー』を第一作とする呼び方に従う。
  
妙にカッコつけた変身が最近受けなくなっているが、だからといって安直に[[携帯電話]]で変身させ、「何となく流行を取り入れましたが何か?」感が逆に反感を買ってしまっている。
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=== 歴史 ===
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==== 略史 ====
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* 1975年 『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』放映開始。2年間(84話)放送される。
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* 1977年 後番組として『[[ジャッカー電撃隊]]』が放映。視聴率低迷により途中打ち切りとなる。
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* 1978年 シリーズ休止。
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** ※戦隊シリーズではないが、同一スタッフによって『[[スパイダーマン (東映)|スパイダーマン]]』が作られていて、作品の随所に戦隊シリーズとの共通点が伺える。また戦隊シリーズに巨大ロボットが出るきっかけになったのは本作登場の巨大ロボット「レオパルドン」の玩具が商業的に成功した影響である。
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* 1979年 新ジャンル作品として『[[バトルフィーバーJ]]』放映。以後、1年1作のペースで新作が放映される。
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* 1981年 この頃から「スーパー戦隊シリーズ」という名称が使われ始める。
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* 1988年 『[[超獣戦隊ライブマン]]』が、「『バトルフィーバーJ』より始まるスーパー戦隊シリーズ」の第10作記念作として放映される。
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* 1993年 『[[五星戦隊ダイレンジャー]]』がスーパー戦隊シリーズ第15作記念作として放映が開始されるが、途中で『ゴレンジャー』『ジャッカー』をシリーズに含めて「超世紀全戦隊」に変更すると発表される。
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* 1995年 『[[超力戦隊オーレンジャー]]』が超世紀全戦隊シリーズの第20周年記念作として放映。
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* 2000年 『[[未来戦隊タイムレンジャー]]』放映。『ゴレンジャー』からのシリーズを含めて「スーパー戦隊シリーズ」という名称に再変更。
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* 2001年 『[[百獣戦隊ガオレンジャー]]』がスーパー戦隊シリーズ第25作記念作として放映。
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* 2006年 『[[轟轟戦隊ボウケンジャー]]』がスーパー戦隊シリーズ第30作記念作として放映。この年の夏でシリーズ通算1500話目を達成した。
  
このタイプの劇場型テレビドラマには一定のパターンがあり、以下のような流れに沿ってストーリーは展開する。近年は[[お約束]]破りに躍起となっている様子があるが、最後の最後に悪が滅びるのは、究極のお約束である。
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==== 草創期 ====
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{{節stub}}
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'''『ライダー』 - 『ゴレンジャー』 - 『スパイダーマン』 - 『バトルフィーバー』'''
  
なぜ「レッド●●!」とか言ってる間に[[怪人]]は攻撃しないのか、だけど一人の勇気ある白い翼竜の人がなんかやらかしたよう。([[鎌倉時代]]までの武将に倣ってるのか?)とか、巨大化する位なら逃げて次の怪人とタッグを組まないのか…(それこそ、初回にボスが出向いて新ヒーロー姿や戦いにまだ慣れない主人公達を瞬殺しておくなり、最終回まで何もせずに1年間ひたすら怪人を生産し続け、最終回に50体で一気に攻めれば人類なんて簡単に瞬殺出来て「悪の帝国」の思い通りになるはずである)…などと無茶を言うと、「[[バンダイ|風呂屋の入り口]]」がおもちゃを一切生産せずにパート2を企画したり、「[[東映|五島慶太帝国映画]]」が困り果てた挙句に「戦隊(実写)VS[[プリキュア]](アニメ)」など無茶をやらかすので注意されたい。
+
[[#導入|前述]]の通り、子供達から熱狂的な支持を受けていた「[[仮面ライダーシリーズ]]」の中でも複数ライダーの共闘エピソードは特に人気・視聴率が高かったという事実は、仮面ライダーはたった一人で悪と戦う絶対的な強さを持ったヒーローであるからこそ面白いのだと考え、複数ライダーの共演はあくまでもイレギュラーなものとしか考えていなかった制作側を戸惑わせることにもなっていた。同様の考えから、『[[仮面ライダーアマゾン]]』(1974年)の後番組の案として出された「最初から5人の仮面ライダーを一度に登場させる」というアイディアも、結局日の目を見ることはなかった。
仲間に「スーパー[[変態]]」などがいる。
+
  
内容
+
一方で、1975年4月の[[ネットチェンジ#大阪準キー局「腸捻転」の解消|ネットチェンジ]]により急遽新しい番組を立ち上げることが必要となった際、没になっていた「5人の仮面ライダー」のアイディアをもとに、5人チームのヒーロー番組『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』が制作される。カラフルなスーツを身に付け力を合わせて戦う5人の戦士達の活躍は、たちまち子供達の間で大人気となり、特撮番組における「集団ヒーロー物」という新しいジャンルを確立することとなる。
#ヒーロー、[[平和]]過ぎて堕落中
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#そこに悪役がででーんと登場
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#[[幼稚園]]バスのジャックなどセコい悪事を働く
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#ヒーローの一人が先走って悪役に喧嘩を売る
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#一人ではヘタレなので、悪役に良い様にあしらわれる
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#そこへヒーローの仲間到着
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#集団暴行に発展
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#悪役、セコい犯罪の割に瀕死の重傷を負わされる
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#悪役、死力を振り絞って[[巨大化]]
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#ヒーローも負けじと[[巨大ロボット]]で応戦
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#街は二大巨大勢力の戦場となって火の海
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#市民逃げ惑う
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#ヒーロー、巨大ロボットの必殺武器で悪役を爆殺
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#ヒーロー勝ち誇る
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#エンディング
+
  
このドラマの最大の見所は、火の海になった街を逃げ惑う市民たちである。時々エキストラを公募しているため、たまに知り合いが出ていたりすることもあるためである。
+
『ゴレンジャー』は放映期間が丸2年に及ぶ大ヒット作となった。しかし、その後番組『[[ジャッカー電撃隊]]』(1977年)が視聴率不振により放送開始9ヶ月で打ちきりになったことで、シリーズ化の試みは一旦挫折する。翌1978年、東映は[[マーベル・コミック|マーベル・コミック・グループ]]と提携し、『[[スパイダーマン (東映)|スパイダーマン]]』を制作する。[[等身大ヒーロー]]が巨大ロボの操縦をも行うというアイディアは好評を呼び、巨大ロボ「レオパルドン」の玩具も商業的に大きな成功をもたらした。
  
しかし、近年の戦隊モノは幼女や子供の登場が極端に減っており
+
その結果、[[#『ゴレンジャー』および『ジャッカー』の扱い|後述]]の通り、「集団ヒーロー」+「巨大ロボ」という2つの要素の両方を継承した作品が企画され『[[バトルフィーバーJ]]』(1979年)が誕生した。
  
#ヒーロー、[[平和]]過ぎて堕落中
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この作品もまた成功を収め、以降は今日まで一切の中断期間も無いまま、1年1作のペースで毎年新作が制作されている。
#悪役登場
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#ヒーロー登場
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#主題歌
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#ヒーローが敵に負ける
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#特訓
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#もう一度敵と戦って、ヒーローが勝つ
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#悪役、死力を振り絞って巨大化
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#ヒーローも負けじと巨大ロボットで応戦
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#ヒーロー、巨大ロボットの必殺武器で悪役を爆殺
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#ヒーロー勝ち誇る
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#エンディング
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と言ったパターンが続いているため、幼女の登場を期待している[[ロリコン]]には不満の声も挙がっている。
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=== 作風 ===
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==== 共通コンセプト ====
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戦隊シリーズに属する作品の間には、『[[電子戦隊デンジマン]]』と『[[太陽戦隊サンバルカン]]』の関係を唯一の例外として明確な世界観の繋がりはない。『[[超力戦隊オーレンジャー]]』以降の作品は、毎年[[スーパー戦隊Vシネマ]]で前年度の戦隊と競演し、それにより前年度の戦隊と世界観が繋がっているようにも見えるが、Vシネマは番外編として描かれるパターンが多いため、明確につながっているとは言い辛い(Vシネマでは無いのに本編中『[[爆竜戦隊アバレンジャー]]』や『[[轟轟戦隊ボウケンジャー]]』の両作品と世界観が繋がっている様に見える『[[獣拳戦隊ゲキレンジャー]]』は除く)。作品間に共通するものは、同一のコンセプトに基づいて作られているということだけであり、そのコンセプトとは次の2点である。
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* '''複数のヒーローがチームとして力を合わせて敵と戦う。'''
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* '''各戦士は色で区別されている。'''
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「ヒーローは1人だけでは敵怪人に勝てず、全員が力を合わせることで勝てる」という強さの設定がなされることが通例であり、たとえば怪人を倒すときに用いる必殺技にも「1人でも欠ければ繰り出すことができない」などという設定が好んで用いられる。異なる性格やスキルを持つ者たちが協調し、力を合わせて困難を克服するドラマを描くための設定であり、戦隊シリーズの大きなアピールポイントとなっている。チームワークに乱れが生じた結果、任務に失敗するばかりか大ダメージを負ってしまうという話もしばしば見られる。
  
なお同様のパターンを持つドラマとしては[[時代劇]]の『[[暴れん坊将軍]]』が挙げられる。ただし『暴れん坊将軍』は御庭番に成敗された悪の勘定奉行が巨大化して、吉宗の操縦する大将軍ロボと格闘したりしない、OPに[[影山ヒロノブ]][[串田アキラ]]、[[子門真人]]、[[水木一郎]]、[[ささきいさお]]らの主題歌が流れない、EDで[[め組]]の連中がラップでダンスを踊ったりしない、はたまた[[中尾彬]]を操っていた徳川宗春の正体が実は[[福本清三]]でシリーズ全体のラスボスだったりしない点が異なる。
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このようなメソッドは、それまで主流であった「たった1人で悪に立ち向かう」というヒーロー像から逸脱するものであり、それゆえ「たった1人の敵に5人がかりで戦うなど卑怯」「まるでいじめだ」という非難を浴びせられることがある。実際には、敵は多数の[[戦闘員]]を率いているし、また怪人は改造人間やロボット、異星人など、生身の人間<ref>生身の人間でない戦隊は『[[ジャッカー電撃隊]]』のみで、しかも「変身装置を携行できない=自由に変身できない」という制約がある。また、『[[特捜戦隊デカレンジャー]]』のデカイエローのように生身でも特殊な能力を持つ者も存在するが、そうした力は戦闘以外の面で活用されることが多く、戦闘時に使われる特殊能力は「多少有利になる」という程度の微弱な効果しか無いのが原則である。</ref>が強化服を纏っているとはいえ、1人で戦って勝てるとは考えにくい相手であることがほとんどなのだが、そうした点について触れられることは少ない。また、それすらネタにした『[[激走戦隊カーレンジャー]]』のような例も存在する。
  
さらに云うと、最近は物語の[[冗長性]]が際立ってきている為、
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また、各戦士の[[マスク]]・[[スーツ]]は「デザインはよく似ているが色は原色系で明確に違う」というパターンが例外なく踏襲されている。「追加メンバー」については、色だけが違う者もいれば、デザインも微妙に違う者、全く姿形が違う者、更に人間とは異なる存在が登場するなど多様である。また、スーツの上からさらに装甲を装着しているものも多い。
  
#ヒーロー、[[平和]]過ぎて堕落中
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以上のようなコンセプトを踏襲しさえすれば、あとは自由であり、その自由度が長期シリーズを可能にした大きな要因である。シリーズに属する作品は対象年齢の低いのもあれば高いのもあり、ハードSFを指向したのもあればファンタジーもあり、熟練された戦士を描いた作品もあれば戦士の成長を描いた作品もあるなど、バラエティに富んでいる。
#悪役登場
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#ヒーロー登場
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#勝負の末、ヒーローが敵に負ける
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#特訓
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#もう一度敵と戦って勝利するが、結局違う敵に敗北する
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#特訓
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#2~7番を20回程繰り返す
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#ラスボス、死力を振り絞って巨大化、必殺技も発動。
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#ヒーローも負けじと必殺技発動
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#激烈な戦いの末、悪役はヒーローに倒される
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#ヒーロー、倒された悪役共の心境を察し、共感する
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#平和な日々が戻る
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#エンディング
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となる。え、[[BLEACH|何か]]に似てないかって?絶対気のせいだよ、'''絶対'''。
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ただし、シリーズ全体を俯瞰すると明るい作風が主流と言える。深刻なドラマを描いた作品もあるが、基本的に[[勧善懲悪]]の図式から逸脱することはなく、視聴者の心にやりきれなさだけが残るような展開は極力避けられている。それは第一作である『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』が明るさ一杯の作風で成功したという伝統を受け継いでいるということでもあり、同じ東映によって同時期に放映された[[仮面ライダーシリーズ]]や[[メタルヒーローシリーズ]]との住み分けに起因するものでもある。
  
== 誕生の背景 ==
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==== 戦闘スタイル ====
戦隊ヒーローは[[日本]]で発祥し、近年世界に広まっている。なぜ戦隊ヒーローは日本で生まれたのか?そこには複雑な戦後日本史の流れが絡んでいる。
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彼らは単独で武器を持ち個体戦も取る。それらの武器は個々で違い<ref>作品によってはすべて同一の武器で纏められたりしている。</ref>[[剣]]・[[銃火器]](大半が光線銃)・[[弓矢]](大半が光線状の矢を放つ)・[[長物]]([[槍]]・[[ロッド]]等)等の武器で形成される。このように個々に配備された武器は組み合わせてキャノン砲になることが多く、必殺技として使用されていることが殆どである。
  
[[太平洋戦争]]の終結に伴い[[憲法]][[九条]]を戴くこととなった日本では、国家が武装することが全面的に禁止された。その結果、それまで侵略に対して第一に対応すべき軍隊が存在しなくなった日本では、警察の手に余る事態に対処すべき組織が無くなってしまった。しかしだからといって侵略がなくなったわけではない。
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また、戦闘直前に全員で名乗りを始め(『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』や『[[バトルフィーバーJ]]』、『[[激走戦隊カーレンジャー]]』のように、場合によっては戦闘中でも全員が揃った時点で名乗りを始めることもある)、戦隊名を告げる(中期以降の戦隊は背後で爆発が起こることも多い)、「個人の名乗り - 全員の名乗り」というのが基本的な流れであるが、物語が中盤以降になってくると個人の名乗りを省略するケースも多い。
  
ここに及んで結成されたのが、民間軍事組織([[ミリシア]])、即ち戦隊だったのである。
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[[地球戦隊ファイブマン]]』のファイブテクターを始め、『[[星獣戦隊ギンガマン]]』の獣装光、『[[特捜戦隊デカレンジャー]]』のスワットモードなど、初期メンバーが多段変身、もしくは通常のスーツの上からさらに追加装甲を装着する戦隊も存在する。この場合、それまで個々で違っていた武器が多段変身後には画一化<ref>スワットモードのディーリボルバー、レジェンドフォームのダイヤルロッド等。</ref>されることが殆どである。その他、多段変身の例外的なケースとしては、追加戦士であるドラゴンレンジャーの装備を受け継いだアームドティラノレンジャー(『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』)やレッドのみが多段変身を行うアバレマックス(『[[爆竜戦隊アバレンジャー]]』)が挙げられる。
  
戦隊ヒーローは[[九条]]のもう一つの側面として私たちに平和のありがたさ、そしてその維持の難しさを訴えているのである!
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=== シリーズ展開 ===
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==== 世間一般への浸透 ====
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メインターゲットは特に未就学の男児を中心とする小児全般であるが、『[[バトルフィーバーJ]]』以降は、一度の休止期間も無く続いている長寿シリーズであるため、子供として初期の作品を見ていた世代の多くが既に親世代となっていることから幅広い年齢層への浸透もみられ、「戦隊もの」と言うと一般的にはゴレンジャーに始まるスーパー戦隊シリーズのことを指すことが多い。各地の[[ご当地ヒーロー]]の多くが「戦隊もの」であることを考えれば、それだけ世間に浸透していると言える。
  
なおよく似た組織として、対怪獣専門部隊[[自衛隊]]が存在する。
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[[大戦隊ゴーグルファイブ]]』以来ヒロインに高年齢層の男性ファンが付くようになり、『[[未来戦隊タイムレンジャー]]』以降は甘いマスクの新人俳優を多く起用したことで「[[イケメン]]ヒーロー」とメディアに称される現象が見られた。同時期の[[平成仮面ライダーシリーズ]]の影響もあって、それまでの特撮ファン層とは異なる若い女性や子供の母親のような新たな視聴者層も開拓することになり、ファン層は確実に高年齢層に拡大している。
  
特にアメリカ軍はこの戦隊ヒーロー制度を全面的に支持し、1年遅れで日本と同様のチームを編成、戦闘に繰り出している。(人種差別にうるさいので黒人やアジア人は必ず入っている)
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==== 『ゴレンジャー』および『ジャッカー』の扱い ====
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[[画像:super sentai history.png|right|thumb|410px|スーパー戦隊シリーズの本格誕生への経緯図]]
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『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』や『[[ジャッカー電撃隊]]』をスーパー戦隊シリーズに含むか否か、異説がある。これは『[[バトルフィーバーJ]]』(1979年)の誕生の経緯に起因している。
  
== 語られないもう一つの側面 ==
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『バトルフィーバーJ』は、『[[スパイダーマン (東映)|スパイダーマン]]』から「[[等身大ヒーロー]]が巨大ロボの操縦もする」という要素を、『ゴレンジャー』や『ジャッカー』から「集団ヒーロー」という要素をそれぞれ継承しドッキングさせた、少なくとも当時は新ジャンル作品との位置づけで制作されたものである。また、『スパイダーマン』に続く[[マーベル・コミック|マーベル・コミック・グループ]]との提携作品として企画されたこともあって、デザインのコンセプトも[[石ノ森章太郎|石森章太郎]]原作である『ゴレンジャー』や『ジャッカー』との断絶が目立つ。が、翌年の『[[電子戦隊デンジマン]]』は、番組名に“戦隊”が入り各戦士が色で区別されるなど、『ゴレンジャー』の流れを汲むという面が色濃く打ち出され、以降の作品に継承されることとなる。
この戦隊ヒーローにおいて、作中けして描かれない部分がある。それは悪の組織の側の日常業務である。例えば悪の組織の[[戦闘員]]が普段何をしているかとか、幹部がメイクを落として[[すっぴん]]な状態で休日に[[マクドナルド]]で何を注文するかといったような部分は描かれない。
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場合によっては、悪役の[[改造人間]]の類が趣味で『世界の車窓から』を毎回欠かさずビデオ録画しているとか、2ヶ月前に爆殺された改造人間の注文したNHKの『世界遺産100』[[DVD]]ブックが代金先払いのため未だに基地に配達されてくるとか、基地内にある[[社員食堂]]の壁に飾られていた先々週爆殺された改造人間の遺影が先週爆殺された改造人間の遺影に料理当番の戦闘員8号の手で差し換えられていたりとか、43号が秘密基地の裏手で[[家庭菜園]]をやっているとか、[[156]]号が基地の廊下で[[チョロQ]]を走らせていたり、512号が644号と[[交換日記]]を交わしているのかも知れない。悪の幹部も家に帰ると[[冷蔵庫]]からタッパーを出して[[電子レンジ]]に入れながら、別居中の妻のことを思い出してたりする可能性だってある。しかしそれらはけして語られない部分である。
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つまり、『バトルフィーバーJ』からシリーズが始まったのか、『ゴレンジャー』から始まったシリーズが途中で巨大ロボ戦という新要素を加えて継続したのか、どちらの解釈に分があるとも言えず、ファンの間でも意識は分かれ、出版物やビデオといった商品においても扱いはまちまちであった。東映としてはどちらの解釈を採るかを正式に表明したことも何度かあったが([[#略史]]参照)、その東映自身がそれに従わず、二種類のグッズを出し続けるという有様であった。
  
その一方で、ヒーローの側も語られない部分がある。例えば黄色い人(あまり知られていないが、黄色い人の約半分は女性である)が[[紅一点]]を[[オカズ]]に夜な夜なベッドで[[自慰|やっていること]]は描かれないし、その紅一点が電車の中で小学生男子を視姦している部分も、青い人が赤い人に対して[[ツンデレ]]だったりする事情(情事?)も描かれない。いわんや緑か黒の人がフォスターチャイルドに毎月送金していて、その団体が実は募金詐欺団体で悪の秘密結社の資金源だったりするようなことも描かれない。
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現在では『ゴレンジャー』を第一作とする公式見解が定着しているが、「第一作は断固として『バトルフィーバーJ』」という見解を墨守するファンも存在する。
  
主人公が[[共産主義者|赤]]なのは、放送局が[[テレビ朝日|テレビ朝日(当初はNET)]]だからである(親会社は[[朝日新聞 (あさひしんぶん)|朝日新聞]])。
+
==== 「戦隊」 ====
 +
「スーパー戦隊シリーズ」は「戦隊シリーズ」「戦隊もの」という略称で呼ばれることもあるが、用法に若干の揺れがある。テレビ紹介等では特撮ヒーロー作品は全て「戦隊もの」と扱われる傾向がある。ただし、「戦隊」という言葉自体は普通名詞なので、日本語としては間違っていない。
  
よく俳優、女優名が本名じゃなかったり、名前を変えてまた戻したりしているパターンがある。
+
「戦隊」という語は、[[1988年]]に[[バンダイ]]により[[商標]]として登録(商標登録番号第2074473号)されている。
  
== 主な戦隊ヒーロー作品 ==
+
本来の意味での「[[戦隊]]」を現実世界の日本で唯一、組織しうる[[自衛隊]][[自衛官]])がスーパー戦隊シリーズの作品で描写・設定されることは、各種社会情勢なども絡み、長く例が無かったが、シリーズ25作目『[[百獣戦隊ガオレンジャー]]』にて初めて、[[航空自衛隊]]の訓練任務中にスカウトされたまま失踪してガオイエローになった元・[[航空自衛官]]が登場し、彼はガオレンジャー解散後には復隊したとされた(最終回劇中)。更に、30作目『[[轟轟戦隊ボウケンジャー]]』では、[[陸上自衛隊]][[特殊部隊]]在隊中にスカウトされてボウケンピンクになった元・[[陸上自衛官]]が登場し、彼女はボウケンジャーの中で唯一の戦闘のプロ出身者で(実際の自衛官が[[射撃]][[格闘技]][[オリンピック]]代表選手を数多く輩出していることから)射撃のオリンピック代表候補にまでなった人材とされた。
[[Image:全戦隊ヒーロー.jpg|thumb|歴代の戦隊ヒーローたち。]]
+
=== 1970年代 ===
+
;[[秘密戦隊ゴレンジャー]](1975年([[昭和]]50年)4月5日 - 1977年(昭和52年)3月26日)
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:(主題:スパイ)(色:{{color|red|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|deeppink|■}}{{color|limegreen|■}})(敵:黒十字軍)
+
:歴史の始まり。実は[[伊藤かずえ|スクラッチ開発主任]]も若い頃にエキストラで出演していた。[[関根勤|ラビット関根]]がゲスト出演していたことも有名。火をつけて困るランプってなーんだ?それは簡単、[[トランプ]]だ。
+
;[[ジャッカー電撃隊]](1977年(昭和52年)4月2日 - 1977年(昭和52年)12月24日)
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:(主題:[[トランプ|トランプ・カード]])(色:{{color|red|■}}{{color|blue|■}}{{color|deeppink|■}}{{color|limegreen|■}}{{color|black|□}})(敵:犯罪組織クライム)
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:唯一の[[サイボーグ]]戦隊にして[[打ち切り]]戦隊。[[仮面ライダーV3|アオレンジャー改めビッグワン]]登場後は初期の4人は脇役となってしまった。ちなみに、スペードエースは[[丹波哲郎|Gメンのボスだった人]][[丹波義隆|の息子]]
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[[Image:コサック死亡.jpg|thumb|150px|強化服をクリーニングに出したために殺された、初代バトルコサック。]]
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;[[バトルフィーバーJ]](1979年(昭和54年)2月3日 - 1980年(昭和55年)1月26日)
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:(主題:[[世界各国]])(色:{{color|red|■}}{{color|blue|■}}{{color|orange|■}}{{color|black|■}}{{color|deeppink|■}})(敵:秘密結社エゴス)
+
:この作品から巨大ロボが登場。歴代最強の司令官を頂く。また本作から東映のオリジナル作品になったため、しばらくは本作が1作目という扱いだった。バトル[[ソビエト連邦|コサック]]は初代が殉職し、ミスアメリカが途中交代。初代バトルコサックが殉職したのは[[強化服]]を[[クリーニング]]に出したために殺されたと[[USO!?ジャパン|後年の他局のバラエティ番組]]で揶揄された。ちなみに、初代バトルコサックは[[伊藤幸雄|ミドレンジャー]]で、二代目バトルコサックは[[伴大介|キカイダー&イナズマン]]。バトルケニアは[[大葉健二|後の宇宙刑事ギャバン]]。初代ミスアメリカの声は[[小牧リサ|モモレンジャー]]。
+
<br clear="all"/>
+
  
=== 1980年代 ===
+
=== キャラクター ===
;[[電子戦隊デンジマン]](1980年([[昭和]]55年)2月2日 - 1981年(昭和56年)1月31日)
+
==== スーツの色と役割 ====
:(主題:[[電気]])(色:{{color|red|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|deeppink|■}}{{color|limegreen|■}})(敵:ベーダー一族)
+
異なったタイプの個性的なメンバーによる団結がどのように描かれるかは、戦隊シリーズの大きな醍醐味の一つになっている。
:[[大葉健二|後の宇宙刑事ギャバン]]があんパン好きなブルーとして続投。[[中川翔子|しょこたん]]が好きな戦隊のひとつ。[[内田直哉|グリーンの人]]は声優業にも進出し、アニメの[[DEATH NOTE]]の[[夜神月]][[夜神総一郎|の親父]]役だった。ヘドリアン女王がそのまま次作に続投。初の変形ロボが登場。
+
[[Image:太陽戦隊サンバルカン.jpg|thumb|150px|初の3人組戦隊・太陽戦隊サンバルカン。]]
+
;[[太陽戦隊サンバルカン]](1981年(昭和56年)2月7日 - 1982年(昭和57年)1月30日)
+
:(主題:[[動物]])(色:{{color|red|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}})(敵:機械帝国ブラックマグマ)
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:初の3人組、それも唯一男ばっかのむさ苦しい集団で、どういう訳かレッドが途中で交代した。当然のごとく'''「ヒロインを出せー!」'''という苦情が来てたらしい。元[[ずうとるび]]のリードボーカルで今は[[笑点]]での座布団運びしか仕事のない[[山田隆夫|某タレント]]が出てたことでも知られる(ただし、ここでも途中加入の準レギュラー扱いの<del>別に要らない子</del>単なる脇役)。初の合体ロボが登場。[[くりぃむしちゅー|くりぃむ]]の[[有田哲平|有田]]が好きな戦隊のひとつらしく、[[オールナイトニッポン|某老舗ラジオ番組]]ではローカルスポット枠用にバックで以前流れていた時期もあったとか。長官は[[タモリ]][[岸田森|ではない]]。[[小林朝夫|バルパンサー]][[小林亜星|の実父]]がゲスト出演した。主題歌の歌手はこれが特撮ソングデビューとなる[[串田アキラ|タトバの人]]。
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;[[大戦隊ゴーグルファイブ]](1982年(昭和57年)2月6日 - 1983年(昭和58年)1月29日)
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:(主題:[[宝石]])(色:{{color|red|■}}{{color|black|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|deeppink|■}})(敵:暗黒科学帝国デスダーク)
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:前年にヒロインが出なかったことで苦情が殺到したため、ヒロインが復活。[[大川めぐみ|ピンクの人]]が人気だった。ピンクのおかげでピュアな男のハートをキャッチし、「大きなお友達」を量産。巨大ロボ戦ではブラックとピンクは自宅警備員になる。[[春田純一|ブラックの人]]は次作でもブラックを続投。さらに1年開けて[[巨獣特捜ジャスピオン|別の特撮番組]]でも悪役とはいえブラックだった。
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;[[科学戦隊ダイナマン|<del>火薬</del>科学戦隊ダイナマン]](1983年(昭和58年)2月5日 - 1984年(昭和59年)1月28日)
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:(主題:[[科学]])(色:{{color|red|■}}{{color|black|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|deeppink|■}})(敵:有尾人一族ジャシンカ帝国)
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:やたらと爆発しまくる戦隊。ピンクが男顔負けに強かった。当時、劇伴を担当していた[[京建輔]]は現在、[[ピアノ]]教室をやっているらしい。
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;[[超電子バイオマン]](1984年(昭和59年)2月4日 - 1985年(昭和60年)1月26日)
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:(主題:電気)(色:{{color|red|■}}{{color|limegreen|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|deeppink|■}})(敵:新帝国ギア)
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:歴代初の紅二点戦隊。諸事情によりイエローが変身したまま殉職し後釜が入ったことや、グリーンがエゲ声だったことが有名。初代イエローの殉職により[[真田広之]]が急遽ゲスト出演してたことも話題となった。唯一、異星人の力を借りて地球人の国家である[[新帝国ギア]]を侵略した。
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;[[電撃戦隊チェンジマン]](1985年(昭和60年)2月2日 - 1986年(昭和61年)2月22日)
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:(主題:[[神話]])(色:{{color|red|■}}{{color|black|■}}{{color|blue|■}}{{color|black|□}}{{color|deeppink|■}})(敵:大星団ゴズマ)
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:マーメイドのパンチラでおなじみ。ペガサスが音痴。[[チェッカーズ]]の「あの娘とスキャンダル」を歌ってた。ここから数年間、大型バズーカ砲が必殺武器の主流になる。2年放送されたゴレンジャーを別格とすれば、最長となる全55話が放送され、劇場版も単独で2作公開されるほどの人気作だった。
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[[Image:超新星フラッシュマン.jpg|thumb|150px|1986年-1987年放送の超新星フラッシュマン。初の2号ロボが登場した。]]
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[[Image:レー・ネフェル.jpg|thumb|100px|[[萩原佐代子|ダイナピンク]]が演じた、レー・ネフェル。]]
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;[[超新星フラッシュマン]](1986年(昭和61年)3月1日 - 1987年(昭和62年)2月21日)
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:(主題:[[惑星]])(色:{{color|red|■}}{{color|limegreen|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|deeppink|■}})(敵:改造実験帝国メス)
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:[[植村喜八郎|グリーンの人]]は[[フジテレビ]]の[[めざにゅ~|早朝の番組]][[親子クラブ|に割り込んでやってたアニメ]]に声優として出演してた。テコ入れで2号ロボ登場。若き日の[[中田譲治|某ケロン人]]が顔出しで出演し、[[清水紘治|久里虫太郎]]とともに主役を食う。あと、[[萩原佐代子|ダイナピンク]]が悪役転向。歴代最悪の[[バッドエンド]]。当時の子供は'''「世の中そんなに甘くない」'''と思い知ったであろう。後さあ~、ピンクの中の人とイエローの中の人、どうみてもあれは配役逆でしょう?なんであれがピンクなの?)
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;[[光戦隊マスクマン]](1987年(昭和62年)2月28日 - 1988年(昭和63年)2月20日)
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:(主題:[[格闘技]])(色:{{color|red|■}}{{color|black|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|deeppink|■}}{{color|limegreen|■}})(敵:地底帝国チューブ)
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:[[谷隼人|長官]]はチューブと[[たけし城]]という2つの組織と戦っていた。[[オウム真理教]]が[[空中浮遊]]をパクったことで有名。紅二点戦隊では珍しく、ヒロイン2人が空気な戦隊(真のヒロインは青との説も)。1話限りの6人目の戦士が登場した。数年間2~3機合体だった巨大ロボもようやく初の5機合体に。
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;[[超獣戦隊ライブマン]](1988年(昭和63年)2月27日 - 1989年([[平成]]1年)2月18日)
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:(主題:動物)(色:{{color|red|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|black|■}}{{color|limegreen|■}})(敵:武装頭脳軍ボルト)
+
:[[嶋大輔]]と[[西村和彦]]が出演しており、嶋は主題歌も歌ってた。あと[[森恵]]って有名だったの?最初はサンバルカン以来の3人編成だったのが途中で5人になる。初の女子ブルーやスーパー合体ロボも登場。男である緑が妊娠する空前絶後の回あり。[[井上敏樹|井上]]脚本の回ではコロンのしゃべり方が変わる。[[中田譲治|某ケロン人]]2度目の登場。
+
;[[高速戦隊ターボレンジャー|<del>校則</del>高速戦隊ターボレンジャー]](1989年(平成1年)2月25日 - 1990年(平成2年)2月23日)
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:(主題:[[自動車]])(色:{{color|red|■}}{{color|black|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|deeppink|■}})(敵:暴魔百族)
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:シリーズ初の高校生戦隊。ブラックが[[伊良部秀輝|伊良部]]似。ピンクの悲鳴がスゲェ。上に同じく[[佐藤健太|レッドの人]]が主題歌を担当。[[篠原涼子]]のゲスト出演あり。玩具の売り上げに定評。第1話では過去の歴代戦隊が登場したが、諸事情でゴレンジャー&ジャッカーの面々は出演できなかった。後半で時間枠が金曜の夕方枠に移動。
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=== 1990年代 ===
+
[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』を例にとると、各メンバーはそれぞれ以下の役割を分担すると設定されている。
;[[地球戦隊ファイブマン]](1990年([[平成]]2年)3月2日 - 1991年(平成3年)2月8日)
+
* 赤…リーダー格の熱血漢
:(主題:[[格闘技]]&[[教育]])(色:{{color|red|■}}{{color|blue|■}}{{color|black|■}}{{color|deeppink|■}}{{color|yellow|■}})(敵:銀帝軍ゾーン)
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* 青…クールなライバル
:初の兄弟戦隊。かつ全員教師という異色の設定。「九州だョン」で最低視聴率(1.8%)を更新。「九州だョン」て緊張感のないひどいタイトルだな。[[水野美紀]]がゲストで出演経験あり。[[中川翔子|しょこたん]]も実は子役でゲスト出演していた。大型ロボの玩具が高額すぎて売れなかったことでも有名。
+
* 黄…力持ち
;[[鳥人戦隊ジェットマン|<del>超人</del>鳥人戦隊ジェットマン]](1991年(平成3年)2月15日 - 1992年(平成4年)2月14日)
+
* 桃…女性(紅一点)
:(主題:[[鳥類]])(色:{{color|red|■}}{{color|black|□}}{{color|yellow|■}}{{color|blue|■}}{{color|black|■}})(敵:次元戦団バイラム)
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* 緑…少年(最年少)
:男性メンバーの下半身がビキニパンツww前作が大コケし、シリーズ打ち切りの危機に直面した東映は、ケツ持ちとしてメイン脚本をあの[[井上敏樹|893]]に依頼、結果戦隊の枠で「[[東京ラブストーリー]]」か、はたまた「[[もう誰も愛さない]]」かと見紛うばかりのトレンディドラマをやらかすという大革命が勃発。天堂竜アイラブユー。ブラックコンドルこと結城凱が親世代からの支持を受けていた。あと駆け落ちシーンとか関連CDの人気ぶりは異常。小説版は子供には刺激が強すぎる。最終回はもはや伝説。コロンなどの非人間キャラを別とした場合、初の女性長官も登場。
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『ゴレンジャー』がこのパターンで大成功を収めたため、後続の作品にも受け継がれることとなった。しかし「ライバル」とはいっても協調性のあるサブリーダーであったり、「力持ち」の場合も『精神力の強さ』や『力強いイメージ』であって必ずしも怪力の持ち主ではなかったりすることも多い。女性メンバーが二人の場合でも「少年」→「直観力に秀でた陽気な女性」、「女性」→「可憐で頭脳明晰な女性」と読み替えたりと、若干のバリエーションを交えながら、長らく戦隊メンバーにおけるこの五類型は有効であった。作品数が増えパターン破りの試みがなされることが多くなるに従い、当てはめるのが難しい作品も増えてはいる。しかしそれでも戦隊を構成する各メンバーが、それぞれ自分に与えられた役割分担をこなすことによってチームワークが維持されるという構図自体は、変わらず続いている。
;[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]](1992年(平成4年)2月21日 - 1993年(平成5年)2月12日)
+
:(英題: Mighty Morphin' Power Rangers(1993年 - 1995年))
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:(主題:[[恐竜]])(色:{{color|red|■}}{{color|black|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|deeppink|■}}{{color|limegreen|■}})(敵:バンドーラ一味)
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:革命の後には反動が起きるもので、前作からこれまた一転ファンタジー色の強い戦隊となった。しかし、革命の余波で東映のエライ人たちも開き直ったのか、6人目の追加戦士、メンバー各自に割り当てられた喋って踊れる意思を持った守護獣(どっからどうみても巨大ロボだが、彼らは神なのである)の登場、生真面目過ぎる暑苦しさを排除した日常に笑いのあるユルい感じの敵組織などなど、後年のシリーズの定番となる新機軸が多数初投入され、前作とともに今ではスーパー戦隊中興の祖と呼ばれるターニングポイントのシリーズとなった。「恐竜戦隊」なのに翼竜や哺乳類や架空生物が混ざっている理由は{{お察しください}}。ドラゴンレンジャーは[[和泉史郎|チェンジペガサスと同じ人物]]。ヒーローよりもバンドーラ様の人気のほうが高かった。レッドがブラコン。なぜか主題歌がレッドターボ。イエローは俺の嫁。ピンクは若き日の[[千葉麗子|チバレイ]]。殉職敵幹部ゼロという快挙。レッドは後に映画で[[仮面ライダーJ|巨大化ライダー]]に。ここから[[パワーレンジャー|あの海外版]]もスタートした。
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;[[五星戦隊ダイレンジャー]](1993年(平成5年)2月19日 - 1994年(平成6年)2月11日)
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:(主題:[[中国神話]])(色:{{color|red|■}}{{color|limegreen|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|deeppink|■}}{{color|black|□}})(敵:ゴーマ族)
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:アクションのキレがハンパなくすごかった。キバレンジャーは当時小学生という歴代戦隊最年少。カメ型ロボに変身するのが[[ただのいっこ|イエローオウル]]。[[幼女]]に[[コスプレ]]をさせて部屋に飾る怪人や[[パチンコ]]で負けている人に大当たり中の台を譲ってくれる怪人がいたりする。[[2043年]]~[[2044年|44年]]ごろには『'''五星戦隊ダイレンジャーⅡ'''』が制作される予定である。[[土屋圭輔|キリンレンジャー]]の双子の[[土屋大輔|兄]]は放送終了の翌年に[[金井シゲル|後のメガシルバー]]とヒロインと3人で[[重甲ビーファイター|昆虫メタルヒーロー]]に。
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;[[忍者戦隊カクレンジャー]](1994年(平成6年)2月18日 - 1995年(平成7年)2月24日)
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:(英題: Mighty Morphin Alien Rangers(1996年))
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:(主題:[[忍者]])(色:{{color|red|■}}{{color|black|□}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|black|■}})(敵:妖怪軍団)
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:[[小川輝晃|後の名アクション俳優]]と、[[ウルトラマンパワード|ハリウッド版ウルトラマン]]もほぼ同時期に演じていた[[ケイン・コスギ]]が出演してた。[[広瀬仁美|ニンジャホワイト]]は前年に[[有言実行三姉妹シュシュトリアン|東映不思議コメディーの作品]]に出演し、共演してた二人の姉役がゲスト出演。[[土田大|ニンジャブルー]]の人は声優として活躍。前半に出た講釈師は、[[バンダイ]]の物言いにより[[黒歴史]]と化した。戦闘シーンにアメコミ風の字幕が表示される。本作以降、一部の戦隊において、6人目の代わりに素顔のない番外戦士枠が登場する
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;[[超力戦隊オーレンジャー]](1995年(平成7年)3月3日 - 1996年(平成8年)2月23日)
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:(英題: Power Rangers Zeo(1996年))
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:(主題:[[幾何学]])(色:{{color|red|■}}{{color|limegreen|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|deeppink|■}}{{color|black|■}})(敵:マシン帝国バラノイア)
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:ミリタリー系の戦隊は2013年現在この作品が最後である。[[さとう珠緒]]と[[合田雅吏|水戸黄門の格さん]]が出演してた。あと敵組織は[[関智一|新]][[肝付兼太|旧]][[骨川スネ夫|スネ夫]]が夢の競演。巨大ロボを次々出すも、視聴率が伸びんで、ジェットマンからの黄金期が途絶える。無駄に熱い主題歌を歌うのは、[[速水けんたろう|だんごのお兄さん]]。[[仮面ライダーV3|アオレンジャー&ビッグワンだった日本一のヒーロー俳優]]が参謀長役。この作品から前年度の戦隊と共演するVシネマシリーズがスタートする。
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;[[激走戦隊カーレンジャー]](1996年(平成8年)3月1日 - 1997年(平成9年)2月7日)
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:(英題: Power Rangers Turbo(1997年))
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:(主題:[[自動車]])(色:{{color|red|■}}{{color|limegreen|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|deeppink|■}}{{color|black|□}})(敵:宇宙暴走族ボーゾック)
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:敵組織と協力してラスボスを倒す燃える展開がある。友情・勝利な話。だけどコメディ路線。意外にもラジエッタと敵側パロディ戦隊のゾクレンジャーが登場した25話で戦隊史上最低視聴率'''1.4%'''を記録してしまう。ただし、アンサイクロペディアを見てるような人間にとっては楽しめるお話。レッドの月給は19万3千円。[[佐橋俊彦|佐橋さん]]の劇伴には定評あり。脚本はコメディ特撮に欠かせない[[浦沢義雄|あの人]]。芋ようかんを食べながらご鑑賞ください。
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;[[電磁戦隊メガレンジャー]](1997年(平成9年)2月14日 - 1998年(平成10年)2月15日)
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:(英題: Power Rangers in Space(1998年))
+
:(主題:[[電子工学]])(色:{{color|red|■}}{{color|black|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|deeppink|■}}{{color|silver|■}})(敵:邪電王国ネジレジア)
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:2度目の高校生戦隊であり、かつ現在のニチアサ枠で放送されている最初の戦隊。メガレンジャークランクアップ後、声優に転身した[[松風雅也]]は[[DEATH NOTE|世に蔓延る悪を削除するキラ]]であり、歴代[[メディアワークス|電撃大賞]]男性パーソナリティーにもなった人でもある。ちなみにこの時、[[江原淳史|メガブラックだった人]]はすでにバイクレーサーを目指していた。あと[[斉藤暁|湾岸署の人]]も博士役で出演してた。[[AKB48|某アイドルグループ]][[大島優子|のメンバー]]が子役でゲスト出演していた。主題歌を歌ってる[[風雅なおと]]氏は[[VOCALOID]]の[[KAITO]]の声も担当している。最終三話は[[無敵超人ザンボット3|某ロボアニメ]]ばりに戦隊史上屈指の[[鬱展開]]作品。
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;[[星獣戦隊ギンガマン]](1998年(平成10年)2月22日 - 1999年(平成11年)2月14日)
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:(英題: Power Rangers Lost Galaxy(1999年))
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:(主題:[[動物]])(色:{{color|red|■}}{{color|limegreen|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|deeppink|■}}{{color|black|■}})(敵:宇宙海賊バルバン)
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:[[照英]]・TRICKの[[前原一輝|金髪の刑事]]が出演してた。[[小川輝晃|ニンジャレッドの人]]も黒騎士役として出演してた。ナレーターが[[若本規夫|アナゴさん]]。主題歌は[[子門真人|たい焼きの歌を歌ったあの人]]が別名義で歌う、昭和風の名曲。ちなみに、[[藤林聖子|藤林さん]]が最初に作詞した特撮のOP曲でもある。
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;[[救急戦隊ゴーゴーファイブ]](1999年(平成11年)2月21日 - 2000年(平成12年)2月6日)
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:(英題: Power Rangers Lightspeed Rescue(2000年))
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:(主題:緊急サービス)(色:{{color|red|■}}{{color|limegreen|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|deeppink|■}})(敵:災魔一族)
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:2度目の兄妹戦隊で、ヒーロー側のみならず、敵側も兄妹である。まるで戦隊版レスキューポリス。戦隊名のとおり、追加戦士もしくは番外戦士が出ないまま、久々に最後まで初期メンバーのみで戦った戦隊。[[宮村優子|みやむー]]はいらない人。←本当は[[ボイスラッガー]]に出るはずだったが所属事務所の関係でこちらへの出演になったらしい。でも[[マイク真木|マイクさん]]はいる人かもしれない。[[真木蔵人|息子]]がゲスト出演し、親子共演も話題となった。[[石原慎一|石原さん]]が歌う主題歌はかなりの名曲。音楽担当は[[渡辺宙明|初期戦隊の音楽を担当した特撮音楽界の巨匠]]の[[渡辺俊幸|息子さん]]。待ってろよ、'''生きてろよ!'''
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=== 2000年代 ===
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上記以外の類型として、「笑い・道化」がある。仮に戦隊が実在する組織ならば、未知の侵略者との戦いで自身や仲間が戦死するかも知れないといった「極限状況」に常時さらされていることになり、自ずとその雰囲気も暗くなりがちなはずである。そこにメンバーへの和みや子供番組として本来必要な面白さをも兼ね備える『一服の清涼剤』として、「笑い・道化」の存在は意外と重要なものになっており、大抵の場合は「力持ち」か「少年」タイプの戦士に付随して存在する。但し、複雑・深刻な人間ドラマが描かれる作品では省かれることも多い。また、最近ではこの類型がリーダーに当てはめられるケースも見られ、「主役の中の主役」たるリーダーが、より親しみやすい存在となっている。
;[[未来戦隊タイムレンジャー]](2000年([[平成]]12年)2月13日 - 2001年(平成13年)2月11日)
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:(英題: Power Rangers Time Force(2001年))
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:(主題:[[タイムトラベル]])(色:{{color|red|■}}{{color|deeppink|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|limegreen|■}}{{color|maroon|■}})(敵:ロンダーズファミリー)
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:<del>[[小林靖子|メインを務めた脚本家]]の趣味と偏見と独断と暴走の結果、</del>題材が題材なだけにお話は難解だが、[[中川翔子|しょこたん]]がやたら神神言ってる作品。[[永井大]]が出演してたが、[[なかったこと|事務所の意向で勝手に経歴から削除されている]](ちなみに、永井と[[竹田道弘|竹田監督]]は今も親交がある模様。)。[[勝村美香|ピンクの人]]は[[友井雄亮|仮面ライダーギルス]]の奥さんに(後に離婚したが)。最初で最後の女性ボーカルによるOPに代表されるように、[[亀山耕一郎]]作曲の今までの戦隊シリーズの音楽とは違う異色サウンドが特徴。それにより、OPに歌詞テロップが付くこととなったが、これ5才児に歌えるんか?最終回での後任の戦隊との「引継ぎ」は実はこの作品が最初である。
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;[[百獣戦隊ガオレンジャー]](2001年(平成13年)2月18日 - 2002年(平成14年)2月10日)
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:(英題: Power Rangers Wild Force(2002年))(韓国題: 파워레인저 정글포스(Power Rangers Jungle Force)(2010年))
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:(主題:[[動物]])(色:{{color|red|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|black|■}}{{color|black|□}}{{color|silver|■}})(敵:鬼族オルグ)
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:25作記念作品。ここより5年おきに記念作を作ることになる。[[金子昇]]・[[玉山鉄二]]が出演してた。[[酒井一圭|ブラックの人]]が生粋の[[2ちゃんねらー]]&[[あばれはっちゃく]]というのは一部で有名。ナレーターが[[フグ田マスオ|マスオさん]]。久々に劇場版も公開されたり、Vシネマでも過去戦士が数名登場したり、ニッポン放送の番組で特集が組まれたりと、テレビ以外でも注目度が高かったことで有名。
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;[[忍風戦隊ハリケンジャー]](2002年(平成14年)2月17日 - 2003年(平成15年)2月9日)
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:(英題: Power Rangers Ninja Storm(2003年))
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:(主題:動物&[[忍者]])(色:{{color|red|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|maroon|■}}{{color|navy|■}}{{color|limegreen|■}})(敵:宇宙忍群ジャカンジャ)
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:2度目の忍者モチーフでライブマン以来3度目の3人スタート戦隊。[[塩谷瞬|二股騒動を起こした俳優]]・[[姜暢雄|イケパラで強烈なインパクトを残した俳優]]が出演してた。ついでに今は女優業と歌手業をやっている[[長澤奈央|特撮ヒロイン女王候補]]も出演。てかなんで戦隊の司令が[[高田聖子|関西弁のオバハン技術士]]?敵幹部の一人が[[山本梓|あずあず]]。第1話でお札にされたその他大勢の方々については最終回で見事にスルーされた。6人目の戦士であるシュリケンジャーは歴代戦隊OBに変装できることでも有名。放送終了10年後の2013年夏にVシネマが発売される。
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;[[爆竜戦隊アバレンジャー]](2003年(平成15年)2月16日 - 2004年(平成16年)2月8日)
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:(英題: Power Rangers Dino Thunder(2004年))(韓国題: 파워레인저 다이노썬더(Power Rangers Dino Thunder)(2004年))
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:(主題:[[恐竜]])(色:{{color|red|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|black|■}}{{color|black|□}}{{color|deeppink|■}})(敵:侵略の園エヴォリアン)
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:2度目の恐竜モチーフ。戦隊唯一ベッドシーンあり。EDはカクレンジャー以来となる戦闘員によるダンス。[[西興一朗|レッドの人]]の月給は6000円だとか。[[釣りバカ日誌]]との共演あり。作品評価は低めだが[[羽田健太郎|ハネケンさん]]による音楽の評価は高い。幼女要素あり。劇場版に[[小向美奈子]]が出演していた。カレー屋のはずが最終回ではなぜか鍋パーティ。主役ロボと2号ロボの合体やレンジャーおなじみの最強合体が合計3回しか登場しなかったり、白い人が([[田中幸太朗|中の人]]の都合でもあるが)ほぼ最後まで敵だったり、最終回直前で死んでしまうといったファン泣かせなことをした。
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;[[特捜戦隊デカレンジャー]](2004年(平成16年)2月15日 - 2005年(平成17年)2月6日)
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:(英題: Power Rangers S.P.D(2005年))(韓国題: 파워레인저 S.P.D(Power Rangers S.P.D)(2005年))
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:(主題:[[警察]])(色:{{color|red|■}}{{color|blue|■}}{{color|limegreen|■}}{{color|yellow|■}}{{color|deeppink|■}}{{color|black|□}}{{color|black|■}}{{color|orange|■}}{{color|gold|■}}{{color|silver|■}})(敵:宇宙犯罪者アリエナイザー)
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:久々の紅二点戦隊。バンダイの社員曰く「アキバのヲタ向け」。[[塚田英明|塚田P]]を勘違いさせた罪深い作品。戦隊ヒーローを差し置いて青い犬が人気。イエローとピンクの[[百合|百合ん百合ん]]な関係や、ピンクの入浴シーンが話題を集めた。[[アンサイクロペディアン]]には不評。[[木下あゆ美|イエローの人]]は歴代屈指の美人で後に[[怨み屋本舗|人の怨みを晴らす美悪女]]。[[菊地美香|ピンクの人]]は後に[[岸祐二|レッドレーサー]]の奥さんになるも2011年暮れに離婚。EDの歌手にはあの伝説の[[ささきいさお|アニソン大王]]が戦隊復帰。
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;[[魔法戦隊マジレンジャー]](2005年(平成17年)2月13日 - 2006年(平成18年)2月12日)
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:(英題: Power Rangers Mystic Force(2006年))(韓国題: 파워레인저 매직포스(Power Rangers Magic Force)(2006年))
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:(主題:[[魔術]])(色:{{color|red|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|limegreen|■}}{{color|deeppink|■}}{{color|black|□}}{{color|gold|■}}{{color|maroon|■}})(敵:地底冥府インフェルシア)
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:3度目の兄弟戦隊、かと思いきや追加戦士が婿養子になった上、両親まで加わって最終的には家族戦隊化。[[黄色の腰]]で有名。最終回の前の回で流れたマジレッドの曲は'''いろんな意味'''で人気。作曲はかつてライダーシリーズを担当した[[菊池俊輔|あの人]]。男イエロー&女ブルーは現在これが最後。[[曽我町子|ヘドリアン女王&魔女バンドーラだった人]]が戦隊ヒーローにおける最初で最後の善玉役。
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;[[轟轟戦隊ボウケンジャー]](2006年(平成18年)2月19日 - 2007年(平成19年)2月11日)
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:(英題: Power Rangers Operation Overdrive(2007年))(韓国題: 파워레인저 트레저포스(Power Rangers Treasure Force)(2007年))
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:(主題:[[宝探し]]&[[自動車]])(色:{{color|red|■}}{{color|black|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|deeppink|■}}{{color|silver|■}})(敵:ネガティブシンジケート(ゴードム文明、ジャリュウ一族、ダークシャドウ、クエスター))
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:30作記念作品。久々にリーダーレッドが復活し、巨大ロボで小さい敵を粉砕したり、開運モードになったり、名乗り後の爆発がスーツに燃え移ったりと大活躍した。「[[ライフ|おめぇの席ねぇから!]]」[[末永遥|でお馴染みの人]]がピンク。俺様と言えば高丘映士かゾロリ先生。EDを担当したのは[[SIAM SHADE]]。追い風記録とはいえ、12体合体ロボが実現した。この作品のVシネマに謎の戦士・アカレッドが登場。4年後に彼の秘密が明かされることとなる。EDと予告の間に歴代戦隊の紹介コーナーがあったが、大人の事情でDVDに収録されなかった。追加戦士であるボウケンシルバーの名乗りが「長生き冒険者」にしか聞こえない人多数。のちにそのシルバーはハゲとなった。
+
;[[獣拳戦隊ゲキレンジャー|<del>銃剣</del>獣拳戦隊ゲキレンジャー]](2007年(平成19年)2月18日 - 2008年(平成20年)2月10日)
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:(英題: Power Rangers Jungle Fury(2008年))(韓国題: 파워레인저 와일드스피릿(Power Rangers Wild Spirits)(2008年))
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:(主題:動物&[[格闘技]])(色:{{color|red|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|blueviolet|■}}{{color|black|□}})(敵:臨獣拳アクガタ)
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:2度目の拳法モチーフ。[[水木一郎|アニソン界のアニキ]]が念願のEDを歌ったものの、2ちゃん評価が著しく低い作品。視聴率・玩具の売上ともに過去最悪。初の紫色の戦士が登場。まいったぜ。前作が記念作品だったから、その反動でダメになったのかも。しかしゴーカイジャーの玩具パッケージでは登場回が玩具がらみではないにもかかわらず、前作をさしおいて代表戦隊に登場するという意味不明ぶり。序盤は「'''獣拳戦隊リンレンジャー'''にすべき」という意見が多かったが中盤以降は[[大葉健二|ギャバンの人]]を登場させるなどテコ入れしたけど視聴率は下がる一方、最終的にラスボスがビリヤードの玉にされるという結末を迎える。
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;[[炎神戦隊ゴーオンジャー|<del>猿人</del>炎神戦隊ゴーオンジャー]](2008年(平成20年)2月17日 - 2009年(平成21年)2月8日)
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:(英題: Power Rangers RPM(2009年))(韓国題: 파워레인저 엔진포스(Power Rangers Engine Force)(2009年))
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:(主題:動物&自動車)(色:{{color|red|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|limegreen|■}}{{color|black|■}}{{color|gold|■}}{{color|silver|■}})(敵:蛮機族ガイアーク)
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:[[塚田英明|塚田P]]が前作の失態により降ろされ、[[日笠淳|日笠P]]が復帰した作品。前作の玩具売り上げ不振の反省から、今作より作品独自のコレクターアイテムをリリースした。ちなみに、配色はライブマンと同じ[[オリンピック]]カラー。[[逢沢りな|ゴーオンイエロー]]がかわいすぎることと、[[及川奈央]]のポロリもあるけど、最も重要なのは[[石原軍平|ゴーオンブラック]]が'''かっこよすぎる'''こと!また、男女の兄妹という設定で、初めて女性の追加メンバーが登場したり、Vシネマも劇場公開されたりしたが、[[秋葉原連続通り魔事件|某事件]]の影響を受けて武器の名前が変更されたり、サポートロボの玩具で子供が指をはさむ事故が起こったりと問題点も多数輩出した。
+
;[[侍戦隊シンケンジャー]](2009年(平成21年)2月15日 - 2010年(平成22年)2月7日)
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:(英題: Power Rangers Samurai(2011年 - 2012年))
+
:(主題:動物&[[侍]])(色:{{color|red|■}}{{color|blue|■}}{{color|deeppink|■}}{{color|limegreen|■}}{{color|yellow|■}}{{color|gold|■}})(敵:外道衆)
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:某漫画家が考案した「'''侍戦隊ブシレンジャー'''」がついに東映で実写化!あっちの世界では色気やコメディ要素を付加して万人受けを狙っている作品だったそうなので、本編もわりとそれにあやかった。初のライダー×戦隊のコラボ企画として、[[仮面ライダーディケイド|ディケイド]]との共演あり。実は本物のレッドが女だったという衝撃の展開でも有名。家老役は[[伊吹吾郎|あの2代目格さん]]。鑑賞の際は[[寿司]]を食べながらどうぞ。
+
  
=== 2010年代 ===
+
どの色がどの役目と結びつくかは、『ゴレンジャー』のパターンを踏襲することが多いが、他の役目と結びつくこともある。『[[大戦隊ゴーグルファイブ]]』以降「黒」が戦士の色として台頭してきた際には「ライバル」と結びつくことが多く、以降「黒」は「ライバル」のイメージが強まった。その際には「緑」がいなくなり、「青」が「力持ち」または「少年」にスライドさせられる。元祖「ライバル」であるアオレンジャー/新命明は二枚目で尚且つ頭脳明晰であることから、後の作品でも「ライバル」はこのように描写された作品は多い。「少年」は無邪気で明るく、長官やリーダーに対し、やや粗相を見せるキャラクターとして描写される。また、年齢的な面から少年扱いをされる場合もあるが、「少年」といっても『若者らしい純粋さを持ち合わせている戦士』で必ずしも最年少とは限らず、更に上記のように女性戦士に当てられる場合もある。
;[[天装戦隊ゴセイジャー|<del>転送</del>天装戦隊ゴセイジャー]](2010年([[平成]]22年)2月14日 - 2011年(平成23年)2月6日)
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:(韓国題: 파워레인저 미라클포스(Power Rangers Miracle Force)(2011年))(英題: Power Rangers Megaforce(2013年))
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:(主題:[[動物]]&[[天使]]&[[トレーディングカード]])(色:{{color|red|■}}{{color|deeppink|■}}{{color|black|■}}{{color|yellow|■}}{{color|blue|■}}{{color|limegreen|■}}{{color|silver|■}})(敵:悪しき魂(宇宙虐滅軍団ウォースター、地球犠獄集団「幽魔獣」、機械禦鏖帝国マトリンティス、地球救星計画))
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:シリーズ初の[[天使]]がモチーフ。[[仮面ライダーディケイド|世界の破壊者]]にならってデータカードダスと連動。ゴセイピンクは[[ヘキサゴン|某お台場のクイズ番組]]で[[さとう里香|おなじみだった人]]。[[にわみきほ|イエロー]]は放送終了から2年後、[[ZIP!|日テレの朝の番組]]のお天気お姉さんにまさかの昇格。久々にヒロインの水着シーンが復活。途中でシリーズ初の敵幹部の[[政権交代]]が発生したが、真の主役は姿を変えて転職を重ねまくった'''敵幹部の1人'''という展開。ニンジャマンやシグナルマンらの番外戦士を別とした場合、人間の姿を持たない6人目の戦士も初登場。博士役は[[髭男爵]]の山田ルイ53世。なおこの作品よりTVに先行して1月公開のVSシリーズの映画での顔見せ興行が行われることになる。
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;[[海賊戦隊ゴーカイジャー]](2011年(平成23年)2月13日 - 2012年(平成24年)2月19日)
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:(韓国題: 파워레인저 캡틴포스(Power Rangers Captain Force)(2012年))(英題: Power Rangers Super Megaforce(2014年))
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:(主題:[[海賊]])(色:{{color|red|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|limegreen|■}}{{color|deeppink|■}}{{color|silver|■}})(敵:宇宙帝国ザンギャック)
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:[[海賊]]がモチーフの35作品目となる記念作品。「海賊」だけに[[ONE PIECE|他局で放送されている日曜アニメ]]のパクりかと思われていたが。あと、[[田村ゆかり|ゆかりん]]や[[井上喜久子|17歳教教祖]]にとっては特撮デビュー作であることもファンの間では有名。歴代戦隊に[[仮面ライダーディケイド|カメンライド]]することができるレンジャーキーが変身道具。海賊版ってそういう…。その歴代戦隊で性転換してたり、色変えしたりしてる戦士がいる理由は{{お察しください}}。変身とはいえ、初の男ピンク、女ブラック、女グリーン登場という快挙(暴挙?)を達成。これまでの戦隊キャラが34作品から最低でも1人はゲスト出演するばかりか、劇場版シリーズでは[[宇宙刑事ギャバン]]や[[仮面ライダーシリーズ|オールライダー]]と共演するというサプライズも旺盛だったが、アトラクションズの事故の影響でヒーローショーの開催が延期したり、[[東日本大震災|例の大震災]]の影響で放映が1週遅れたりとトラブルにも見舞われた。おもちゃ売上は2000年以降最高売上だったゴーオンを上回り、130億円となった。まあ、次回作で一気に落とされるのだが…。
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;[[特命戦隊ゴーバスターズ]](2012年(平成24年)2月26日 - 2013年(平成25年)2月10日)
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:(韓国題: 파워레인저 고버스터즈(Power Rangers Go-Busters)(2013年))
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:(主題:動物&[[自動車]])(色:{{color|red|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|gold|■}}{{color|silver|■}})(敵:ヴァグラス)
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:戦隊はメガレン以来となる[[武部直美|武部P]]と[[小林靖子|靖子にゃん]]の[[仮面ライダーオーズ/OOO|オーズ]]コンビが作る、ゴーゴーファイブ以来久々に「-ジャー」や「-マン」が入らない戦隊。初期メンバーはゲキレン以来の3人組で、意外にも戦隊初出演となる[[藤原啓治|野原ひろし]]や、玩具CMナレーターとしておなじみの[[玄田哲章|アクション仮面]]、[[鈴木達央|アメリカ版仮面ライダー龍騎]]が等身大パートナーロボ、バディロイドの声優として出演。7年連続女イエローという快挙を達成。追加戦士が[[松本寛也|マヂイエドー]]で、さらにその[[中村悠一|ミスター・ブシドー兼早乙女アルト]]ボイスのバディロイドが戦士に変身するという衝撃の新展開も(変身前のほうが強そうだなんてのはやめておきましょう)。レッドの姉ちゃんが[[吉木りさ|人気グラドルのりっちゃん]]。ゴーオンジャー以来顔出しの女性敵幹部が復活し、その女幹部は実写ドラマ版[[キューティーハニー]]に登場した[[水崎綾女|青いキューティーハニー]]。・・・とこれだけ顔ぶれ豊かな女性陣を有しながら、誰ひとり、ほんのワンカットすら水着回無しという言語道断な作品。そして、[[謎の新ユニットSTA☆MEN|リュウタロスらが在籍している声優ユニット]]に久々のダンスEDを歌わせたり、最強ロボとパワーアップアイテムの音声に[[水木一郎|アニソン界のアニキ]]を起用したり、前作に続くギャバンとの共演なども話題となったが、結果は歴代最低の平均視聴率を記録してしまい、作品独自のコレクターアイテムが廃止されたことで、玩具の売り上げも前作を大幅に下回り、'''5年前の悪夢再来となった・・・。'''パラレルワールドの動物戦隊の方が面白かったという声多数。
+
;[[獣電戦隊キョウリュウジャー|<del>充電</del>獣電戦隊キョウリュウジャー]](2013年(平成25年)2月17日 - 2014年(平成26年)2月9日)
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:(韓国題: 파워레인저 쥬라기포스(Power Rangers Jurassic Force)(2014年))(英題: Power Rangers Dino Charge(2015年 - 2016年))
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:(主題:[[恐竜]])(色:{{color|red|■}}{{color|black|■}}{{color|blue|■}}{{color|limegreen|■}}{{color|deeppink|■}}{{color|gold|■}}{{color|cyan|■}}{{color|gray|■}}{{color|blueviolet|■}}{{color|silver|■}}{{color|navy|■}})(敵:デーボス軍)
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:3度目の恐竜モチーフ。あまりにも捻りのないタイトルにどっかのご当地ヒーローかと思ったら、本当に公式のタイトルだったので、全国各地で戦々恐々話題沸騰中。[[戸松遥|ハルカス]]にとっては戦隊デビュー作で、声のみならず顔出しでも出演。初期メンバーがゴーオンジャー以来5人組ヒロイン1名体制で、チェンジマン以来イエローのいない戦隊。ピンクが紅一点となるのは意外にもタイムレンジャー以来である。ステップを踏みながらの変身は要注目。ナレーターおよびアイテム音声はあの[[北斗の拳|某世紀末救世主の格闘アニメ]]のナレーションでおなじみの[[千葉繁|あの人]]で、顔出しどころかまさかの変身回まで用意される優遇ぶり。前作に引き続き、劇場版ではオールライダー&[[メタルヒーロー]]との共演も話題。水色だの灰色だの今までにない色の戦士(死んじゃってるけどね)が出た。'''あのレジェンド戦士の方々が意外な部分で登場'''するのも見どころ。途中交代とはいえ、史上最多戦隊を更新。やはり、前作はコケてた原因か、靖子厨の人柱になる運命の新戦隊の可能性大。'''今期要注目!ガブリンチョ!!'''
+
;[[烈車戦隊トッキュウジャー]](2014年(平成26年)2月16日 - 2015年(平成27年)2月8日)
+
:(韓国題: 파워레인저 트레인포스(Power Rangers Train Force)(2015年))(英題: Power Rangers Train Guards(2017年))
+
:(主題:[[機関車]])(色:{{color|red|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|limegreen|■}}{{color|deeppink|■}}{{color|orange|■}})(敵:闇の王室シャドーライン)
+
:初の[[電車]]モチーフ。前作に引き続き、またしてもどっかのご当地ヒーローかと思うような捻りのないタイトル。[[仮面ライダー電王|某電車ライダー]]にあやかったのかどうかは知らないが、[[小林靖子|靖子にゃん]]が2年ぶりにメイン脚本を担当する。ナレーター及びアイテム音声が[[山口勝平|犬夜叉]]。意外な声優も戦隊デビューし、サポーターロボが[[堀江由衣|ほっちゃん]]。敵幹部に[[福山潤|ルルーシュ]]や[[久川綾|セーラーマーキュリー]]が出演。ゴレンジャーのゲスト出演以来の[[関根勤|ラビット関根]]が車掌役。
+
;[[手裏剣戦隊ニンニンジャー]](2015年(平成27年)2月15日 - )
+
:(主題:[[手裏剣]])(色:{{color|red|■}}{{color|blue|■}}{{color|yellow|■}}{{color|black|□}}{{color|deeppink|■}})(敵:???)
+
:前代未聞の[[手裏剣]]モチーフの戦隊。『マジレンジャー』以来の男性イエローと『カクレンジャー』以来の女性ホワイトが復活した。これからの情報が入り次第期待の可能性大。
+
  
== ニチアサキッズタイム以外のスーパー戦隊 ==
+
特別な地位を占めるのは「赤」である。この色だけは、メイン主人公としてすべての戦隊で常に中心メンバーの役割を負う。「リーダー」でない「赤」も存在するが、それはリーダーシップを発揮して他のメンバーを束ねて引っ張る代わりに、1人で勝手に突き進んでそれに他のメンバーがついて行き結果的に他のメンバーを引っ張ることになるという、結局はメンバーの中で最も中心的役割を果たすことになる。正式に「リーダーでない」と明言された「赤」が登場するのは『[[忍者戦隊カクレンジャー]]』であるが、リーダーシップに欠ける切り込み隊長型「赤」は80年代後半あたりからすでに散見される。東映によると「赤」が中心の色として選ばれたのは、「ゴレンジャー」の企画時に子どもたちに「好きな色」をアンケート調査した結果、「赤」がダントツで1位だったためだという。なお、2007年現在まで「赤」と「青」だけは一度も欠けたことがない。
[[Image:ローゼン戦隊.jpg|thumb|そうそう。これが・・・えっ?]]
+
 
*[[科学忍者隊ガッチャマン]] - ジェットマンの元ネタ。タイトルに「ガッチャ」とついてるがゴセイジャーのテンソウダーとの関係は不明。
+
なお、「黄」といえばゴレンジャーにおけるキレンジャー/大岩大太(および熊野大五郎)を典型とする「デブ」「怪力の持ち主」「大飯食らい」というイメージを持つ人は多いが、そのようなイエローは実は歴代戦隊のなかでもたった6人(『ゴレンジャー』の2人以外では、『[[太陽戦隊サンバルカン]]』のバルパンサー/豹朝夫、『[[大戦隊ゴーグルファイブ]]』のゴーグルイエロー/黄島太、『[[科学戦隊ダイナマン]]』のダイナイエロー/南郷耕作、『[[鳥人戦隊ジェットマン]]』のイエローオウル/大石雷太のみ。2007年時点。)しかいない。中でもとりわけ、カレーが好物であるイエローは『秘密戦隊ゴレンジャー』の初代キレンジャー/大岩大太と『太陽戦隊サンバルカン』のバルパンサー/豹朝夫だけであるが(2007年時点)、劇中において、単なるカレー好きの範疇を逸脱するほどの大げさな描写がなされていたため、'''「黄色=カレー好き」'''というイメージを定着させてしまった(『[[地球戦隊ファイブマン]]』のファイブイエロー/星川レミ役の[[早瀬恵子]]もその印象が強いため当初難色を示したという)。『[[百獣戦隊ガオレンジャー]]』や『[[魔法戦隊マジレンジャー]]』ではライバルキャラとしてのイエローが存在し、女性メンバーが2人いる『[[超電子バイオマン]]』、『[[超新星フラッシュマン]]』や、『[[爆竜戦隊アバレンジャー]]』以降の当初3人編成の戦隊(「[[獣拳戦隊ゲキレンジャー]]」が該当。)ではヒロインの色として当てられることも多い、『[[五星戦隊ダイレンジャー]]』では「ですます調のシティボーイ」など、多彩なキャラクターを内包しているのは戦隊シリーズに関する「意外な豆知識」の筆頭と言えるであろう。
*[[|素元波戦隊ユレルンジャー]]
+
 
*[[洗脳戦隊マックレンジャー]]
+
その他、近年東映では、ヒーローを演じる役者が[[双子]]の場合、レギュラーで出演していない方を敵方として競演もしくは一話完結の形で登場させる傾向がある<ref>有名なのは土屋兄弟による[[五星戦隊ダイレンジャー|ダイレンジャー]]の知とコピー体、[[重甲ビーファイター|ビーファィター]]のブルービートとブラックビート。</ref>。その場合、双子の色は視聴者の知覚に影響が無い色にされている([[ポケモンショック]]による考慮も含まれていると思われる)。
*[[ババァ戦隊ロウレンジャーZ]]
+
 
*[[県立戦隊アオモレンジャー]] - [[青森県]]で制作。
+
<!--
*[[現代戦隊グレンジャー]] - 韓国で制作。
+
==== 戦隊別 色一覧表 ====
*[[義戦隊ギギレンジャー]]
+
* ○は、当初メンバー(男性)。
*[[大量戦隊オクバルカン]] - 戦隊史上最高の人数を誇る作品。人海戦術で人々を救う、はず。
+
* ◇は、当初メンバー(女性)。
[[Image:一部では公認だった忍者キャプター.jpg|thumb|80年代初期の一部の書籍では実際に戦隊扱いされていた忍者キャプター。]]
+
* ●は、追加メンバー(男性)。
*[[忍者キャプター]] - ゴレンジャー放送中に放送された東映制作の特撮番組。80年代初期の一部の書籍では実際に戦隊扱いされていた時期があったが、いろいろな[[大人の事情]]で現在は黒歴史に。
+
 
*[[忍者キャプたん]] - ↑の元ネタとなった萌えアニメ。主題歌もきちんとあるよ。
+
公式サイト(スーパー戦隊ネット)の記述に準じる。人間の姿を持たないものや、単発登場のみ、劇場版のみ、Vシネマ版のみに登場するものは、除く。
*[[円盤戦争バンキッド]] - [[東宝]]制作の特撮番組。本家と違い、黄色が2人いる。メンバーは主役のペガサス(赤)以外全員子供。
+
{| border="1" cellpadding="2" cellspacing="0"
*[[恐竜戦隊コセイドン]] - [[ウルトラマン]]でおなじみの円谷プロが制作した地味な特撮活劇。[[時空管理局]]も登場(本当)。でも変身ヒーローは1人だけ。
+
!!!戦隊名!!style="background-color: #ff8080;"|赤!!style="background-color: #8080ff;"|青!!style="background-color: #ffff80;"|黄!!style="background-color: #ffc0cb;"|桃!!style="background-color: #80ff80;"|緑!!style="background-color: #A757A8"|紫!!style="background-color: #bfbfbf;"|黒!!style="background-color: #ffffff;"|白!!style="background-color: #e5e5e5;"|銀!!style="background-color: #ffec80;"|金
*[[超星神シリーズ]] - [[東宝]][[コナミ|コンマイ]]制作の戦隊シリーズのライバル作品。
+
 
**[[超星神グランセイザー]]
+
|-
**[[幻星神ジャスティライザー]]
+
|align="right"|1||[[秘密戦隊ゴレンジャー]]||○||○||○||◇||○||||||||||
**[[超星艦隊セイザーX]]
+
|-
*[[アンプリファイドマン]](1978年-1979年/テレ朝と東映により存在をひた隠しにされている作品。Wikipediaにも載っていない。)
+
|align="right"|2||[[ジャッカー電撃隊]]||○||○||||◇||○||||||●||||
<!--*[[超電磁ロボ コン・バトラーV]]
+
|-
*[[超電磁マシーン ボルテスV]]
+
|align="right"|3||[[バトルフィーバーJ]]||○||○||○||◇||||||○||||||
*[[新機動戦記ガンダムW]]-->
+
|-
*[[日本戦隊キョウサンダー]]
+
|align="right"|4||[[電子戦隊デンジマン]]||○||○||○||◇||○||||||||||
*[[バンブーブレード|超剣戦隊ブレードブレイバー]]
+
|-
*[[水爆戦隊カクレンジャー]]
+
|align="right"|5||[[太陽戦隊サンバルカン]]||○||○||○||||||||||||||
*[[勇者指令ダグオン|勇者戦隊ダグレンジャー]](リーダーはドリル番長。)
+
|-
*[[暴暴戦隊ボウゼンラー]](レッドが全裸であり、シルバーが半裸。ボウケンジャーとの関係は不明。)
+
|align="right"|6||[[大戦隊ゴーグルファイブ]]||○||○||○||◇||||||○||||||
*[[卑劣戦隊タイグンジャー]](一人で果敢に立ち向かうカワイソスな敵をあたかも我がままに育った中二病による集団暴行のように[[156]]人の戦士達が暴行を加えるという卑劣な設定。)
+
|-
*[[害虫戦隊ゴキレンジャー]]
+
|align="right"|7||[[科学戦隊ダイナマン]]||○||○||○||◇||||||○||||||
*[[荒昆戦隊アラブンジャー]]
+
|-
*[[最優秀戦隊ニダレンジャー]]
+
|align="right"|8||[[超電子バイオマン]]||○||○||◇||◇||○||||||||||
*[[混合戦隊ミクスチャー]](支持率で働くという政治家みたいな戦隊)
+
|-
*[[世紀末戦隊ゴレンジャイ]]
+
|align="right"|9||[[電撃戦隊チェンジマン]]||○||○||||◇||||||○||◇||||
*[[おジャ魔女どれみ|おジャ魔女戦隊マジョレンジャー]]
+
|-
*[[ルサンチマン|怨念戦隊ルサンチマン]] - 主題歌と挿入歌はチェンジマンの替え歌。
+
|align="right"|10||[[超新星フラッシュマン]]||○||○||◇||◇||○||||||||||
[[Image:愛国戦隊大日本.jpg|200px|thumb|ダイコン・フィルム制作の戦隊ヒーロー『愛国戦隊大日本』。]]
+
|-
*[[愛国戦隊大日本]] - 主題歌と挿入歌はサンバルカンの替え歌。
+
!!!戦隊名!!style="background-color: #ff8080;"|赤!!style="background-color: #8080ff;"|青!!style="background-color: #ffff80;"|黄!!style="background-color: #ffc0cb;"|桃!!style="background-color: #80ff80;"|緑!!style="background-color: #A757A8"|紫!!style="background-color: #bfbfbf;"|黒!!style="background-color: #ffffff;"|白!!style="background-color: #e5e5e5;"|銀!!style="background-color: #ffec80;"|金
*[[共産戦隊ダイロシアン]] - これも、主題歌と挿入歌はサンバルカンの替え歌。いちおう、ダイコン・フィルムの制作リストには入っていたらしい。
+
|-
*[[ガイナックス|ダイコン・フィルム]]
+
|align="right"|11||[[光戦隊マスクマン]]||○||○||◇||◇||||||○||||||
*[トキワ戦隊5レンジャー]
+
|-
*[トキワ戦隊ファイブレンジャー] - ↑のアレンジ版。オープニング主題歌と第4期エンディング主題歌はバトルフィーバーJの替え歌。
+
|align="right"|12||[[超獣戦隊ライブマン]]||○||◇||○||||●||||●||||||
*[[スパイダーマン]](東映版)(等身大ヒーロー+巨大ロボットという組み合わせをやってみせた作品であるため、戦隊シリーズ2.5作目に位置付けられる。)
+
|-
[[Image:Yes!プリキュア5.jpg|200px|thumb|戦隊ヒーローの女の子版『Yes!プリキュア5』。]]
+
|align="right"|13||[[高速戦隊ターボレンジャー]]||○||○||○||◇||||||○||||||
*[[Yes!プリキュア5]] - 女の子版スーパー戦隊を作るとこうなるという例。
+
|-
*[[スマイルプリキュア!]] - 『Yes!プリキュア5』と同様。
+
|align="right"|14||[[地球戦隊ファイブマン]]||○||○||◇||◇||||||○||||||
<!--*[[フレッシュプリキュア!]]
+
|-
*[[ハートキャッチプリキュア!]]
+
|align="right"|15||[[鳥人戦隊ジェットマン]]||○||◇||○||||||||○||◇||||
*[[ドキドキ!プリキュア]]-->
+
|-
*[[男の中の男]]
+
|align="right"|16||[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]||○||○||○||◇||●||||○||||||
*[[893]]
+
|-
*[[日本公進党]]
+
|align="right"|17||[[五星戦隊ダイレンジャー]]||○||○||○||◇||○||||||●||||
*[[又吉イヱス|世界経済共同体党]]
+
|-
*[[広島東洋カープ]]
+
|align="right"|18||[[忍者戦隊カクレンジャー]]||○||○||○||||||||○||◇||||
*[[オリックス・バファローズ|阪急ブレーブス]]
+
|-
*[[大阪近鉄バファローズ]]
+
|align="right"|19||[[超力戦隊オーレンジャー]]||○||○||◇||◇||○||||●||||||
*[[上ヶ原パイレーツ]]
+
|-
*[[まほら戦隊バカレンジャー]]
+
|align="right"|20||[[激走戦隊カーレンジャー]]||○||○||◇||◇||○||||||||||
*[[ストレンヂア]]
+
|-
*[[浦和レッズ]]
+
!!!戦隊名!!style="background-color: #ff8080;"|赤!!style="background-color: #8080ff;"|青!!style="background-color: #ffff80;"|黄!!style="background-color: #ffc0cb;"|桃!!style="background-color: #80ff80;"|緑!!style="background-color: #A757A8"|紫!!style="background-color: #bfbfbf;"|黒!!style="background-color: #ffffff;"|白!!style="background-color: #e5e5e5;"|銀!!style="background-color: #ffec80;"|金
*[[大江戸捜査網]]
+
|-
*[[175R]]
+
|align="right"|21||[[電磁戦隊メガレンジャー]]||○||○||◇||◇||||||○||||●||
*[[156cm]]
+
|-
*[[pabo]]
+
|align="right"|22||[[星獣戦隊ギンガマン]]||○||○||○||◇||○||||●||||||
*[[SOS団]]
+
|-
*[[相撲部屋]]
+
|align="right"|23||[[救急戦隊ゴーゴーファイブ]]||○||○||○||◇||○||||||||||
*[[ハゲの軍団]]
+
|-
*[[マルタ騎士団国]]
+
|align="right"|24||[[未来戦隊タイムレンジャー]]||○●||○||○||◇||○||||||||||
*[[気志團]]
+
|-
*[[Aice5]]
+
|align="right"|25||[[百獣戦隊ガオレンジャー]]||○||○||○||||||||○||◇||●||
*[[数取團]]
+
|-
*[[ボイスラッガー]](放送局・制作会社は違うものの、[[石ノ森章太郎|ゴレンジャー&ジャッカーの原作者]]の遺作である複数ヒーロー作品であるためここに表記。ある話ではかつてのヒーローたちが複数登場したが、大人の事情で変身できなかった。逆に[[水樹奈々|変身しなかった脇役]]が後に変身するようになったケースもある。)
+
|align="right"|26||[[忍風戦隊ハリケンジャー]]||○||◇||○||||||||||||||
*[[美少女戦士セーラームーン]](基本メンバーが5人、実写版が東映の制作なのでここに表記。)
+
|-
*[[超変身コスプレイヤー]]
+
|align="right"| || 電光石火ゴウライジャー||●||●||||||||||||||||
*[[正義戦隊ゼッタイジャー]]
+
|-
*[[非公認戦隊アキバレンジャー]](公式と磐梯の悪ふざけ。なぜか未作成だし。)
+
|align="right"| || 天空忍者シュリケンジャー||||||||||●||||||||||
*[[麒麟戦隊アミノンジャー]](東映・石ノ森プロに許可を取ってる為半公式。リーダーがデブという斬新な戦士。)
+
|-
*[[たこやきマントマン]]
+
|align="right"|27||[[爆竜戦隊アバレンジャー]]||○||○||◇||||||||●||●||||
*[[それいけ!アンパンマン|パン戦士]]
+
|-
*[[電脳警察サイバーコップ]]
+
|align="right"|28||[[特捜戦隊デカレンジャー]]||○||○||◇||◇||○||||||●||||
*[[トミカヒーローシリーズ]]
+
|-
*[[クレヨンしんちゃん|SHIN-MEN]][[春日部市]]で制作)
+
|align="right"|29||[[魔法戦隊マジレンジャー]]||○||◇||○||◇||○||||||||||●
*[[おじゃる丸|子鬼トリオ]](月光町とヘイアンチョウで制作)
+
|-
*[[ティーン・タイタンズ]]
+
|align="right"|30||[[轟轟戦隊ボウケンジャー]]||○||○||◇||◇||||||○||||●||
*[[天体戦士サンレッド|気象戦隊ウェザースリー]](川崎市で制作。現在はレッドのみ活躍中。)
+
|-
*[[サウスパーク|サウパー戦隊ガキレンジャー]]
+
!!!戦隊名!!style="background-color: #ff8080;"|赤!!style="background-color: #8080ff;"|青!!style="background-color: #ffff80;"|黄!!style="background-color: #ffc0cb;"|桃!!style="background-color: #80ff80;"|緑!!style="background-color: #A757A8"|紫!!style="background-color: #bfbfbf;"|黒!!style="background-color: #ffffff;"|白!!style="background-color: #e5e5e5;"|銀!!style="background-color: #ffec80;"|金
*[[立命館大学]]パンサーズ
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|-
*[http://en.wikipedia.org/wiki/Superbabies:_Baby_Geniuses_2 Superbabies: Baby Geniuses 2]([[アメリカ]][[ドイツ]]で制作)
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|align="right"|31||[[獣拳戦隊ゲキレンジャー]]||○||○||◇||||||●||||●||||
*[[Drawn-sex.com|カートゥーンガチムチ戦隊Drawn-sex.comジャー]] - [http://drawn-sex.com/index.html Drawn-sex.com][http://cartoonza.com/index.html?id=&ref=bookmark&tr=73 王国]で制作。主題歌と挿入歌はメガレンジャーの替え歌。
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*[[超ロボット生命体トランスフォーマープライム|変形戦隊トランスレンジャー]] - 戦闘員が出てきたり、正義の味方が5,7人しかいなかったり、武器が合体するからこれも戦隊に含まれる。
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!!!戦隊名!!style="background-color: #ff8080;"|赤!!style="background-color: #8080ff;"|青!!style="background-color: #ffff80;"|黄!!style="background-color: #ffc0cb;"|桃!!style="background-color: #80ff80;"|緑!!style="background-color: #A757A8"|紫!!style="background-color: #bfbfbf;"|黒!!style="background-color: #ffffff;"|白!!style="background-color: #e5e5e5;"|銀!!style="background-color: #ffec80;"|金
*[[バーニー・バンチ|ホモ戦隊バーニーファイブ]] - [http://diaperedanime.com/ おむつ][http://diaperart.teenbabynet.org/ ][http://dbzindiapers.com/ ][http://www.youtube.com/watch?v=-4C_z42Eu7s ドリューランド]で制作。オープニング主題歌とエンディング主題歌はゴーグルファイブの替え歌。カートゥーンレスリング戦隊Drawn-sex.comジャーのライバルである。
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*[[探偵オペラミルキーホームズ]]
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|}
*[[サクラ大戦|帝国華撃団]]
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*[[オービック]][[シーガルズ]](千葉県[[津田沼市]]を拠点にアメリカンフットボールで世界征服を企む悪の秘密結社。既に市長や議会も籠絡し、市民栄誉賞を授与させている。しかし、怪人に相当するキャラはおらず、構成員は出自も生い立ちも性格も単なるやられキャラの下っ端戦闘員並のクォリティである)
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*[[マイリトルポニー~トモダチは魔法~]]
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==== 戦隊ヒロイン ====
*[[電波少年|電波少年的地球防衛軍]]
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スーパー戦隊シリーズを画期的な存在たらしめた大きな特徴の一つに、女性メンバー、いわゆる戦隊ヒロインの存在を挙げることができる。スーツの色は、女性専用色となっているピンクの他は(多い順に)黄・青・白がある。但し、青は男性メンバーの場合に比べて薄めの色(水色)となっている事が多く、白は一部(ラインなど)にピンクが含まれることが多い。未だ、赤・緑・黒・銀が女性色となった例はない。
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それ以前は特撮ヒーロー番組が「小さな男の子が見るもの」という枠を破ることがなかったのに対し、『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』に登場したモモレンジャーは女児から、『[[大戦隊ゴーグルファイブ]]』のゴーグルピンクは中高生からそれぞれ熱烈な支持を受けた。いずれも当時は視聴対象として全く想定されていなかった層である。これは、その後の戦隊シリーズ、ひいてはヒーロー番組全体が、作風の幅を広げて視聴者層を拡大していく、その先がけをなすものであったと言うことができる。
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それ以前のヒーロー番組においては、戦うのは男の仕事であり女の役目はそれをサポートすることであるという[[性役割]]が牢固として存在していた。稀に女戦士のキャラクターが出るとすれば、それは男性主人公の格下パートナーという形でしかありえず、その際の番組名は、たいてい男性主人公の名前と一致する。体格・腕力に[[性差]]というものが存在する以上、それは自然なことだったのではあるが、いくら魅力的な女性キャラクターを出したところで、いざ戦闘が開始されれば男の強い力に頼らざるを得ない。そのことに対する不満を明るみに出したのが、戦隊シリーズにおいて初めて登場した「男と対等に戦う女戦士」の存在であったと言える。戦隊ヒロインたちは「メンバーの中では最も戦闘能力が低い」と設定されることがしばしばではあったが、5人全員が揃わなくては必殺技を繰り出すことができない以上、あくまで男と対等・同格なのである。([[#作風]]も参照のこと。)
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元来、「男の世界」たるヒーロー番組において、なぜ戦隊シリーズだけがこのような存在を許容しえたのかと言えば、それは戦隊内において「女性」というのは「役割」の名前でもあったからである。([[#スーツの色と役割]]も参照。)リーダーがリーダーの、ライバルがライバルの役割を果たすのと同様に、女性は女性の役割、つまり他のメンバーをいたわることで場に華やいだ雰囲気をもたらし、体力で劣る分は頭脳を駆使して作戦面で仲間をサポートするという役割を担わされたのであり、そのような「優しさ・賢さ」による貢献を果たすことによって初めて対等の立場にいることを許されたとも言い得る。とはいえ、戦隊ヒロインの元祖たるモモレンジャーは爆発物の専門家という立場で爆弾処理や武器開発という他メンバーでは太刀打ちできない場面で十二分に能力を発揮し、格闘においても殊更他メンバーに劣る描写は見られなかった。
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長年のシリーズの中で徐々に「女らしくなさ」と「女らしさ」という、2つの相矛盾した点を同時に併せ持つことになり、その矛盾が戦隊ヒロインという存在に独特の魅力を与え、場合によっては足枷となることもあったと言える。
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戦隊ヒロインは「[[紅一点]]」であるという条件の下に誕生しえたものであり、その意味で『[[超電子バイオマン]]』で初めて導入された「女性二人」は、単に人数が増えただけにとどまらない、戦隊ヒロインの枠組みそのものを揺るがす画期的な企図であったとも言える。結果としては、より一層幅の広いヒロイン像を打ち出すことが出来る筈と作り手側が意気込んだ割には、視聴者の反応は賛否に分かれ、紅二点制は4年続いたのちまた1人に戻り、その後は1人になったり2人になったりを繰り返しながら、現在に至ることになる。
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原点たるモモレンジャーこそ、その有能さで独特な魅力を持っていたものの、以後は型にはまったキャラクター像を越える事がなかった戦隊ヒロインも、『[[超新星フラッシュマン]]』で名乗りをあえて拒否した辺りから徐々に変化を見せ始める。『[[未来戦隊タイムレンジャー]]』でモモレンジャー以来の有能なピンクが主役級の重いドラマを背負って復活し、『[[魔法戦隊マジレンジャー]]』のヒロイン2人は([[超電子バイオマン]]」以来の乙女&男勝りではなく)天然&しっかり者という、従来とは異なるパターンであった([[電磁戦隊メガレンジャー]]もそうといえるが、強調されていない)、これらの作品は女性脚本家がメインであった事も大きいのかも知れない。
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海外向けの『[[パワーレンジャー]]』では[[男女平等]]を意識し、日本版では女性が1人しかいなかった作品にも敢えて女性を2人入れる場合が多い。その際にもう1人のヒロインの色として選ばれる色は、第一作に相当する『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』のタイガーレンジャーなど、大抵黄色である。
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ここまで述べた以外にも、歴代の戦隊ヒロインは下記の傾向が強い。
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*年齢設定がメンバーの中で年少の方である。ただし見方を変えると、同時期に他メンバーより若い年齢で戦士として選ばれる訳であるから、他メンバーに引けを取らないだけの「戦士としての素質」を持つと言うことも出来る。
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** 高校生戦隊の『[[高速戦隊ターボレンジャー]]』と『[[電磁戦隊メガレンジャー]]』は全員が同級生という設定。
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** 兄弟戦隊3作においては、それぞれ上から順に『[[地球戦隊ファイブマン]]』が「男男女女男(下2人は双子)」、『[[魔法戦隊マジレンジャー]]』が「男女女男男」、『[[救急戦隊ゴーゴーファイブ]]』は末っ子のみ女性となる。
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* OP映像での紹介順は、1人なら最後、2人なら4番目と5番目など、後の方である(追加戦士がいる場合は追加戦士が後ろに回る)。例外としては以下が挙げられる。
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** 『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』のペギー松山/モモレンジャー、『[[ジャッカー電撃隊]]』のカレン水木/ハートクイン、『[[超獣戦隊ライブマン]]』の岬めぐみ/ブルードルフィン、『[[爆竜戦隊アバレンジャー]]』の樹らんる/アバレイエローは3番目(ゴレンジャーのOP映像では、本来は2番目であるべきアオレンジャーが最後(5番目)に紹介されるため、4番目であるはずのモモレンジャーが1つ繰り上がって3番目に紹介される。また、ジャッカーの場合は、エース・ジャック・クイン・キングの順(追加戦士のビッグワンはキングの後)で紹介されるため。そしてライブマンとアバレンジャーの場合は元々3人編成での最後(3人目)だったが、途中から5人編成(アバレンジャーの場合は4人編成を経て5人)になり追加の2人がそのまま後ろに回ったため、5人中の3番目となった)。
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** リーダーだった『[[忍者戦隊カクレンジャー]]』の鶴姫/ニンジャホワイトと『[[未来戦隊タイムレンジャー]]』のユウリ/タイムピンクはレッドに次いで2番目(ただし、タイムピンクの武器(ボルスナイパー)やタイムジェットに書かれている数字は5である)。
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** 戦士になった順に紹介される『[[鳥人戦隊ジェットマン]]』では、鹿鳴館香/ホワイトスワンが2番目、早坂アコ/ブルースワローが4番目(ただし、2人の乗るジェットマシンに書かれている数字はジェットスワンが4(IV)、ジェットスワローが5(V)である)。
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** 『[[忍風戦隊ハリケンジャー]]』、『[[獣拳戦隊ゲキレンジャー]]』では、女性は3人中2番目(ゲキレンジャーの場合は2人追加で5人になる。ハリケンジャーの場合はゴウライジャーとの和解後は3人の後にゴウライジャーが紹介される)。
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** 兄弟戦隊である『[[魔法戦隊マジレンジャー]]』では、3番目と4番目。また、名乗りでは、マジレッドから名乗る場合は3番目と4番目、マジグリーンから名乗る場合は2番目と3番目になる。なお、同じく兄弟戦隊の『[[地球戦隊ファイブマン]]』では年齢順に名乗ることはなく、女性は2人とも後になる。
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変身前の服装が[[ミニスカート]]や[[ホットパンツ]]([[悪役]]の女性幹部の場合は[[ビキニアーマー]]や[[ボンデージ]]などに類似した衣装)であることも多く、これについては子供と一緒に番組を観る父親や古参ファンなど高年齢層の男性視聴者へのサービスと解釈できなくもない。ただしヒロインだけではなく悪役も含め、およそ戦闘には不向きと思われるほど過度に脚や肌を露出する非実用的な服装でもあることから 、一部からは批判の声が上がることもある。また、番組ホームページなどにおけるリハーサルの様子を撮影した写真でも、女性出演者の多くが夏でもバスタオルを腰に巻いたりしていることから、その苦労が窺われる。
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==== 巨大ロボ戦 ====
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『[[バトルフィーバーJ]]』以降、戦闘用巨大ロボット(作品によってはロボットではなく、意志を持つ巨大な生命体として設定される場合もある)による戦闘シーンが登場し、本シリーズにとって必要不可欠の要素になる。また、そのシリーズの[[エピソード]]のラスト近くで展開する山場や見せ場でもある。
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# 等身大戦で敵怪人に致命傷を与える(致命傷を受けなくても優勢または劣勢に立たされているときに巨大化したり、最初から巨大な怪人も存在する)。
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# 怪人が何らかの方法(幹部の支援や薬など)によって巨大化(作品によっては巨大兵器を操縦して登場)。
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# 機材で基地にメカ出撃命令(シリーズによっては異なる呼び出し方もある)。
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# 出撃したメカ数体が合体し、巨大ロボが完成(合体前に戦闘を行う場合や、反対に合体した状態の巨大ロボを直接呼び出す場合もある)。
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# 巨大ロボを操縦して怪人に最終的なとどめを刺す(『[[未来戦隊タイムレンジャー]]』のように、怪人を完全に抹殺せず、生きたまま[[逮捕]]するという設定もあった)。
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# とどめを刺した後、合体を解除して基地へ帰還する(そこまで描かれた巨大ロボはシリーズ中、『[[未来戦隊タイムレンジャー]]』のタイムロボのみ)。
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というのが基本フォーマットのプロットとなっているが、他にも多数のバリエーションが存在する。メカの色は基本的には操縦する戦士のスーツの色に対応しており、メカのモチーフはそのシリーズのモチーフに合わせたものになる。
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また、これらのメカは非戦闘時には[[基地]]・[[研究所]]・[[飛行場]]等に隠されている格納庫に収納され、巨大化した敵が出現した際には呼び出される。初期作品などでは巨大[[航空母艦]]等で戦場へ輸送されるという描写が多く見られた。また、ロボを構成するのが生命体である場合は、何処からか召喚されたり、あるいは自らが変化するという方法が取られる。他にも、基地自体が変形して超巨大ロボになる場合もある。
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シリーズを重ねるごとに、この巨大ロボ戦には以下に挙げたような、様々な要素が組み込まれるようになった<ref>これはメイン[[スポンサー]]である[[バンダイ]]の意向も絡んでいる。</ref>。これによって、変形合体などのシステムは年々複雑化する傾向にある。
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* 巨大メカからの変形(『[[電子戦隊デンジマン]]』より)
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* 変形合体の導入(『[[太陽戦隊サンバルカン]]』より)
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* 3体合体の導入(『[[大戦隊ゴーグルファイブ]]』より)
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* 人格が備わったロボットの登場(『[[超電子バイオマン]]』より)
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* 2号ロボットの登場(『[[超新星フラッシュマン]]』より)
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* 5体合体として、合体の構成メカが隊員1人1台に対応する(『[[光戦隊マスクマン]]』より)
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* 「スーパー合体」(2体以上のロボットによる合体)の導入(『[[超獣戦隊ライブマン]]』より)
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* 基地自体の変形(『[[高速戦隊ターボレンジャー]]』他)
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* 武器への変形(『[[鳥人戦隊ジェットマン]]』他)
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* 「生命体」の設定の導入>『高速戦隊ターボレンジャー』及び『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』<ref>厳密には『[[高速戦隊ターボレンジャー]]』でロボットに「[[精霊]]」が宿り、『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』で初めて機体などを全てが「'''巨大な生命体'''」という設定が盛り込まれた。</ref>他)
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* 新メカ登場による複数通りの合体(『恐竜戦隊ジュウレンジャー』他)
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* 2種類の5体合体ロボット(『[[忍者戦隊カクレンジャー]]』より)
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* パーツ換装等の「マルチ合体」の導入(『[[百獣戦隊ガオレンジャー]]』他)
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作品中に最初に登場する巨大ロボは大概[[]]を装備しており、これを必殺武器として用いる。無論、[[銃]]、[[槍]]などの他の武器を使ったり、肉弾戦やビームを必殺技に持つロボもいる。因みに、シリーズで最初に銃を装備したロボットは『[[光戦隊マスクマン]]』のグレートファイブ。また、スーパー合体後の巨大ロボは、『[[未来戦隊タイムレンジャー]]』のタイムロボシャドウαや『[[救急戦隊ゴーゴーファイブ]]』のブラックマックスビクトリーロボ等を除き、合体前の1号ロボとは対照的に、砲撃などの遠距離攻撃を必殺技とすることが多い。これについては、スーパー合体によりさらに動きにくくなった着ぐるみでは剣などの手持ち武器を使いにくいことが主な理由であると思われるが、他にも一時期競合していた『[[勇者シリーズ]]』のグレート合体との差別化を図ったという見方もある<ref>勇者シリーズにおいては、グレート合体後の巨大ロボの必殺技には剣が用いられている事が多い。</ref>。
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{{CURRENTYEAR}}年現在、[[スーパー戦隊シリーズ]]で巨大ロボの合体パーツになる巨大メカが最多なのは『[[轟轟戦隊ボウケンジャー]]』の18機。<ref>但し、テレビシリーズのレギュラーとして。劇場版のみの登場やゲストとしての登場も含めれば『[[百獣戦隊ガオレンジャー#パワーアニマル|百獣戦隊ガオレンジャー]]』が最多となる。</ref>
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巨大[[ロボット]]は毎年バンダイを主とする玩具展開上の中心的位置に存在していて、過去にはこれらの販売不振によって、本シリーズ終了の噂が玩具流通業界などで発生した事もある。また、この巨大ロボの玩具が[[超合金 (玩具)|超合金]]ブランドとして発売されていた時期もあった。対象年齢が低いことと合体・変形を重視する面があるため形状としては棒立ちが多いが、近年の[[ミニプラ]]シリーズ等では立体可動も可能になっている。
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==== 「退場」・「戦死」・「消息不明」 ====
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物語の展開上、怪人との戦闘等で特定のメンバーが「戦死」する、或いは「退場」する、若しくは「消息不明」になるパターンがある。古くは、『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』でのキレンジャー交代劇(計2回)が、それぞれ「退場」・「戦死」に該当、『[[バトルフィーバーJ]]』でのバトルコサック交代劇は「戦死」、同じく『バトルフィーバーJ』でのミスアメリカ交代劇や『[[太陽戦隊サンバルカン]]』でのバルイーグル交代劇などは「退場」の代表例として挙げられる。また、放映当時から衝撃的な「戦死」として挙げられることが多い『[[超電子バイオマン]]』でのイエローフォー交代劇も含め、これらシリーズ初期の「退場」・「戦死」は、いずれも当初から予定されたものではなく、キャストの側の都合と合わせるためのものであったとされる。詳しくは、各作品ページを参照のこと。
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物語上の「戦死」としては、『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』のドラゴンレンジャー・ブライ以降恒例化した「追加戦士」たちに多く、そのドラゴンレンジャー・ブライを筆頭に、『[[未来戦隊タイムレンジャー]]』のタイムファイヤー、『[[忍風戦隊ハリケンジャー]]』のシュリケンジャー(但し、Vシネマ『爆竜戦隊アバレンジャー VS ハリケンジャー』で再登場するため、真偽は不明。)、『[[爆竜戦隊アバレンジャー]]』のアバレキラーなどである(厳密には、戦闘が直接の死因ではないケースも含まれる)。また、『[[鳥人戦隊ジェットマン]]』のブラックコンドル・結城凱は、敵組織が壊滅した後に(戦闘とは関係なく)死亡している。
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その他にも、物語上の一時的な「退場」例として、『[[星獣戦隊ギンガマン]]』のヒュウガ(黒騎士)や『[[爆竜戦隊アバレンジャー]]』のアスカ(アバレブラック)は、いずれも第一話から登場する「当初メンバー」・「本来の戦士」でありながら、途中で一時的に「消息不明」になり、そのまま一定期間登場せず、後に復帰するという「追加メンバー」・「追加戦士」としての面も有する、いずれもブラックの戦士<ref>これら2例とは若干異なるが、『[[轟轟戦隊ボウケンジャー]]』の伊能真墨(ボウケンブラック)もまた、最終決戦直前の数話のみ「消息不明」になったブラックの戦士である。</ref>たちである。
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'''死亡した戦士'''
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* 熊野大五郎(キレンジャー(2代目))
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** 『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』第67話で、カンキリ仮面が放った刃が脇腹に命中し、仲間に看取られて戦死。
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* 白石 謙作(バトルコサック(初代))
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** 『[[バトルフィーバーJ]]』33話で、戦いを憎む少女(エゴスに父を殺されたため)の心を開こうとして、「血の臭いがする」と言われた戦闘服を持たずに外出したところをエゴスに狙われ、凶弾に倒れた。
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* 小泉 ミカ(イエローフォー(初代))
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** 『[[超電子バイオマン]]』第10話で、反バイオ粒子を用いたバイオキラーガンの前に倒れ、息を引き取る。2007年05月現在、スーパー戦隊シリーズ中、戦死した唯一の女性メンバー。
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* 結城 凱(ブラックコンドル)
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** 『[[鳥人戦隊ジェットマン]]』最終回で、竜と香の結婚式に向かう途中、ひったくりに遭った女性の鞄を取り返した後、逆上したひったくり(犯人)に刺された。結婚式を挙げた直後の竜と語り合った後に死亡。
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* ブライ(ドラゴンレンジャー)
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** 『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』第42話で、クロトから時間限定の命を与えられるも、時間が無くなり死亡。死の間際、獣奏剣、ドラゴンアーマーをゲキに託す。
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* 滝沢直人(タイムファイヤー)
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** 『[[未来戦隊タイムレンジャー]]』最終決戦の直前、竜也と共闘した後、逃げた小鳥を救おうとしていたところにゼニットの銃弾を背後から受けて戦死。
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* 仲代壬琴(アバレキラー)
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** 『[[爆竜戦隊アバレンジャー]]』第48話で瀕死の重傷を負い、またダイノマインダーの爆発限界が近づいたため、トップゲイラーと共に宇宙空間にて爆死。
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'''退場した戦士'''
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* ダイアン・マーチン(ミスアメリカ(初代))
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** 『[[バトルフィーバーJ]]』第24話で、来日していた妹のキャサリンをエゴスの手から救い出すも、ドラキュラ怪人の吸血牙攻撃により傷つき、妹の護衛役である汀マリアにスーツを託した。その後、体調は回復したが、エゴスに正体が露見したこともあり、妹と安全に暮らすためバトルフィーバー隊を脱退し、アメリカへ帰国した。
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* 大鷲龍介(バルイーグル(初代))
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** 『[[太陽戦隊サンバルカン]]』23話でNASAからお呼びがかかり、スペースシャトル操縦士を目指してアメリカに旅立った。
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'''消息不明の戦士'''
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* ヒュウガ (黒騎士)
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** [[星獣戦隊ギンガマン]]』1話でバルバンとの戦いで地割れに落ち、リョウマに剣を託して生死不明となった。落ちた後、黒騎士ブルブラックに救われ、その体と力を利用されるが、死の際に改心したブルブラックによって25話で復活。以後、ブルブラックの遺志を継ぎ、黒騎士として戦う。
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* シュリケンジャー
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** 『[[忍風戦隊ハリケンジャー]]』49話でハリケンジャーとゴウライジャーを庇って巨大サタラクラに突進し、自爆、消息不明に。
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* 小津深雪(マジマザー)
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** 『[[魔法戦隊マジレンジャー]]』第2話で、魔導騎士ウルザードとの戦いに敗北。彼の体に氷の羽根を突き立てて姿を消し消息不明に、その後は冥府神トードによって監禁されていたが、44話にて、マジレンジャーによって救出された。
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=== キャスティング ===
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==== 本作出演の俳優・声優 ====
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本シリーズは約30年の歴史がある事から、歴代の戦隊メンバーとしての出演経験者だけでも、累計で既に150名を超える(途中交替やいわゆる『6人目の戦士』も含む)。
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本作に戦隊メンバーとして出演する[[俳優]]については、初期作品では若手アクション俳優や[[スタントマン]]とそれらの予備軍的な存在が中心であったが、現在では舞台やテレビドラマの経験者からモデルなどの演技未経験者まで多彩な顔ぶれが見られている。また、本作が芸能人としてのデビュー作であったり、出世作になったという者も少なからず見られ、主演する以前にそれまでのシリーズにゲストとして出演していた例も珍しくない。
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「世間一般への浸透」で述べた様に番組出演が多くの人々の注目を集めること、更に1年間を通じて1つの役柄に取り組む事が出来る(このような作品は、現在では他にNHKの[[大河ドラマ]]くらいしかない)こと、撮影を通じてアクションや特殊撮影の場面での立ち回り方、さらには[[吹き替え]]の技術を習得する事が可能なことから、最近では本シリーズは若手の俳優や駆け出しのタレント、彼らを擁する芸能プロダクションにとっては、出世への登竜門や演技力研鑽のための機会として認知されている。
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クランクアップ後もしばらくは番組の放送が続いていることから、遊園地でのアトラクションやトークショーといった数々のイベントがあり、更にクランクイン以前における演技指導や製作発表記者会見なども加えれば、実際には1年以上番組に関わる事になる。
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この様な事情もあり、近年ではオーディションの競争率も数百倍と上昇しており、もはや子供向け番組の枠に収まらないほどの「狭き門」となっている。[[俳優]]や俳優志望者はもちろんのこと、元[[子役]]、[[モデル]]、[[グラビアアイドル]]、バラエティ系の若手タレント、[[体操競技]]や[[新体操]]といった各種スポーツの元プロ選手や元[[日本代表]]クラスの選手など、出身ジャンルや経歴も非常に多岐に渡り、更には本業[[ミュージシャン]]が「芸能活動の幅を広げるため」としてオーディションに参加するケースも見られる。そのため、[[宮内洋]]や[[大葉健二]]の様にシリーズ黎明期には主流であった、自身で本格的なスタントや擬闘までこなせるアクション専門の若手俳優が起用されることは、現在では殆ど見られなくなった。しかし後年に至っても[[照英]]の様に、本シリーズ出演が一つのきっかけとなって擬闘や殺陣の技術を身に付け、アクション系の俳優として才能を開花させた者もいる。
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番組終了後も、本作シリーズ出演で培われた演技・アフレコの技術を礎にして、[[俳優]]業や[[声優]]業を中心に息の長い活躍を続けてゆく者が多い。声優の道を選んだ者の中には、[[土田大]]や[[岸祐二]]、[[内田直哉]]、[[中田譲治]]、[[西凜太朗]]、[[松風雅也]]等がおり、後年に至って怪人の声の担当などで再び起用された者もいる。しかしその一方で、俳優業として[[ゴールデンタイム]]のドラマ・[[バラエティ番組]]に頻繁に出演する様になると、所属事務所の意向などから本シリーズ出演の事実を隠す様になる者も見られる(具体例としては[[ケイダッシュ]]移籍後の[[永井大]]など)。
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戦隊メンバー以外のレギュラーや端役などの出演者は、番組の性格もあって[[コメディアン]]や子役が多いが、一方で親世代が懐かしむ様なベテラン俳優や声優が出演することもあるなど、こちらも幅が広く、この方面のファンにとっても見逃せないものである。更に『[[バトルフィーバーJ]]』では東映のチャンバラ映画全盛期の名優である[[東千代之介]]が登板して存在感を放ち、物語終盤では戦闘シーンにまで参加するなど、東映ならではのキャスティングも随所に見られる。
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また[[仮面ライダーシリーズ]]と同じく、初期の作品においては同一の声優が複数の怪人の声を担当するのが一般的であり、これら声優の氏名がクレジットで表示されることも殆ど無かった。しかし、最近では個々の声優の存在がメジャーなものとなりつつあり、子供でも『この前出てきた○○と同じ声だ』という形で視聴者の耳も「肥えている」ため、一人の声優が担当する怪人は基本的に1体のみであり、声優の氏名もクレジット表示される状態になっている。
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まれに、レギュラーメンバーの親族がゲスト出演することもある。『[[太陽戦隊サンバルカン]]』では豹朝夫役の[[小林朝夫]]の実父である[[小林亜星]]が豹朝夫の父親(豹朝太郎)役として、『[[救急戦隊ゴーゴーファイブ]]』では巽世界(たつみモンド)役の[[マイク眞木]]の実子である[[真木蔵人]]がゴーレッド/巽纏(たつみまとい)の先輩(工藤)役として
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それぞれ1話のみだが親子で共演している。また戦隊メンバーの出演者に実際に双子の兄弟がいる場合は、コピー体などとして出演(『[[五星戦隊ダイレンジャー]]』、『[[獣拳戦隊ゲキレンジャー]]』等)している場合もある。
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他に、本シリーズにおいてその存在感を長きに渡って発揮した、特筆すべき人物としては[[曽我町子]]が挙げられる。曽我は[[2006年]]に急逝したが、その直前にも『[[魔法戦隊マジレンジャー]]』へゲスト出演しており、訃報の際にはマスコミが「初代『[[オバケのQ太郎|オバQ]]』の声優」として報じたのに対して、ネット上では「ヘドリアン女王様(あるいは魔女バンドーラ、天空大聖者マジエル)が亡くなられた」と、マスコミの予想外の年齢層から逝去を惜しむ声が多数上がり、これを[[日本放送協会|NHK]]が子供向けニュース番組で取り上げるということも見られた。
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==== 変身メンバーを2度演じた役者 ====
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* [[宮内洋]]
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*# 『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』のアオレンジャー/新命明
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*# 『[[ジャッカー電撃隊]]』のビッグワン/番場壮吉
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** 宮内は『[[超力戦隊オーレンジャー]]』では戦隊チームの指揮官(三浦尚之参謀長)も演じている。
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* [[伊藤幸雄]]
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*# 『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』のミドレンジャー/明日香健二
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*# 『[[バトルフィーバーJ]]』の初代バトルコサック/白石謙作(バトルフィーバー出演時の芸名は伊藤武史)。
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* [[大葉健二]]
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*# 『[[バトルフィーバーJ]]』のバトルケニア/曙四郎
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*# 『[[電子戦隊デンジマン]]』のデンジブルー/青梅大五郎
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* [[春田純一]]
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*# 『[[大戦隊ゴーグルファイブ]]』のゴーグルブラック/黒田官平
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*# 『[[科学戦隊ダイナマン]]』のダイナブラック/星川竜
 +
** 本シリーズ中、同じ色の戦士を複数回演じたのは春田のみ。
 +
* [[和泉史郎]]
 +
*# 『[[電撃戦隊チェンジマン]]』のチェンジペガサス/大空勇馬
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*# 『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』のドラゴンレンジャー/ブライ
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* [[ただのいっこ|成瀬富久(現・ただのいっこ)]]
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*# 『[[鳥人戦隊ジェットマン]]』のイエローオウル/大石雷太
 +
*# 『[[五星戦隊ダイレンジャー]]』のダイムゲン/亀夫(2代目)
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* [[小川輝晃]]
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*# 『[[忍者戦隊カクレンジャー]]』のニンジャレッド/サスケ
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*# 『[[星獣戦隊ギンガマン]]』の黒騎士/ヒュウガ
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他に、『[[忍風戦隊ハリケンジャー]]』のシュリケンジャーが変装した姿も“二度目”と見なせば、
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* [[藤敏也]](『[[地球戦隊ファイブマン]]』のファイブレッド/星川学)
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* [[能見達也]](『[[五星戦隊ダイレンジャー]]』のシシレンジャー/天幻星・大五)
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* [[宍戸勝]](『[[超力戦隊オーレンジャー]]』のオーレッド/星野吾郎)
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* [[岸祐二]]&[[増島愛浩]](『[[激走戦隊カーレンジャー]]』のレッドレーサー/陣内恭介&ブルーレーサー/土門直樹)
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* [[大柴隼人|大柴邦彦]]&[[松風雅也]](『[[電磁戦隊メガレンジャー]]』のメガレッド/伊達健太&メガブルー/並樹瞬)
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* [[西岡竜一朗]](『[[救急戦隊ゴーゴーファイブ]]』のゴーレッド/巽纏)
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* [[和泉宗兵]](『[[未来戦隊タイムレンジャー]]』のタイムイエロー/ドモン)
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らも含まれ、大葉健二に至っては三度目の変身ということになる。
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また、変身メンバーでは無いものの、俳優・声優の両面で活躍している岸祐二は上記の『ハリケンジャー』以外のスーパー戦隊シリーズ(TVシリーズ・Vシネマ両方及び海外シリーズ)でも様々な作品に戦隊・悪役両方で出演している。また[[忍風戦隊ハリケンジャー]]でフラビージョを演じた[[山本梓]]は『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』、『[[特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE フルブラスト・アクション|『特捜戦隊デカレンジャー』劇場版]]』、『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』に同じフラビージョの役で出演した。
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==== 「声優」による「俳優」としての出演 ====
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主に「声優」としての活動で知られる役者が、顔出しで「俳優」として出演することが多いのも、本シリーズの特徴である。代表的な例としては前出の曽我町子や、[[超獣戦隊ライブマン]]でナレーション出演した後に、恐竜戦隊ジュウレンジャーにゲスト、五星戦隊ダイレンジャーに準レギュラーとして出演した[[桑原たけし]]、『[[救急戦隊ゴーゴーファイブ]]』にて準レギュラーとして出演した[[宮村優子 (声優)|宮村優子]]、『[[獣拳戦隊ゲキレンジャー]]』に準レギュラーとして出演した[[石田太郎]]や[[井端珠里]]が挙げられる。
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逆に、『[[超新星フラッシュマン]]』『[[超獣戦隊ライブマン]]』などで悪役を務め共演した[[中田譲治]]や[[広瀬裕]]、『[[五星戦隊ダイレンジャー]]』でレギュラー出演した[[西凛太郎]]のように、元は顔出しがメインだった役者が後に声優に転向した例も多い。
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また、『[[忍風戦隊ハリケンジャー]]』での[[島田敏]]、『[[爆竜戦隊アバレンジャー]]』での[[銀河万丈]]や[[篠原恵美]]など、「声優」としてレギュラー出演をしながら、その役とは全く別の役で、「俳優」として顔出しでゲスト出演するケースも見られる。
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更に、最近年作である『[[魔法戦隊マジレンジャー]]』の[[磯部勉]]、『[[轟轟戦隊ボウケンジャー]]』の[[森田順平]]と2年連続で、シーズン当初はレギュラー・準レギュラー怪人の声を演じる純粋な「声優」として出演しながら、物語の後半においてその怪人の正体である人間の姿を同一の役者が顔出しで演じる、という例が相次いだ。なお、レギュラー・準レギュラーに限定しなければ、怪人の人間体を声優が演じたという例は過去にも多数存在する。
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== テレビシリーズ ==
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=== 放送日と放送話数 ===
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{| border="1" cellpadding="2" cellspacing="0"
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!#!!戦隊名!!放送日/放送話数!!通算話数
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|-
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|align="right"|1||[[秘密戦隊ゴレンジャー]]||[[1975年]][[4月5日]] - [[1977年]][[3月26日]]/全84話||84話
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|-
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|align="right"|2||[[ジャッカー電撃隊]]||[[1977年]][[4月2日]] - [[12月24日]]/全35話||119話
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|-
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|align="right"|3||[[バトルフィーバーJ]]||[[1979年]][[2月3日]] - [[1980年]][[1月26日]]/全52話||171話
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|-
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|align="right"|4||[[電子戦隊デンジマン]]||[[1980年]][[2月2日]] - [[1981年]][[1月31日]]/全51話||222話
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|-
 +
|align="right"|5||[[太陽戦隊サンバルカン]]||[[1981年]][[2月7日]] - [[1982年]][[1月30日]]/全50話||272話
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|-
 +
|align="right"|6||[[大戦隊ゴーグルファイブ]]||[[1982年]][[2月6日]] - [[1983年]][[1月29日]]/全50話||322話
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|-
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|align="right"|7||[[科学戦隊ダイナマン]]||[[1983年]][[2月5日]] - [[1984年]][[1月28日]]/全51話||373話
 +
|-
 +
|align="right"|8||[[超電子バイオマン]]||[[1984年]][[2月4日]] - [[1985年]][[1月26日]]/全51話||424話
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|-
 +
|align="right"|9||[[電撃戦隊チェンジマン]]||[[1985年]][[2月2日]] - [[1986年]][[2月22日]]/全55話||479話
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|-
 +
|align="right"|10||[[超新星フラッシュマン]]||[[1986年]][[3月1日]] - [[1987年]][[2月21日]]/全50話||529話
 +
|-
 +
|align="right"|11||[[光戦隊マスクマン]]||[[1987年]][[2月28日]] - [[1988年]][[2月20日]]/全51話||580話
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|-
 +
|align="right"|12||[[超獣戦隊ライブマン]]||[[1988年]][[2月27日]] - [[1989年]][[2月18日]]/全49話||629話
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|-
 +
|align="right"|13||nowrap|[[高速戦隊ターボレンジャー]]||[[1989年]][[2月25日]] - [[1990年]][[2月23日]]/全51話||680話
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|-
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|align="right"|14||[[地球戦隊ファイブマン]]||[[1990年]][[3月2日]] - [[1991年]][[2月8日]]/全48話||728話
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|-
 +
|align="right"|15||[[鳥人戦隊ジェットマン]]||[[1991年]][[2月15日]] - [[1992年]][[2月14日]]/全51話||779話
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|-
 +
|align="right"|16||[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]||[[1992年]][[2月21日]] - [[1993年]][[2月12日]]/全50話||829話
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|-
 +
|align="right"|17||[[五星戦隊ダイレンジャー]]||[[1993年]][[2月19日]] - [[1994年]][[2月11日]]/全50話||879話
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|-
 +
|align="right"|18||[[忍者戦隊カクレンジャー]]||[[1994年]][[2月18日]] - [[1995年]][[2月24日]]/全53話||932話
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|-
 +
|align="right"|19||[[超力戦隊オーレンジャー]]||[[1995年]][[3月3日]] - [[1996年]][[2月23日]]/全48話||980話
 +
|-
 +
|align="right"|20||[[激走戦隊カーレンジャー]]||[[1996年]][[3月1日]] - [[1997年]][[2月7日]]/全48話||1028話
 +
|-
 +
|align="right"|21||[[電磁戦隊メガレンジャー]]||[[1997年]][[2月14日]] - [[1998年]][[2月15日]]/全51話||1079話
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|-
 +
|align="right"|22||[[星獣戦隊ギンガマン]]||[[1998年]][[2月22日]] - [[1999年]][[2月14日]]/全50話||1129話
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|-
 +
|align="right"|23||[[救急戦隊ゴーゴーファイブ]]||[[1999年]][[2月21日]] - [[2000年]][[2月6日]]/全50話||1179話
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|-
 +
|align="right"|24||[[未来戦隊タイムレンジャー]]||[[2000年]][[2月13日]] - [[2001年]][[2月11日]]/全51話||1230話
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|-
 +
|align="right"|25||nowrap|[[百獣戦隊ガオレンジャー]]||[[2001年]][[2月18日]] - [[2002年]][[2月10日]]/全51話||1281話
 +
|-
 +
|align="right"|26||[[忍風戦隊ハリケンジャー]]||[[2002年]][[2月17日]] - [[2003年]][[2月9日]]/全51話||1332話
 +
|-
 +
|align="right"|27||[[爆竜戦隊アバレンジャー]]||[[2003年]][[2月16日]] - [[2004年]][[2月8日]]/全50話||1382話
 +
|-
 +
|align="right"|28||[[特捜戦隊デカレンジャー]]||[[2004年]][[2月15日]] - [[2005年]][[2月6日]]/全50話||1432話
 +
|-
 +
|align="right"|29||[[魔法戦隊マジレンジャー]]||[[2005年]][[2月13日]] - [[2006年]][[2月12日]]/全49話||1481話
 +
|-
 +
|align="right"|30||nowrap|[[轟轟戦隊ボウケンジャー]]||[[2006年]][[2月19日]] - [[2007年]][[2月11日]]/全49話||1530話
 +
|-
 +
|align="right"|31||nowrap|[[獣拳戦隊ゲキレンジャー]]||[[2007年]][[2月18日]] - ||-
 +
|-
 +
<!--|align="right"|32||nowrap|[[炎神戦隊ゴーオンジャー]]||[[2008年]][[]] - ||--->
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|}
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<!--確かな情報であると確認してから編集してください-->
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2006年夏には通算放送回数が1500回目を達成した([[轟轟戦隊ボウケンジャー]]のTask.19/第19話が放送された[[2006年]][[7月9日]]が通算1500話となっている)。
 +
 
 +
==== 補足 ====
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原則として作品は、2月中旬に始まり、翌年2月上旬に終わる。
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* 放送期間の例外
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** 『ゴレンジャー』は2年間。
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** 『ジャッカー』は9ヶ月間。
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** 『チェンジマン』は1年1ヶ月間。
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* 放送開始・終了時期の例外
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** 『バトルフィーバー』から『バイオマン』までは2月開始、翌年1月終了。
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** 『フラッシュマン』、『ファイブマン』、『オーレンジャー』、『カーレンジャー』は3月開始、翌年2月終了。
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 +
=== 放映時間 ===
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かつては、毎週土曜19:30 - 20:00(ネットチェンジで[[東京放送|TBS]]系に移動した[[仮面ライダーシリーズ]]の後枠として)、毎週土曜18:00 - 18:30(のち18:25、大阪だけ『[[部長刑事]]』放送に伴った変則編成で金曜17:30 - 18:00(のち - 17:55)に遅れ放送)、毎週金曜17:30 - 17:55に放映されていたが、1997年の『[[電磁戦隊メガレンジャー]]』第8話以降は、キー局の夕方ニュース枠の拡大や夏の[[高校野球]]のため、毎週日曜7:30 - 8:00に放送時間を変更して放送されている。
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日曜移動後は、裏番組の『[[がっちりマンデー!!]]』・『[[報道2001]]』・『[[遠くへ行きたい (テレビ番組)|遠くへ行きたい]]』等と互角であったが、過去には日曜朝に裏番組として移動してきた『[[道浪漫]]』を終了に追い込んだ。
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しかし、2006年10月から[[テレビ東京]]が『[[ポケモン☆サンデー]]』を1時間に拡大し裏番組となってからは、対象視聴者層の奪い合いとなり、少子化の影響も相まって、これらと競合関係にならない『がっちりマンデー!!』や『遠くへ行きたい』に視聴率で差をつけられるようになっている。<!-- 「がっちり」が9%台に対し、「ゲキレンジャー」は6%台に甘んじている --->
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=== ネット局の放送時間 ===
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{{節stub}}
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*金曜夕方5時30分枠・未期(1996年)ごろ、[[新潟テレビ21]]・[[岩手朝日テレビ]]・[[山口朝日放送]]がそれぞれ平日夕方5時から2時間枠(「[[ステーションEYE]]」内包)のローカル生ワイド番組を放送する関係上、夕方4時30分に放送されたことがあった。また、新潟テレビ21は翌朝6時にネットセールススポンサーつきで再放送された。
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=== 放映枠上の前後番組===
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{{前後番組|
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放送局=[[テレビ朝日|NET→テレビ朝日]]系|
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放送枠=土曜19:30 - 20:00|
 +
番組名=スーパー戦隊シリーズ<br />(ゴレンジャー - ジャッカー)|
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前番組=[[仮面ライダーアマゾン]]<br/>※ここまでは[[毎日放送]]制作|
 +
次番組=[[透明ドリちゃん]]|
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2放送局=テレビ朝日系|
 +
2放送枠=土曜18:00 - 18:30|
 +
2番組名=スーパー戦隊シリーズ<br />(バトルフィーバー - ターボレンジャー31話)|
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2前番組=[[闘将ダイモス]]<br/>※本作までロボットアニメ枠|
 +
2次番組=[[ザ・スクープ|鳥越・畑 ザ・スクープ]]<br>※18:00 - 18:55|
 +
3放送局=テレビ朝日|
 +
3放送枠=金曜17:30 - 18:00|
 +
3番組名=スーパー戦隊シリーズ<br />(ターボレンジャー32話 - メガレンジャー7話)|
 +
3前番組=[[パオパオチャンネル]]<br />※17:00 - 18:00 関東ローカル(静岡も含む。他地域によって異なる)|
 +
3次番組=[[スーパーJチャンネル]]<br />※17:00 - 19:00|
 +
4放送局=テレビ朝日系|
 +
4放送枠=日曜7:30 - 8:00<br/>※2003年10月以降は[[スーパーヒーロータイム]]枠第1部&2007年3月以降は[[ニチアサキッズタイム]]として放送開始|
 +
4番組名=スーパー戦隊シリーズ<br />(メガレンジャー8話 - )|
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4前番組=[[オリジナルコンサート]]<br / >※7:00 - 7:30に枠移動|
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4次番組=-|
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}}
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 +
=== 特番等による放送休止 ===
 +
1997年『[[電磁戦隊メガレンジャー|メガレンジャー]]』の第8話より、それまでの金曜夕方5時30分開始という放送時間が現在の日曜朝7時半開始に変更されたが、それ以降、毎年6月第3週(2007年は6月17日)は[[アメリカ]]の[[ゴルフ]]男子4大メジャーの第2戦目の『[[全米オープンゴルフ]]中継』を、毎年6月第4週(2006年は7月第1週)は世界のゴルフ女子4大メジャーの第3戦目の『[[全米女子オープン]]中継』を其々中継する関係で放送を休止する。年によって、年末年始は特番のため、休止することもある。
 +
 
 +
1989年1月7日には[[昭和天皇]][[崩御]]に伴う[[報道特番]]を放送したため、その日の放送予定だった『[[超獣戦隊ライブマン|ライブマン]]』を休止し、放送出来なかった分は翌週に放送された。
 +
 
 +
1995年10月6日には[[オウム真理教]]幹部逮捕の報道特番を放送したため、『[[超力戦隊オーレンジャー|オーレンジャー]]』を休止した。
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 +
1996年12月13日には[[長野県]][[小谷村]]の[[土石流]]災害に伴う報道特番を放送(扱いとしては『[[ステーションEYE]]』の枠拡大)したため、その日放送予定であった『[[激走戦隊カーレンジャー|カーレンジャー]]』を休止した。その回と12月20日放送回のエピソードがクリスマスを題材にしており、かつさらに次の週(12月27日)は年末特番のため放送枠が組まれていなかったことから放送の順延ができず、翌週(12月20日)は休止分の回と元々の放送予定回を2本立てで放送し(関東地区の場合)、年内の放送を終了した。
 +
 
 +
1997年の11月には『[[27時間チャレンジテレビ]]』を放送した関係で『[[電磁戦隊メガレンジャー|メガレンジャー]]』を休止した。
 +
 
 +
2005年7月31日には『[[世界水泳選手権]]』を放送したため、『[[魔法戦隊マジレンジャー|マジレンジャー]]』を休止した。
 +
 
 +
=== 本シリーズを放映しているネット局 ===
 +
'''太字'''は現在放送している局。遅れネット局は(括弧内)に放送時刻を表記。
 +
* [[東京都]]・[[関東広域圏]] ANB⇒'''EX [[テレビ朝日]]'''
 +
* [[北海道]] '''HTB [[北海道テレビ]]'''
 +
* [[青森県]] RAB [[青森放送]](当時テレビ朝日系・[[日本テレビネットワーク協議会|NNS]]加盟クロスネット - 1991年9月)→'''ABA [[青森朝日放送]]'''(1991年10月 - )
 +
* [[岩手県]] [[IBC岩手放送]]([[東京放送|TBS]]系 - 1996年9月)→'''IAT [[岩手朝日テレビ]]'''(1996年10月 - )
 +
* 宮城県 mm34(現:MMT) [[ミヤギテレビ]](当時[[日本テレビ放送網|NTV]]系・[[All-nippon News Network|ANN]]加盟クロスネット - 1975年9月)→'''KHB [[東日本放送]]'''(1975年10月 - )
 +
* 秋田県 ABS [[秋田放送]](NTV系 - 1992年9月)→'''AAB [[秋田朝日放送]]'''(1992年10月 - )
 +
* 山形県 YBC [[山形放送]](当時NTV系→テレビ朝日系・NNS加盟クロスネット - 1993年3月)→'''YTS [[山形テレビ]]'''(1993年4月 - )
 +
* 福島県 FCT [[福島中央テレビ]](当時NTV系・ANN加盟クロスネット - 1981年9月)→'''KFB [[福島放送]]'''(1981年10月 - )
 +
* 新潟県 BSN [[新潟放送]](TBS系 - 1981年3月)→NST [[新潟総合テレビ]](当時[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系・ANN加盟クロスネット 1981年4月 - 1983年9月)→NT21⇒'''UX [[新潟テレビ21]]'''(1983年10月 - )
 +
* 山梨県 '''YBS [[山梨放送]]'''(NTV系、金曜16:23 - 16:53)
 +
* 富山県 '''KNB [[北日本放送]]'''(NTV系、火曜15:55 - 16:25)
 +
* 石川県 ITC [[石川テレビ放送|石川テレビ]](フジテレビ系 1975年4月 - ) → MRO [[北陸放送]](TBS系 1979年2月 - 1985年9月)→石川テレビ(1985年10月 - ?【一時期のみ】)→ '''HAB [[北陸朝日放送]]'''(1991年10月 - )
 +
* 福井県 '''FTB [[福井テレビジョン放送|福井テレビ]]'''(フジテレビ系、火曜16:00 - 16:27)
 +
:1989年10月に[[福井放送]](FBC)がテレビ朝日系にネットチェンジしたものの、NNSに引き続き加盟したこともあってか、編成のやりくりが付かず、引き続きFTBで放送。
 +
* [[長野県]] NBS [[長野放送]](フジテレビ系 - 1980年9月)→TSB [[テレビ信州]](当時テレビ朝日系・[[Nippon News Network|NNN]]加盟クロスネット 1980年10月 - 1991年3月)→'''ABN [[長野朝日放送]]'''(1991年4月 - )
 +
* [[静岡県]] SBS [[静岡放送]](TBS系 - 1977年12月)→'''SATV [[静岡朝日テレビ]]'''〔旧SKT 静岡けんみんテレビ〕(再開から5ヶ月間だけテレビ朝日系・NNN加盟クロスネット 1979年2月 - 、土曜7:30 - 8:00)
 +
* [[愛知県]]・[[中京圏]] '''NBN [[名古屋テレビ放送|メ〜テレ]]'''
 +
* [[大阪府]]・[[近畿広域圏]] '''ABC [[朝日放送]]'''
 +
* 鳥取県・島根県 TSK [[山陰中央テレビ]](フジテレビ系 - 1977年12月)→NKT [[日本海テレビジョン放送|日本海テレビ]](当時NTV系・ANN加盟クロスネット 1979年2月 - 1989年9月)→'''TSK 山陰中央テレビ'''(1989年10月 - 、金曜15:30 - 16:00)
 +
* 岡山県・香川県 KSB 瀬戸内海放送+OHK [[岡山放送]](OHKは当時フジテレビ系・ANN加盟クロスネット - 1979年3月)→'''KSB [[瀬戸内海放送]]'''(1979年4月 - )
 +
* 広島県 UHT⇒'''HOME [[広島ホームテレビ]]'''
 +
* 山口県 TYS [[テレビ山口]](当時フジテレビ系・NET[テレビ朝日]系・[[Japan News Network|JNN]]加盟クロスネット→フジテレビ系・JNN加盟クロスネット→TBS系 - 1993年9月)→'''YAB [[山口朝日放送]]'''(1993年10月 - )
 +
:1979年4月からYAB開局までの間[[山口放送]](KRY)がテレビ朝日系であったが、FBCと同じ理由から、引き続き(しかも1978年10月にテレビ朝日系から追放されたはずの)TYSで放送されていた。
 +
* 徳島県 JR⇒'''JRT [[四国放送]]'''(NTV系、金曜16:00 - 16:30)
 +
* 愛媛県 EBC [[テレビ愛媛]](フジテレビ系 - 1995年3月)→'''EAT [[愛媛朝日テレビ]]'''(1995年4月 - )
 +
* 高知県 '''KUTV [[テレビ高知]]'''(TBS系、水曜16:24 - 16:54)
 +
:ただし中断期間あり。別途後述。
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* 福岡県(・佐賀県) '''KBC [[九州朝日放送]]'''
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:実は佐賀県は正式な放送エリアではない。
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* 長崎県 NBC [[長崎放送]](TBS系 - 1990年3月)→'''NCC [[長崎文化放送]]'''(1990年4月 - )
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* 熊本県 RKK [[熊本放送]](TBS系 - 1977年12月)→TKU [[テレビ熊本]](当時フジテレビ系・NNNおよびANN加盟クロスネット→フジテレビ系・ANN加盟クロスネット 1979年2月 - 1989年9月)→'''KAB [[熊本朝日放送]]'''(1989年10月 - )
 +
* 大分県 OBS [[大分放送]](TBS系 - 1993年9月)→'''OAB [[大分朝日放送]]'''(1993年10月 - )
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* 宮崎県 '''MRT [[宮崎放送]]'''(TBS系、水曜15:25 - 15:55)
 +
:宮崎県では[[テレビ宮崎]](UMK)がANNにも加盟しているが、UMKは本来フジテレビ系で、さらにNNNにも加盟している絡みから編成上の都合で放送できないためMRTで放送されている
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* 鹿児島県 KTS [[鹿児島テレビ]](当時フジテレビ系およびNNS・ANN加盟クロスネット - 1982年9月)→'''KKB [[鹿児島放送]]'''(1982年10月 - )
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* 沖縄県 OTV [[沖縄テレビ]](フジ系 - 1977年12月)→RBC [[琉球放送]](TBS系 1979年2月 - 1995年9月)→'''QAB [[琉球朝日放送]]'''(1995年10月 - )
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==== 放送時間・放送局の異動 ====
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* '''[[札幌テレビ放送]]'''(日本テレビ系列)…1984年頃(?)から金曜夕方5時枠で、『デンジマン』から『チェンジマン』途中までを再放送。ネット局('''北海道テレビ''')があるにも関わらず、他局で再放送された稀有な例。
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* '''福島放送'''…早朝に『サンバルカン』以外のシリーズ再放送が、ネット局で唯一行われていた(現在は行われていない)。
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* 新潟県…『ゴレンジャー』から『サンバルカン』途中までは'''新潟放送'''で放送。『サンバルカン』途中から'''新潟総合テレビ'''にネット移行。『ダイナマン』途中から'''新潟テレビ21'''へ移行し同時ネット。
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* 石川県……『ゴレンジャー』『ジャッカー』は'''石川テレビ'''、『BFJ』以降は'''北陸放送'''にて放送され、『チェンジマン』途中の1985年9月に石川テレビに移行するも、途中でシリーズ自体の放映が打ち切られ、以後数年間シリーズ自体の放映を途絶えてしまったが、『ジェットマン』途中の1991年10月に'''北陸朝日放送'''が開局し放送が復活した(通年放送は『ジュウレンジャー』から)。
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* 長野県…『ゴレンジャー』から『デンジマン』途中までは'''長野放送'''で放送。『デンジマン』途中から'''テレビ信州'''にネット移行し同時ネット。『ジェットマン』途中から'''長野朝日放送'''へ移行。
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* '''メ〜テレ'''…『ゴレンジャー』から『ジャッカー』第22話までキー局から4日遅れの水曜19:00 - 19:30に放送(1975年4月9日 - 1977年9月14日まで)、第2話の再放送を挟んで1977年10月1日から同時ネットとなった。この間同局では本来の放送時間である土曜19:30 - 20:00はローカル枠扱いで(1973年3月までの[[中京テレビ放送|中京テレビ]]とのダブルクロスネットの名残と考えられる)、外国テレビ映画『[[:en:Skippy the Bush Kangaroo|走れスキッピー]]』(1976年3月27日まで)→『[[霊感ヤマカン第六感]]』(1976年4月3日 - 9月17日。9月28日からABCと同時ネット)を放送していた。このため当時NETテレビ系列で水曜19:00 - 19:30に放送していた『[[宇宙の騎士テッカマン]]』は遅れネットで放送されたが、日曜11:00 - 11:30→金曜16:00 - 16:30→土曜17:15 - 17:45と放送時間を転々としていた。
 +
* '''朝日放送'''…スタート当時から金曜日夕方5時30分 - 6時まで(25分間編成に変更後は5時55分まで)の時間帯において、遅れネットをしていた(本来のネットの枠が、ローカルドラマ『[[部長刑事]]』などに差し替えられていた為の措置だった【前後の番組も遅れ若しくは先行ネット】)。1989年10月の改編で、『ターボレンジャー』途中から金曜日夕方に編成したまま同時ネットになった。
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* '''[[中国放送]]'''(TBS系列)…1980年代半ばに夕方5時枠で、『ジャッカー』を再放送。同局は[[民間放送教育協会]]への加盟や朝日新聞資本などでテレビ朝日との関係が若干残っていて、1980年頃までは広島ホームテレビの編成から外れた番組を一部購入した実績があった。なお、その他の昭和期の作品は系列通り広島ホームテレビで再放送された例が多かった。
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* 鳥取県・島根県…『ゴレンジャー』と『ジャッカー』は'''山陰中央テレビ'''で、『BFJ』から'''日本海テレビ'''で放送。『ターボレンジャー』途中の1989年10月、'''山陰中央テレビ'''と'''日本海テレビ'''がそれぞれ本来のネットワークの正式マストバイ化により、再度'''山陰中央テレビ'''にネット移行し、今日に至っている。ちなみにキー局が同じ仮面ライダーは(1号ライダーの頃から)TBS系列の山陰放送での放映(鳥取・島根相互乗り入れまでは日本海テレビでも放映)。
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* '''テレビ高知'''…1998年3月に、遅れネットだった『メガレンジャー』途中で放映打ち切り。視聴者からの反響が大きかったためか、1クールの休止を経て、同年7月に『ギンガマン』の初回(他のネット局と異なり15 - 20週ほど遅れ)を放送して再開。再度47都道府県全てで戦隊シリーズの視聴が可能になった。一時期は『ゴーゴーファイブ』と『タイムレンジャー』を並行編成で放映していたこともあった。
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* '''九州朝日放送'''…『ゴレンジャー』スタート当初から1年間は遅れ放送だった『[[ちびっこアベック歌合戦]]』(MBS制作・[[RKB毎日放送]]へ移行)の後番組扱いで水曜19:00 - 19:30枠で遅れ放送された。本来の時間は、それまで19:00 - 19:30枠で放送していたローカル番組(『[[マキシンの東芝ハレハレ555]]』の後番組。詳細不明)が『[[はじめ人間ギャートルズ]]』(ABC制作・RKBから移行)の同時ネット化のため繰り下がっていた模様。
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* 熊本県…『ゴレンジャー』と『ジャッカー』は'''熊本放送'''(TBS系列)で放送。『BFJ』から'''テレビ熊本'''(フジテレビ系列)に移行。『ターボレンジャー』途中から'''熊本朝日放送'''へ移行し同時ネット。
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* 沖縄県…『ゴレンジャー』と『ジャッカー』は'''沖縄テレビ'''で放送。『BFJ』から'''琉球放送'''に移行。『オーレンジャー』途中から'''琉球朝日放送'''へ移行し同時ネット。
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=== 主な裏番組 ===
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==== 現在 ====
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* [シュウイチ]][[日本テレビ放送網|日本テレビ]]ほか)
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* [[がっちりマンデー!!]]([[東京放送|TBS]]系)
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* [[報道2001]]([[フジテレビジョン|フジテレビ]]系)
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* [[ポケモンゲットテレビ]]([[テレビ東京]]系)
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==== 過去 ====
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* 土曜19時30分時代
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** [[お笑い頭の体操]](TBS系)
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** [[クイズダービー]](同上)
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** [[欽ドン!|欽ちゃんのドンとやってみよう!]](フジテレビ系)
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* 土曜18時00分時代
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** [[鶴ちゃんのプッツン5]](日本テレビ、関東ローカル)
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** [[料理天国]](TBS系)
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** [[FNNスーパータイム]](フジテレビ系、系列局は別タイトル)
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*** 「スーパータイム」開始以前のフジテレビは、この時間帯にアニメを放送していた。
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* 金曜17時30分時代
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** [[NNNニュースプラス1|ニュースプラス1]](日本テレビほか、1996年10月より枠拡大により一部地域で裏番組となる)
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** [[らんま1/2|らんま1/2熱闘編]]、[[キャプテン翼|キャプテン翼J]]、[[クマのプー太郎]]、[[いじわるばあさん]](以上、フジテレビほか)
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*** フジテレビは主として、編成上の都合でゴールデン枠を外れたアニメを裏番組に据えていた。それ以外の期間は殆ど再放送枠。
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* 日曜7時30分時代
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** [[道浪漫]]([[毎日放送]]・TBS系)
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** [[がっちりマンデー!!|儲かりマンデー!!]](TBS系)
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** [[マリア様がみてる (アニメ)|マリア様がみてる〜春〜]](テレビ東京系)
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THEサンデー→THEサンデーネクスト(日本テレビ)
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ポケモンサンデー→ポケモンスマッシュ(テレビ東京)
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=== その他 ===
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* 戦隊ごとで、マスクやスーツ、変身アイテム、乗り物等のどこかに数字(1 - 5、I - V、数字を連想させる図柄やラインの数等も含む)を割り振っている場合が多い(追加戦士にはつかない場合が多いが、ついている場合もある(ガオシルバー、デカブレイク等))。
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* 変身するメンバーの名前の頭文字を繋げるとある言葉になる戦隊がいくつかある(タイムレンジャーのみ3文字目)。
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** ゴレンジャー:赤青黄(初代)桃緑の順⇒'''か'''いじょう・'''し'''んめい・'''お'''おいわ・'''ペ'''ギー・'''あ'''すか(カシオペア)
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** カーレンジャー:赤青緑黄桃の順⇒'''じ'''んない・'''ど'''もん・'''う'''えすぎ・'''し'''のはら・'''や'''がみ(自動車)
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** メガレンジャー:赤黒青黄桃の順⇒'''D'''ATE・'''E'''NDOU・'''N'''AMIKI・'''J'''OUGASAKI・'''I'''MAMURA(電磁)
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** タイムレンジャー:赤青緑黄桃の順⇒TA'''T'''SUYA・AY'''A'''SE・SH'''I'''ON・DO'''M'''ON・YU'''U'''RI(タイム)
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** ハリケンジャー:赤青黄の順⇒'''し'''いな・'''の'''の・'''び'''とう(忍)
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** マジレンジャー:緑桃青黄赤の順⇒('''小津'''の)'''ま'''きと・'''ほ'''うか・'''う'''らら・'''つ'''ばさ・'''かい'''((オズの)魔法使い)
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** ゲキレンジャー:赤青黄の順⇒'''かん'''どう・'''ふ'''かみ・'''う'''ざき(カンフー)
 +
* 『[[科学戦隊ダイナマン]]』以降、最終回またはその直前に、変身前を演じる役者達が自らスーツに入って演技すること、[[スーツアクター]]の面々が顔出し出演することが恒例になっている。但し、『[[超新星フラッシュマン]]』や『[[救急戦隊ゴーゴーファイブ]]』等のように、変身した状態で素顔を見せる演出が多い作品では、第1話から変身前の役者がスーツを着て演技する場面が登場する。
 +
* 『[[五星戦隊ダイレンジャー]]』以降、毎年恒例の[[クリスマス]]にちなんだエピソードを導入しているが、[[キー局]]([[テレビ朝日]])の本放送日に合わせて制作・放送されるため、一部[[ローカル局]]では放送遅延により正月以降にクリスマスの話が放送されるといったことも起こる。
 +
* 『[[電磁戦隊メガレンジャー]]』以降、年末近くに総集編に相当するエピソードを行うのが恒例になる。
 +
* 『[[忍風戦隊ハリケンジャー]]』35話以降、OP前のアバンタイトルが採用される。
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* 『[[爆竜戦隊アバレンジャー]]』以降、EDのオマケ映像がスタート(なお『アバレンジャー』のみ本編のエピローグで、そのまますぐに予告が入る)。
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* 『爆竜戦隊アバレンジャー』 - 『[[魔法戦隊マジレンジャー]]』で毎年、[[東映太秦映画村]]等での京都ロケも実施された。『[[轟轟戦隊ボウケンジャー]]』では京都ロケがなかったが、これは映画村の創立30周年記念作品である『[[超忍者隊イナズマ!]]』の製作によるものとされる。なお京都ロケは『[[獣拳戦隊ゲキレンジャー]]』から復活している。
 +
* 『[[特捜戦隊デカレンジャー]]』以降、最終話のEDと新戦隊予告との間の提供テロップの映像で、現戦隊のレッドから新戦隊のレッドへのバトンタッチを演出する場面が放映される。放映後は旧戦隊のDVDの最終巻にノンテロップで収録。
  
 
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
*[[正義]]
+
=== シリーズ関連 ===
*[[中の人]]
+
但し、【[[Template:スーパー戦隊シリーズ]]】(↓最下部)に含まれるものについては、そちらを参照。
*[[メタルヒーローシリーズ]]
+
* [[特撮テレビ番組一覧]]
*[[ヒーロークロスライン]]
+
* [[スーツアクター]]
{{アンサイクロペディア|戦隊ヒーロー}}
+
* [[燃えろ!!ロボコン]](ゴーゴーファイブと同時期に放映)
 +
* [[マーベル・コミック]]・グループ(BFJ / デンジマン / サンバルカンで提携)
 +
* [[鈴木美潮]]
 +
 
 +
==== 主なロケ地 ====
 +
* [[光が丘公園]]
 +
* [[岩船山]]
 +
* [[秩父鉄道]]
 +
* [[さいたまスーパーアリーナ]]([[さいたま新都心]])
 +
* [[パシフィコ横浜]]([[横浜みなとみらい21]])
 +
* [[東京スタジアム (多目的スタジアム)|東京スタジアム]]
 +
* [[幕張メッセ]]([[海浜幕張]])
 +
* [[東映太秦映画村]]
 +
* 後楽園ゆうえんち(現:[[東京ドームシティアトラクションズ]])
 +
* [[光が丘IMA]]([[光戦隊マスクマン]]以降)
 +
* [[天王洲アイル]]
 +
** 東京都品川区に所在。「天王洲ふれあい橋」や「天王洲アイルのボードウォーク」など、近年の作品中に頻繁に登場する「水辺」シーンの多くをここでロケ撮影。
 +
* [[シーバンス]](Seavans)
 +
** 東京都港区に所在。特に、屋外に位置する「水の広場」では、近年の作品中にて頻繁に登場する「噴水」シーンをロケ撮影。また、その他の屋外でも多くの「水辺」シーン、屋内での「ビル内」シーンのロケ撮影も。
 +
* [[東京倉庫運輸株式会社]]([[東運ウェアハウス株式会社]])
 +
** 東京都港区に所在。「[[レインボーブリッジ]]」や「[[東京湾]]」が見える「屋上」シーンの殆どをここでロケ撮影。
 +
 
 +
=== 参考作品 ===
 +
==== 源流にあたる先行作品 ====
 +
; 「源流・参考」がスタッフにより明言される{{要出典}}作品
 +
:* [[白浪五人男]]
 +
:** 歌舞伎。主役たちが勢ぞろいして、「口上」を言い「見得」を決める。
 +
:* [[スパイ大作戦]]
 +
:** 1966年~。1980年代末期には、続編テレビシリーズの「[[新スパイ大作戦]]」が放送された。また、[[トム・クルーズ]]主演により、映画版「[[ミッション・インポッシブル]]」シリーズとしてリメイクされている。
 +
:* [[仮面ライダーシリーズ]]
 +
:** 1971年~。『[[仮面ライダーX]]』の劇場版『5人ライダー対キングダーク』の5人ライダーの共演がゴレンジャーの元となったと明言されている。
 +
:* [[科学忍者隊ガッチャマン]]シリーズ
 +
:** 1972年~。
 +
:* [[スパイダーマン (東映)|スパイダーマン]]
 +
:** 1978~1979年。自身が[[等身大ヒーロー]]でありつつ巨大ロボットも操る、最初の東映作品。
 +
 
 +
;その他の古典作品
 +
:* [[南総里見八犬伝]]
 +
:* [[忠臣蔵]]
 +
:* [[真田十勇士]]
 +
:* [[新選組]]
 +
 
 +
;その他の東映グループ関与作品 / 石森章太郎関与作品
 +
:;「集団ヒーロー」作品
 +
::* [[特別機動捜査隊]]
 +
::** 1961~1977年。
 +
::* [[サイボーグ009]]シリーズ
 +
::** 1964年~。
 +
::* [[レインボー戦隊ロビン]]
 +
::** 1966~1967年。石森「戦隊」作品の原点とされる。
 +
::* [[仮面の忍者 赤影]]
 +
::** 1967~1968年。
 +
::* [[キイハンター]]
 +
::** 1968~1973年
 +
::* [[Gメン75]]
 +
::** 1975~1982年。続編として、[[Gメン82]]がある(「Gメン82」は、[[近藤照男プロダクション]]製作作品で、「製作協力:東映」とクレジットされている)。
 +
::* [[宇宙からのメッセージ・銀河大戦]]
 +
::** 1978~1979年のスーパー戦隊シリーズ休止期間中に、『[[仮面ライダー]]』から続くテレビ朝日系・土曜夜(夕)の東映実写枠を担当し、『[[バトルフィーバーJ]]』に引き継いだ。
 +
:;「巨大ロボ」作品
 +
::* [[ジャイアントロボ]]
 +
::** 1967~1968年。東映初の「巨大ロボ」作品。
 +
::* [[大鉄人17]]
 +
::** 1977年。石森初の「巨大ロボ」作品。主役ロボ「ワンセブン」のスーツアクターは、同時期放映の『[[ジャッカー電撃隊]]』を除き、『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』 - 『[[鳥人戦隊ジェットマン]]』の実に14戦隊で「レッド」を演じる、[[新堀和男]]。
 +
::* [[長浜ロマンロボシリーズ|長浜ロマンロボット3部作]]
 +
::** [[超電磁ロボ コン・バトラーV]]
 +
::** [[超電磁マシーン ボルテスV]]
 +
::** [[闘将ダイモス]]
 +
::*** 1976~1979年。『バトルフィーバーJ』の前番組であり、特に前二者のような合体ロボは本シリーズにおいても恒例となった。
 +
 
 +
; その他のマーベル・コミック・グループ作品
 +
:* [[ファンタスティック・フォー]]
 +
:** アメコミ初の、「集団ヒーロー」作品。1961年~。
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:* [[X-メン]]
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:** 1963年の発表当時は『ファンタスティック・フォー』の二番煎じと言われるも、1975年以降はメンバーを固定せず成功を収める。
 +
:* [[キャプテン・アメリカ]]
 +
:** [[バトルフィーバーJ]]は、当初は、「キャプテン・ジャパン」として企画された。
 +
 
 +
; その他の「集団ヒーロー」作品
 +
:* [[アンタッチャブル]]
 +
:* [[パーマン]]
 +
:* [[七人の刑事]]シリーズ
 +
:* [[ザ・ガードマン]]
 +
:* [[大江戸捜査網]]シリーズ
 +
:* [[必殺シリーズ]]
 +
:* [[影同心]]シリーズ
 +
:* [[大都会]]シリーズ
 +
:* [[西部警察]]シリーズ
 +
:* [[ザ・ハングマン]]シリーズ
 +
:* [[特攻野郎Aチーム]]
 +
:* [[チャーリーズ・エンジェル]]
 +
:* [[HEROES/ヒーローズ]]
 +
 
 +
; その他の「等身大ヒーローが巨大ロボに乗り込む」作品
 +
:* [[小さなスーパーマン ガンバロン]]
 +
 
 +
==== 類似コンセプト作品 ====
 +
; 映像化の際に[[東映]]グループが関与
 +
:* [[忍者キャプター]]
 +
:** 東映製作。[[八手三郎]]名義。「色別に個性が付与された戦士が集合し戦う」、『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』と同時期作品。赤:熱血リーダー、青:クールでリーダーのライバル、桃:紅一点、緑:少年、は戦隊の原型と同様だが、力持ちの巨漢が茶と黄に分かれ橙の年配者が加わる7名編成。ケイブンシャの『大百科シリーズ』(一部の戦隊大百科に記載)によると、本作は一時期戦隊ヒーロー系の扱いだったようである。
 +
:* [[氷河戦士ガイスラッガー]]
 +
:** 東映製作。原作:[[石ノ森章太郎]]、サイボーグ009とスーパー戦隊の折衷的コンセプトのアニメ。
 +
:* [[大激闘マッドポリス'80]]
 +
:** 東映製作。巨大犯罪組織と特殊警察部隊との戦闘を連続的に描く一般向け刑事アクションドラマ。シリーズを通して登場する敵組織の存在や[[ジャパンアクションエンタープライズ|JAC]]による派手なスタントなど、戦隊シリーズのパターン・演出を踏襲している。
 +
:* [[プレイガール]]シリーズ
 +
:* [[特捜最前線]]
 +
:* [[影の軍団]]シリーズ
 +
:* [[メタルヒーローシリーズ]]
 +
:** 東映製作。八手三郎名義。本スタッフとも関連が深く、[[ウルトラシリーズ]]、[[仮面ライダーシリーズ]]、その他ライバル玩具メーカー主導の他社特撮があまり製作されなかった1980~90年代の、日本の特撮ヒーロー番組を代表するシリーズ。[[1990年]]の『[[特警ウインスペクター]]』から複数ヒーローが登場するが、本シリーズとは違い3人構成が基本。
 +
:* [[東映不思議コメディーシリーズ]]
 +
:** 東映製作。本シリーズとも関係が深く、『[[どきんちょ!ネムリン]]』レギュラーの[[内田さゆり]]は『[[鳥人戦隊ジェットマン]]』でブルースワロー・早坂アコを演じている。また、『[[有言実行三姉妹シュシュトリアン]]』で三姉妹の三女を演じた[[広瀬仁美]]は『[[忍者戦隊カクレンジャー]]』でニンジャホワイト・鶴姫を演じ、同じく『シュシュトリアン』で長女を演じた[[田中規子]](『[[星獣戦隊ギンガマン]]』にもゲスト出演)と次女を演じた石橋桂(現[[石橋けい]]・『[[救急戦隊ゴーゴーファイブ]]』にもゲスト出演)が『カクレンジャー』35話にゲスト出演し『シュシュトリアン』のパロディーを披露した。
 +
:* [[聖闘士星矢]](アニメ版)
 +
:** 原作漫画と比較して、聖衣(クロス)のデザイン等を変更することにより、「色別に変身する[[等身大ヒーロー|等身大の集団ヒーロー]]」の要素が強まった。[[東映アニメーション|東映動画(現・東映アニメーション)]]制作。[[1986年]]~。
 +
:* [[美少女戦士セーラームーン]]
 +
:** [[武内直子|作者]]自身が本シリーズを参考にした事を認め、以降の美少女戦士作品のパターンを構築。[[美少女戦士セーラームーン (アニメ)|アニメ版]]は[[東映アニメーション|東映動画(現・東映アニメーション)]]制作、[[美少女戦士セーラームーン (テレビドラマ)|実写版]]は東映製作。
 +
:* [[おジャ魔女どれみ]]
 +
:** 15年ぶりに制作された東映アニメーションのオリジナル[[魔法少女]]作品。[[東堂いづみ]]名義。アニメ・コミック・ゲームなどを展開する。脚本陣に[[大和屋暁]]・[[前川淳 (脚本家)|前川淳]]ら近年のシリーズに馴染みの深い面々も。
 +
:*[[デジモンフロンティア]]
 +
:**東映アニメーション制作。東映プロデューサー・関弘美は「戦隊シリーズを意識した作りにしている」とコメントし、主要メンバーが5人で熱血漢・クールなライバル・紅一点・少年・巨漢で構成され、後半で敵陣から味方になる生き別れの兄弟の6人目の追加メンバーなど。
 +
:* [[超忍者隊イナズマ!]]
 +
:** 東映製作。[[東映太秦映画村]]30周年を記念し、近年関係を深めているスーパー戦隊シリーズのスタッフと太秦映画村が初めて本格的にタッグを組んで製作した。劇中に「超勇者隊シリーズ」という語が登場。
 +
:* [[Yes! プリキュア5]]
 +
:** 『[[プリキュア]]』シリーズ自体は既に存在したが、前作までは共通して作品名に『[[ふたりはプリキュア]]』とある変身ヒロインが2人の物語だったが、今作より変身ヒロインが5人になった。東映アニメーション制作。
 +
; スーパー戦隊シリーズとスタッフ面での人的な繋がりがある
 +
:* [[ボイスラッガー]]
 +
:** 原作:[[石ノ森章太郎]]、総監督:[[平山亨]]というスーパー戦隊シリーズの元スタッフによって制作されたオリジナル作品。パイロット版は当時戦隊シリーズから離れていた[[竹本昇]]が担当。
 +
:* [[魔弾戦記リュウケンドー]]
 +
:** [[武上純希]]・[[辻野正人]]・[[菊池亘]]など、シリーズに携わった脚本家、演出家等がスタッフとして参加。
 +
:* [[ギャラクシーエンジェル]]
 +
:** アニメ版はシリーズ構成に[[井上敏樹]]、 脚本に[[小林靖子]]・大和屋暁など、シリーズに馴染みの深い脚本家がスタッフとして参加。
 +
; その他の「集団ヒーロー」特撮作品
 +
:* [[忍者部隊月光]]
 +
:* [[流星人間ゾーン]]
 +
:* [[魔人ハンターミツルギ]]
 +
:* [[電撃!! ストラダ5]]
 +
:* [[バトルホーク]]
 +
:* [[円盤戦争バンキッド]]
 +
:* [[キャプテン・パワー]]
 +
:* [[電脳警察サイバーコップ]]
 +
:* [[超星神シリーズ]]
 +
:* [[時空警察ヴェッカー]]シリーズ
 +
;その他のアニメーション
 +
:* [[鎧伝サムライトルーパー]]
 +
:** 1980年代後半を代表する、「色別に変身する[[等身大ヒーロー|等身大の集団ヒーロー]]」作品。1988年~1989年。
 +
:* [[勇者指令ダグオン]]
 +
:** [[勇者シリーズ]]としては珍しい「[[等身大ヒーロー|等身大]]での変身」・「当初メンバー5人→後に追加戦士が登場」など。[[1996年]]~[[1997年]]。
 +
:* [[超者ライディーン]]
 +
:** 鳥をモチーフとした5人の等身大の変身ヒーローを主役とし、身内からライバルとなる追加戦士5人が登場する。以上の三作は共に、[[サンライズ (アニメ制作会社)|サンライズ]]製作。1996年~1997年。
 +
<!--本シリーズのパロディー作品は、別ページに。以下の各作品については、スーパー戦隊シリーズとの類似点の説明文を「** 」の後に入れて下さい。
 +
:* [[魔法騎士レイアース]]
 +
:**
 +
:* [[東京ミュウミュウ]]
 +
:**
 +
:* [[アキハバラ電脳組]]
 +
:**
 +
:* [[聖少女戦隊レイカーズ]]
 +
:**
 +
:* [[十二戦支 爆烈エトレンジャー]]
 +
:**
 +
-->
 +
 
 +
==== 類似名称作品 ====
 +
以下は「〜〜戦隊○○」ではあるものの、元来「戦隊」とは一般名詞であって、特に言及すべき類似点もないので、単なる「類似名称作品」としてのみ挙げる。
 +
* [[合身戦隊メカンダーロボ]]
 +
* [[超人戦隊バラタック]]
 +
* [[恐竜戦隊コセイドン]](円谷プロ作品)
 +
 
 +
=== 関連企業 ===
 +
==== スポンサー(歴代含む) ====
 +
* [[バンダイナムコグループ]]
 +
** [[バンダイ]](1975年のシリーズ黎明期より現在まで一貫して登板。新製品の戦隊シリーズキャラクター商品のCMが一番最初に流れるときは番組終了後に放送)
 +
** [[ポピー (玩具メーカー)|ポピー]](1983年の[[科学戦隊ダイナマン]]の前期の頃まで)
 +
** [[バンプレスト]](関連グッズの製作を手がける。同社制作のゲーム「[[コンパチヒーローシリーズ]]」などにも毎回のようにキャラが登場。なお、スポンサーは含まれていない。)
 +
** [[プレックス]](デザインを担当。こちらもスポンサーには含まれない)
 +
** [[東ハト]](旧・東鳩)
 +
*** 商品の発売は『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』、『[[科学戦隊ダイナマン]]』 - 『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』まで。
 +
** [[セイカ]]
 +
*** 主に戦隊関連の文具グッズを発売する。2001年以前は旧名称・セイカノート。
 +
* [[東京ドーム (会社)|東京ドームグループ]]
 +
** [[東京ドームシティアトラクションズ]](2003年 - )
 +
** 後楽園ゆうえんち(1975年 - 1977年、1979年 - 2003年。名称が変更以前のもの。但しTVCM開始は、1979年)
 +
** 朝日放送では2001年の閉鎖まで大阪後楽園ホテルのCMが放送された。それ以降は東京ドームホテルのCMが放送されている。
 +
** 名古屋テレビ(現:メ〜テレ)では熱海後楽園ホテルのCMが放送されている。
 +
** 瀬戸内海放送では城島[[おもちゃ王国]]のCMが放送されている。
 +
** 九州朝日放送ではキャラクターショーを行っている[[城島後楽園ゆうえんち]](現在はセントレジャー・オペレーションズの傘下)のCMが放送されている。
 +
* [[森永製菓]](1980年 - 1981年、1992年 - )
 +
* [[ロッテ]](1982年の[[大戦隊ゴーグルファイブ]]のみ)
 +
* カネボウフーズ(現:[[クラシエフーズ]]、1979年の[[バトルフィーバーJ]]のみ)
 +
* [[東映ビデオ]](2006年 - )
 +
* [[コロムビアミュージックエンタテインメント]](2002年 - 。TVCM開始は2003年)
 +
** 日本コロムビア( - 2002年夏まで。TVCMは1998年 - 2002年ごろ)
 +
* [[雪印食品]](1985年 - 2001年)
 +
** [[電撃戦隊チェンジマン]] - [[百獣戦隊ガオレンジャー]]までのキャラクター商品が発売されたが、2001年の[[雪印牛肉偽装事件]]の影響で撤退。
 +
* [[プリマハム]](2002年 - )
 +
** [[忍風戦隊ハリケンジャー]]以降の商品が、現在まで発売。
 +
* [[アサヒコーポレーション]]( - 1998年)
 +
** 1998年の会社更生法申請の影響で撤退。
 +
* [[アキレス (化学工業)|アキレス]](1998年 - )
 +
* [[フルタ製菓]](2002年 - )
 +
* [[永谷園]](2003年 - )
 +
** キャラクター商品の[[コマーシャル|CM]]は現在のところ作られていない。
 +
* [[牛角]](2004年の[[特捜戦隊デカレンジャー]]のみ)
 +
** デカレンジャーのメインの5人が出演。
 +
* [[講談社]](1993年 - 1998年のレギュラースポンサー)
 +
* [[小学館]]
 +
* [[徳間書店]]
 +
* [http://www.topseika.co.jp/ トップ製菓](2002年 - )
 +
** スポンサーに入って以来'''製品CM'''をしたことがない。また同じCMを使用している。
 +
* [http://www.nichifuri.co.jp/ ニチフリ](2003年 - 。ふりかけ等の食品メーカー)
 +
* [http://www.komorijushi.co.jp/ 小森樹脂](2002年 - 。弁当箱など食器系メーカー)
 +
* エコー(サンダルのメーカー)
 +
* [[パイロットインキ]]
 +
** 通常は番組終了時に放送されるため提供表示はなし。ただしバンダイが新製品の戦隊シリーズキャラクター商品のCMが初めて放送されるときは番組内で放送される。その場合でも提供表示はなし。
 +
* [[進研ゼミ]](1988年 - 1989年)
 +
* [[ナガサキヤ]](1988年 - 1997年)
 +
* [[光製作所]](1989年 - 1991年)
 +
 
 +
==== 車両協力(歴代)====
 +
いずれについても、現在は便宜上、協力していない。
 +
* [[マツダ|東洋工業(現・マツダ)]](一時期は、マツダの販売チャネルのブランドとして存在していた「AUTOZAM(オートザム)」名義の時も有った。)
 +
* [[スズキ (自動車メーカー)|鈴木自動車工業(現・スズキ)]](オートバイ協力。)
 +
* [[三菱自動車工業]](『科学戦隊ダイナマン』のみ)
 +
* [[トヨタ自動車]](『大戦隊ゴーグルファイブ』のみ)
 +
 
 +
== 脚注 ==
 +
<references/>
 +
 
 +
== 参考文献 ==
 +
* [[大下英治]] 『日本ヒーローは世界を制す』(角川書店、1995年)
 +
* [[平山亨]]『東映ヒーロー名人列伝』(風塵社、1999年)
 +
* 『[[B-CLUB (模型雑誌)|B-CLUB]]』(バンダイ出版部)99号「大研究超世紀全戦隊」
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== 外部リンク ==
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=== 公式サイト / 公式的サイト ===
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* [http://www.super-sentai.net/ スーパー戦隊ネット](東映・東映AGによる戦隊シリーズの公式サイト。サイト全体は子供向けに記述されている)
 +
* [http://www.toei-video.co.jp/DVD/sp21/supersentai.html DVD スーパー戦隊シリーズDVDソフトガイド](東映ビデオ内にあるサイト)
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=== その他 ===
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以下の各・外部リンク先は、「SPORT RANGER」を除き、いずれもファンが個人的に展開しているものである。
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* [http://homepage3.nifty.com/SENTAI/ 戦隊ヒストリー](個人のファンサイトの中では、もっとも詳細なものと評価が高い。)
 +
* [http://hccweb.bai.ne.jp/~hci59301/miki/index.htm 花咲くゴーグルピンク](ゴーグルピンクを中心に、戦隊ヒロインや敵女幹部に特化した考察が特徴。)
 +
* [http://www.geocities.jp/tokusatu_sfx/ 特撮の理不尽な点を強引に解釈するスレ](設定上・物語上の理不尽な点を強引に解釈したサイト。)
 +
* [http://www.francefive.com/ France 5]
 +
* [http://www.broadcastthai.com/sportranger/ SPORT RANGER] (タイの放送局で制作・放送が始まった同コンセプト番組)
 +
* [http://maryu.sakura.ne.jp/ 魔竜剣士の秘密基地](スーツアクトレス情報も載っているサイト。)
 +
* [http://tuexd.hp.infoseek.co.jp/ 俺様的活動記録帳-オレサマノカツドウデータベース-](スーパー戦隊シリーズの部門別データがあるサイト。2007年7月29日にデータの更新を休止。)
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[[zh:超級戰隊系列]]

2023年12月12日 (火) 19:19時点における最新版

スーパー戦隊シリーズ(スーパーせんたいシリーズ)は、

テレビ以外の媒体における各種展開については、スーパー戦隊シリーズの他媒体展開を参照。

概要[編集]

導入[編集]

従来、ヒーロー(特撮ヒーロー)は「たった一人で悪と戦う絶対的なヒーロー」であるからこそ面白いのだという「常識」が番組制作側に根強く存在していた中で、1971年からの「仮面ライダーシリーズ」において複数のライダーが共闘するエピソードの人気・視聴率が特に高かったという事実は、現在からすれば当たり前のことにも思えるが、複数ライダーの共闘が制作当初はイレギュラーなものとしか位置付けられていなかった当時の時代背景を踏まえれば、日本の特撮ヒーローの歴史における一つのアクセント、ターニングポイントとなった出来事と言える。

そして、1975年4月に5人チームのヒーロー番組『秘密戦隊ゴレンジャー』の放映が開始され、視聴率が常時20%を超える大人気番組となったことは、前述の「常識」を大きく打ち破るものであった。その成功を受けて、同一コンセプトに基づいた後続の集団ヒーロー番組が恒例的に制作され、やがてそれらは「スーパー戦隊シリーズ」と呼ばれるようになる。1979年以降は現在まで休止期間がなく、これほどの長期間にわたり休止を一切おかずに作品が作られ続けたテレビドラマのシリーズは他に例が無いと言える。

これ以降、本シリーズの他にも集団・変身ヒーロー番組が多々作られるようになったことや、前述のように「他に例が無いほどの長期間にわたり休止を一切おかずに作品が作られ続ける」という大成功を収めたことなども相まって、「スーパー戦隊シリーズ」は集団・変身ヒーロー物の代名詞的存在となっている。

なお、シリーズに含まれる作品の範囲については異説があるが、ここでは『秘密戦隊ゴレンジャー』を第一作とする呼び方に従う。

歴史[編集]

略史[編集]

  • 1975年 『秘密戦隊ゴレンジャー』放映開始。2年間(84話)放送される。
  • 1977年 後番組として『ジャッカー電撃隊』が放映。視聴率低迷により途中打ち切りとなる。
  • 1978年 シリーズ休止。
    • ※戦隊シリーズではないが、同一スタッフによって『スパイダーマン』が作られていて、作品の随所に戦隊シリーズとの共通点が伺える。また戦隊シリーズに巨大ロボットが出るきっかけになったのは本作登場の巨大ロボット「レオパルドン」の玩具が商業的に成功した影響である。
  • 1979年 新ジャンル作品として『バトルフィーバーJ』放映。以後、1年1作のペースで新作が放映される。
  • 1981年 この頃から「スーパー戦隊シリーズ」という名称が使われ始める。
  • 1988年 『超獣戦隊ライブマン』が、「『バトルフィーバーJ』より始まるスーパー戦隊シリーズ」の第10作記念作として放映される。
  • 1993年 『五星戦隊ダイレンジャー』がスーパー戦隊シリーズ第15作記念作として放映が開始されるが、途中で『ゴレンジャー』『ジャッカー』をシリーズに含めて「超世紀全戦隊」に変更すると発表される。
  • 1995年 『超力戦隊オーレンジャー』が超世紀全戦隊シリーズの第20周年記念作として放映。
  • 2000年 『未来戦隊タイムレンジャー』放映。『ゴレンジャー』からのシリーズを含めて「スーパー戦隊シリーズ」という名称に再変更。
  • 2001年 『百獣戦隊ガオレンジャー』がスーパー戦隊シリーズ第25作記念作として放映。
  • 2006年 『轟轟戦隊ボウケンジャー』がスーパー戦隊シリーズ第30作記念作として放映。この年の夏でシリーズ通算1500話目を達成した。

草創期[編集]

『ライダー』 - 『ゴレンジャー』 - 『スパイダーマン』 - 『バトルフィーバー』

前述の通り、子供達から熱狂的な支持を受けていた「仮面ライダーシリーズ」の中でも複数ライダーの共闘エピソードは特に人気・視聴率が高かったという事実は、仮面ライダーはたった一人で悪と戦う絶対的な強さを持ったヒーローであるからこそ面白いのだと考え、複数ライダーの共演はあくまでもイレギュラーなものとしか考えていなかった制作側を戸惑わせることにもなっていた。同様の考えから、『仮面ライダーアマゾン』(1974年)の後番組の案として出された「最初から5人の仮面ライダーを一度に登場させる」というアイディアも、結局日の目を見ることはなかった。

一方で、1975年4月のネットチェンジにより急遽新しい番組を立ち上げることが必要となった際、没になっていた「5人の仮面ライダー」のアイディアをもとに、5人チームのヒーロー番組『秘密戦隊ゴレンジャー』が制作される。カラフルなスーツを身に付け力を合わせて戦う5人の戦士達の活躍は、たちまち子供達の間で大人気となり、特撮番組における「集団ヒーロー物」という新しいジャンルを確立することとなる。

『ゴレンジャー』は放映期間が丸2年に及ぶ大ヒット作となった。しかし、その後番組『ジャッカー電撃隊』(1977年)が視聴率不振により放送開始9ヶ月で打ちきりになったことで、シリーズ化の試みは一旦挫折する。翌1978年、東映はマーベル・コミック・グループと提携し、『スパイダーマン』を制作する。等身大ヒーローが巨大ロボの操縦をも行うというアイディアは好評を呼び、巨大ロボ「レオパルドン」の玩具も商業的に大きな成功をもたらした。

その結果、後述の通り、「集団ヒーロー」+「巨大ロボ」という2つの要素の両方を継承した作品が企画され『バトルフィーバーJ』(1979年)が誕生した。

この作品もまた成功を収め、以降は今日まで一切の中断期間も無いまま、1年1作のペースで毎年新作が制作されている。

作風[編集]

共通コンセプト[編集]

戦隊シリーズに属する作品の間には、『電子戦隊デンジマン』と『太陽戦隊サンバルカン』の関係を唯一の例外として明確な世界観の繋がりはない。『超力戦隊オーレンジャー』以降の作品は、毎年スーパー戦隊Vシネマで前年度の戦隊と競演し、それにより前年度の戦隊と世界観が繋がっているようにも見えるが、Vシネマは番外編として描かれるパターンが多いため、明確につながっているとは言い辛い(Vシネマでは無いのに本編中『爆竜戦隊アバレンジャー』や『轟轟戦隊ボウケンジャー』の両作品と世界観が繋がっている様に見える『獣拳戦隊ゲキレンジャー』は除く)。作品間に共通するものは、同一のコンセプトに基づいて作られているということだけであり、そのコンセプトとは次の2点である。

  • 複数のヒーローがチームとして力を合わせて敵と戦う。
  • 各戦士は色で区別されている。

「ヒーローは1人だけでは敵怪人に勝てず、全員が力を合わせることで勝てる」という強さの設定がなされることが通例であり、たとえば怪人を倒すときに用いる必殺技にも「1人でも欠ければ繰り出すことができない」などという設定が好んで用いられる。異なる性格やスキルを持つ者たちが協調し、力を合わせて困難を克服するドラマを描くための設定であり、戦隊シリーズの大きなアピールポイントとなっている。チームワークに乱れが生じた結果、任務に失敗するばかりか大ダメージを負ってしまうという話もしばしば見られる。

このようなメソッドは、それまで主流であった「たった1人で悪に立ち向かう」というヒーロー像から逸脱するものであり、それゆえ「たった1人の敵に5人がかりで戦うなど卑怯」「まるでいじめだ」という非難を浴びせられることがある。実際には、敵は多数の戦闘員を率いているし、また怪人は改造人間やロボット、異星人など、生身の人間[1]が強化服を纏っているとはいえ、1人で戦って勝てるとは考えにくい相手であることがほとんどなのだが、そうした点について触れられることは少ない。また、それすらネタにした『激走戦隊カーレンジャー』のような例も存在する。

また、各戦士のマスクスーツは「デザインはよく似ているが色は原色系で明確に違う」というパターンが例外なく踏襲されている。「追加メンバー」については、色だけが違う者もいれば、デザインも微妙に違う者、全く姿形が違う者、更に人間とは異なる存在が登場するなど多様である。また、スーツの上からさらに装甲を装着しているものも多い。

以上のようなコンセプトを踏襲しさえすれば、あとは自由であり、その自由度が長期シリーズを可能にした大きな要因である。シリーズに属する作品は対象年齢の低いのもあれば高いのもあり、ハードSFを指向したのもあればファンタジーもあり、熟練された戦士を描いた作品もあれば戦士の成長を描いた作品もあるなど、バラエティに富んでいる。

ただし、シリーズ全体を俯瞰すると明るい作風が主流と言える。深刻なドラマを描いた作品もあるが、基本的に勧善懲悪の図式から逸脱することはなく、視聴者の心にやりきれなさだけが残るような展開は極力避けられている。それは第一作である『秘密戦隊ゴレンジャー』が明るさ一杯の作風で成功したという伝統を受け継いでいるということでもあり、同じ東映によって同時期に放映された仮面ライダーシリーズメタルヒーローシリーズとの住み分けに起因するものでもある。

戦闘スタイル[編集]

彼らは単独で武器を持ち個体戦も取る。それらの武器は個々で違い[2]銃火器(大半が光線銃)・弓矢(大半が光線状の矢を放つ)・長物ロッド等)等の武器で形成される。このように個々に配備された武器は組み合わせてキャノン砲になることが多く、必殺技として使用されていることが殆どである。

また、戦闘直前に全員で名乗りを始め(『秘密戦隊ゴレンジャー』や『バトルフィーバーJ』、『激走戦隊カーレンジャー』のように、場合によっては戦闘中でも全員が揃った時点で名乗りを始めることもある)、戦隊名を告げる(中期以降の戦隊は背後で爆発が起こることも多い)、「個人の名乗り - 全員の名乗り」というのが基本的な流れであるが、物語が中盤以降になってくると個人の名乗りを省略するケースも多い。

地球戦隊ファイブマン』のファイブテクターを始め、『星獣戦隊ギンガマン』の獣装光、『特捜戦隊デカレンジャー』のスワットモードなど、初期メンバーが多段変身、もしくは通常のスーツの上からさらに追加装甲を装着する戦隊も存在する。この場合、それまで個々で違っていた武器が多段変身後には画一化[3]されることが殆どである。その他、多段変身の例外的なケースとしては、追加戦士であるドラゴンレンジャーの装備を受け継いだアームドティラノレンジャー(『恐竜戦隊ジュウレンジャー』)やレッドのみが多段変身を行うアバレマックス(『爆竜戦隊アバレンジャー』)が挙げられる。

シリーズ展開[編集]

世間一般への浸透[編集]

メインターゲットは特に未就学の男児を中心とする小児全般であるが、『バトルフィーバーJ』以降は、一度の休止期間も無く続いている長寿シリーズであるため、子供として初期の作品を見ていた世代の多くが既に親世代となっていることから幅広い年齢層への浸透もみられ、「戦隊もの」と言うと一般的にはゴレンジャーに始まるスーパー戦隊シリーズのことを指すことが多い。各地のご当地ヒーローの多くが「戦隊もの」であることを考えれば、それだけ世間に浸透していると言える。

大戦隊ゴーグルファイブ』以来ヒロインに高年齢層の男性ファンが付くようになり、『未来戦隊タイムレンジャー』以降は甘いマスクの新人俳優を多く起用したことで「イケメンヒーロー」とメディアに称される現象が見られた。同時期の平成仮面ライダーシリーズの影響もあって、それまでの特撮ファン層とは異なる若い女性や子供の母親のような新たな視聴者層も開拓することになり、ファン層は確実に高年齢層に拡大している。

『ゴレンジャー』および『ジャッカー』の扱い[編集]

ファイル:super sentai history.png
スーパー戦隊シリーズの本格誕生への経緯図

秘密戦隊ゴレンジャー』や『ジャッカー電撃隊』をスーパー戦隊シリーズに含むか否か、異説がある。これは『バトルフィーバーJ』(1979年)の誕生の経緯に起因している。

『バトルフィーバーJ』は、『スパイダーマン』から「等身大ヒーローが巨大ロボの操縦もする」という要素を、『ゴレンジャー』や『ジャッカー』から「集団ヒーロー」という要素をそれぞれ継承しドッキングさせた、少なくとも当時は新ジャンル作品との位置づけで制作されたものである。また、『スパイダーマン』に続くマーベル・コミック・グループとの提携作品として企画されたこともあって、デザインのコンセプトも石森章太郎原作である『ゴレンジャー』や『ジャッカー』との断絶が目立つ。が、翌年の『電子戦隊デンジマン』は、番組名に“戦隊”が入り各戦士が色で区別されるなど、『ゴレンジャー』の流れを汲むという面が色濃く打ち出され、以降の作品に継承されることとなる。

つまり、『バトルフィーバーJ』からシリーズが始まったのか、『ゴレンジャー』から始まったシリーズが途中で巨大ロボ戦という新要素を加えて継続したのか、どちらの解釈に分があるとも言えず、ファンの間でも意識は分かれ、出版物やビデオといった商品においても扱いはまちまちであった。東映としてはどちらの解釈を採るかを正式に表明したことも何度かあったが(#略史参照)、その東映自身がそれに従わず、二種類のグッズを出し続けるという有様であった。

現在では『ゴレンジャー』を第一作とする公式見解が定着しているが、「第一作は断固として『バトルフィーバーJ』」という見解を墨守するファンも存在する。

「戦隊」[編集]

「スーパー戦隊シリーズ」は「戦隊シリーズ」「戦隊もの」という略称で呼ばれることもあるが、用法に若干の揺れがある。テレビ紹介等では特撮ヒーロー作品は全て「戦隊もの」と扱われる傾向がある。ただし、「戦隊」という言葉自体は普通名詞なので、日本語としては間違っていない。

「戦隊」という語は、1988年バンダイにより商標として登録(商標登録番号第2074473号)されている。

本来の意味での「戦隊」を現実世界の日本で唯一、組織しうる自衛隊自衛官)がスーパー戦隊シリーズの作品で描写・設定されることは、各種社会情勢なども絡み、長く例が無かったが、シリーズ25作目『百獣戦隊ガオレンジャー』にて初めて、航空自衛隊の訓練任務中にスカウトされたまま失踪してガオイエローになった元・航空自衛官が登場し、彼はガオレンジャー解散後には復隊したとされた(最終回劇中)。更に、30作目『轟轟戦隊ボウケンジャー』では、陸上自衛隊特殊部隊在隊中にスカウトされてボウケンピンクになった元・陸上自衛官が登場し、彼女はボウケンジャーの中で唯一の戦闘のプロ出身者で(実際の自衛官が射撃格闘技オリンピック代表選手を数多く輩出していることから)射撃のオリンピック代表候補にまでなった人材とされた。

キャラクター[編集]

スーツの色と役割[編集]

異なったタイプの個性的なメンバーによる団結がどのように描かれるかは、戦隊シリーズの大きな醍醐味の一つになっている。

秘密戦隊ゴレンジャー』を例にとると、各メンバーはそれぞれ以下の役割を分担すると設定されている。

  • 赤…リーダー格の熱血漢
  • 青…クールなライバル
  • 黄…力持ち
  • 桃…女性(紅一点)
  • 緑…少年(最年少)

『ゴレンジャー』がこのパターンで大成功を収めたため、後続の作品にも受け継がれることとなった。しかし「ライバル」とはいっても協調性のあるサブリーダーであったり、「力持ち」の場合も『精神力の強さ』や『力強いイメージ』であって必ずしも怪力の持ち主ではなかったりすることも多い。女性メンバーが二人の場合でも「少年」→「直観力に秀でた陽気な女性」、「女性」→「可憐で頭脳明晰な女性」と読み替えたりと、若干のバリエーションを交えながら、長らく戦隊メンバーにおけるこの五類型は有効であった。作品数が増えパターン破りの試みがなされることが多くなるに従い、当てはめるのが難しい作品も増えてはいる。しかしそれでも戦隊を構成する各メンバーが、それぞれ自分に与えられた役割分担をこなすことによってチームワークが維持されるという構図自体は、変わらず続いている。

上記以外の類型として、「笑い・道化」がある。仮に戦隊が実在する組織ならば、未知の侵略者との戦いで自身や仲間が戦死するかも知れないといった「極限状況」に常時さらされていることになり、自ずとその雰囲気も暗くなりがちなはずである。そこにメンバーへの和みや子供番組として本来必要な面白さをも兼ね備える『一服の清涼剤』として、「笑い・道化」の存在は意外と重要なものになっており、大抵の場合は「力持ち」か「少年」タイプの戦士に付随して存在する。但し、複雑・深刻な人間ドラマが描かれる作品では省かれることも多い。また、最近ではこの類型がリーダーに当てはめられるケースも見られ、「主役の中の主役」たるリーダーが、より親しみやすい存在となっている。

どの色がどの役目と結びつくかは、『ゴレンジャー』のパターンを踏襲することが多いが、他の役目と結びつくこともある。『大戦隊ゴーグルファイブ』以降「黒」が戦士の色として台頭してきた際には「ライバル」と結びつくことが多く、以降「黒」は「ライバル」のイメージが強まった。その際には「緑」がいなくなり、「青」が「力持ち」または「少年」にスライドさせられる。元祖「ライバル」であるアオレンジャー/新命明は二枚目で尚且つ頭脳明晰であることから、後の作品でも「ライバル」はこのように描写された作品は多い。「少年」は無邪気で明るく、長官やリーダーに対し、やや粗相を見せるキャラクターとして描写される。また、年齢的な面から少年扱いをされる場合もあるが、「少年」といっても『若者らしい純粋さを持ち合わせている戦士』で必ずしも最年少とは限らず、更に上記のように女性戦士に当てられる場合もある。

特別な地位を占めるのは「赤」である。この色だけは、メイン主人公としてすべての戦隊で常に中心メンバーの役割を負う。「リーダー」でない「赤」も存在するが、それはリーダーシップを発揮して他のメンバーを束ねて引っ張る代わりに、1人で勝手に突き進んでそれに他のメンバーがついて行き結果的に他のメンバーを引っ張ることになるという、結局はメンバーの中で最も中心的役割を果たすことになる。正式に「リーダーでない」と明言された「赤」が登場するのは『忍者戦隊カクレンジャー』であるが、リーダーシップに欠ける切り込み隊長型「赤」は80年代後半あたりからすでに散見される。東映によると「赤」が中心の色として選ばれたのは、「ゴレンジャー」の企画時に子どもたちに「好きな色」をアンケート調査した結果、「赤」がダントツで1位だったためだという。なお、2007年現在まで「赤」と「青」だけは一度も欠けたことがない。

なお、「黄」といえばゴレンジャーにおけるキレンジャー/大岩大太(および熊野大五郎)を典型とする「デブ」「怪力の持ち主」「大飯食らい」というイメージを持つ人は多いが、そのようなイエローは実は歴代戦隊のなかでもたった6人(『ゴレンジャー』の2人以外では、『太陽戦隊サンバルカン』のバルパンサー/豹朝夫、『大戦隊ゴーグルファイブ』のゴーグルイエロー/黄島太、『科学戦隊ダイナマン』のダイナイエロー/南郷耕作、『鳥人戦隊ジェットマン』のイエローオウル/大石雷太のみ。2007年時点。)しかいない。中でもとりわけ、カレーが好物であるイエローは『秘密戦隊ゴレンジャー』の初代キレンジャー/大岩大太と『太陽戦隊サンバルカン』のバルパンサー/豹朝夫だけであるが(2007年時点)、劇中において、単なるカレー好きの範疇を逸脱するほどの大げさな描写がなされていたため、「黄色=カレー好き」というイメージを定着させてしまった(『地球戦隊ファイブマン』のファイブイエロー/星川レミ役の早瀬恵子もその印象が強いため当初難色を示したという)。『百獣戦隊ガオレンジャー』や『魔法戦隊マジレンジャー』ではライバルキャラとしてのイエローが存在し、女性メンバーが2人いる『超電子バイオマン』、『超新星フラッシュマン』や、『爆竜戦隊アバレンジャー』以降の当初3人編成の戦隊(「獣拳戦隊ゲキレンジャー」が該当。)ではヒロインの色として当てられることも多い、『五星戦隊ダイレンジャー』では「ですます調のシティボーイ」など、多彩なキャラクターを内包しているのは戦隊シリーズに関する「意外な豆知識」の筆頭と言えるであろう。

その他、近年東映では、ヒーローを演じる役者が双子の場合、レギュラーで出演していない方を敵方として競演もしくは一話完結の形で登場させる傾向がある[4]。その場合、双子の色は視聴者の知覚に影響が無い色にされている(ポケモンショックによる考慮も含まれていると思われる)。


戦隊ヒロイン[編集]

スーパー戦隊シリーズを画期的な存在たらしめた大きな特徴の一つに、女性メンバー、いわゆる戦隊ヒロインの存在を挙げることができる。スーツの色は、女性専用色となっているピンクの他は(多い順に)黄・青・白がある。但し、青は男性メンバーの場合に比べて薄めの色(水色)となっている事が多く、白は一部(ラインなど)にピンクが含まれることが多い。未だ、赤・緑・黒・銀が女性色となった例はない。

それ以前は特撮ヒーロー番組が「小さな男の子が見るもの」という枠を破ることがなかったのに対し、『秘密戦隊ゴレンジャー』に登場したモモレンジャーは女児から、『大戦隊ゴーグルファイブ』のゴーグルピンクは中高生からそれぞれ熱烈な支持を受けた。いずれも当時は視聴対象として全く想定されていなかった層である。これは、その後の戦隊シリーズ、ひいてはヒーロー番組全体が、作風の幅を広げて視聴者層を拡大していく、その先がけをなすものであったと言うことができる。

それ以前のヒーロー番組においては、戦うのは男の仕事であり女の役目はそれをサポートすることであるという性役割が牢固として存在していた。稀に女戦士のキャラクターが出るとすれば、それは男性主人公の格下パートナーという形でしかありえず、その際の番組名は、たいてい男性主人公の名前と一致する。体格・腕力に性差というものが存在する以上、それは自然なことだったのではあるが、いくら魅力的な女性キャラクターを出したところで、いざ戦闘が開始されれば男の強い力に頼らざるを得ない。そのことに対する不満を明るみに出したのが、戦隊シリーズにおいて初めて登場した「男と対等に戦う女戦士」の存在であったと言える。戦隊ヒロインたちは「メンバーの中では最も戦闘能力が低い」と設定されることがしばしばではあったが、5人全員が揃わなくては必殺技を繰り出すことができない以上、あくまで男と対等・同格なのである。(#作風も参照のこと。)

元来、「男の世界」たるヒーロー番組において、なぜ戦隊シリーズだけがこのような存在を許容しえたのかと言えば、それは戦隊内において「女性」というのは「役割」の名前でもあったからである。(#スーツの色と役割も参照。)リーダーがリーダーの、ライバルがライバルの役割を果たすのと同様に、女性は女性の役割、つまり他のメンバーをいたわることで場に華やいだ雰囲気をもたらし、体力で劣る分は頭脳を駆使して作戦面で仲間をサポートするという役割を担わされたのであり、そのような「優しさ・賢さ」による貢献を果たすことによって初めて対等の立場にいることを許されたとも言い得る。とはいえ、戦隊ヒロインの元祖たるモモレンジャーは爆発物の専門家という立場で爆弾処理や武器開発という他メンバーでは太刀打ちできない場面で十二分に能力を発揮し、格闘においても殊更他メンバーに劣る描写は見られなかった。

長年のシリーズの中で徐々に「女らしくなさ」と「女らしさ」という、2つの相矛盾した点を同時に併せ持つことになり、その矛盾が戦隊ヒロインという存在に独特の魅力を与え、場合によっては足枷となることもあったと言える。

戦隊ヒロインは「紅一点」であるという条件の下に誕生しえたものであり、その意味で『超電子バイオマン』で初めて導入された「女性二人」は、単に人数が増えただけにとどまらない、戦隊ヒロインの枠組みそのものを揺るがす画期的な企図であったとも言える。結果としては、より一層幅の広いヒロイン像を打ち出すことが出来る筈と作り手側が意気込んだ割には、視聴者の反応は賛否に分かれ、紅二点制は4年続いたのちまた1人に戻り、その後は1人になったり2人になったりを繰り返しながら、現在に至ることになる。

原点たるモモレンジャーこそ、その有能さで独特な魅力を持っていたものの、以後は型にはまったキャラクター像を越える事がなかった戦隊ヒロインも、『超新星フラッシュマン』で名乗りをあえて拒否した辺りから徐々に変化を見せ始める。『未来戦隊タイムレンジャー』でモモレンジャー以来の有能なピンクが主役級の重いドラマを背負って復活し、『魔法戦隊マジレンジャー』のヒロイン2人は(超電子バイオマン」以来の乙女&男勝りではなく)天然&しっかり者という、従来とは異なるパターンであった(電磁戦隊メガレンジャーもそうといえるが、強調されていない)、これらの作品は女性脚本家がメインであった事も大きいのかも知れない。

海外向けの『パワーレンジャー』では男女平等を意識し、日本版では女性が1人しかいなかった作品にも敢えて女性を2人入れる場合が多い。その際にもう1人のヒロインの色として選ばれる色は、第一作に相当する『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のタイガーレンジャーなど、大抵黄色である。

ここまで述べた以外にも、歴代の戦隊ヒロインは下記の傾向が強い。

  • 年齢設定がメンバーの中で年少の方である。ただし見方を変えると、同時期に他メンバーより若い年齢で戦士として選ばれる訳であるから、他メンバーに引けを取らないだけの「戦士としての素質」を持つと言うことも出来る。
  • OP映像での紹介順は、1人なら最後、2人なら4番目と5番目など、後の方である(追加戦士がいる場合は追加戦士が後ろに回る)。例外としては以下が挙げられる。
    • 秘密戦隊ゴレンジャー』のペギー松山/モモレンジャー、『ジャッカー電撃隊』のカレン水木/ハートクイン、『超獣戦隊ライブマン』の岬めぐみ/ブルードルフィン、『爆竜戦隊アバレンジャー』の樹らんる/アバレイエローは3番目(ゴレンジャーのOP映像では、本来は2番目であるべきアオレンジャーが最後(5番目)に紹介されるため、4番目であるはずのモモレンジャーが1つ繰り上がって3番目に紹介される。また、ジャッカーの場合は、エース・ジャック・クイン・キングの順(追加戦士のビッグワンはキングの後)で紹介されるため。そしてライブマンとアバレンジャーの場合は元々3人編成での最後(3人目)だったが、途中から5人編成(アバレンジャーの場合は4人編成を経て5人)になり追加の2人がそのまま後ろに回ったため、5人中の3番目となった)。
    • リーダーだった『忍者戦隊カクレンジャー』の鶴姫/ニンジャホワイトと『未来戦隊タイムレンジャー』のユウリ/タイムピンクはレッドに次いで2番目(ただし、タイムピンクの武器(ボルスナイパー)やタイムジェットに書かれている数字は5である)。
    • 戦士になった順に紹介される『鳥人戦隊ジェットマン』では、鹿鳴館香/ホワイトスワンが2番目、早坂アコ/ブルースワローが4番目(ただし、2人の乗るジェットマシンに書かれている数字はジェットスワンが4(IV)、ジェットスワローが5(V)である)。
    • 忍風戦隊ハリケンジャー』、『獣拳戦隊ゲキレンジャー』では、女性は3人中2番目(ゲキレンジャーの場合は2人追加で5人になる。ハリケンジャーの場合はゴウライジャーとの和解後は3人の後にゴウライジャーが紹介される)。
    • 兄弟戦隊である『魔法戦隊マジレンジャー』では、3番目と4番目。また、名乗りでは、マジレッドから名乗る場合は3番目と4番目、マジグリーンから名乗る場合は2番目と3番目になる。なお、同じく兄弟戦隊の『地球戦隊ファイブマン』では年齢順に名乗ることはなく、女性は2人とも後になる。

変身前の服装がミニスカートホットパンツ悪役の女性幹部の場合はビキニアーマーボンデージなどに類似した衣装)であることも多く、これについては子供と一緒に番組を観る父親や古参ファンなど高年齢層の男性視聴者へのサービスと解釈できなくもない。ただしヒロインだけではなく悪役も含め、およそ戦闘には不向きと思われるほど過度に脚や肌を露出する非実用的な服装でもあることから 、一部からは批判の声が上がることもある。また、番組ホームページなどにおけるリハーサルの様子を撮影した写真でも、女性出演者の多くが夏でもバスタオルを腰に巻いたりしていることから、その苦労が窺われる。

巨大ロボ戦[編集]

バトルフィーバーJ』以降、戦闘用巨大ロボット(作品によってはロボットではなく、意志を持つ巨大な生命体として設定される場合もある)による戦闘シーンが登場し、本シリーズにとって必要不可欠の要素になる。また、そのシリーズのエピソードのラスト近くで展開する山場や見せ場でもある。

  1. 等身大戦で敵怪人に致命傷を与える(致命傷を受けなくても優勢または劣勢に立たされているときに巨大化したり、最初から巨大な怪人も存在する)。
  2. 怪人が何らかの方法(幹部の支援や薬など)によって巨大化(作品によっては巨大兵器を操縦して登場)。
  3. 機材で基地にメカ出撃命令(シリーズによっては異なる呼び出し方もある)。
  4. 出撃したメカ数体が合体し、巨大ロボが完成(合体前に戦闘を行う場合や、反対に合体した状態の巨大ロボを直接呼び出す場合もある)。
  5. 巨大ロボを操縦して怪人に最終的なとどめを刺す(『未来戦隊タイムレンジャー』のように、怪人を完全に抹殺せず、生きたまま逮捕するという設定もあった)。
  6. とどめを刺した後、合体を解除して基地へ帰還する(そこまで描かれた巨大ロボはシリーズ中、『未来戦隊タイムレンジャー』のタイムロボのみ)。

というのが基本フォーマットのプロットとなっているが、他にも多数のバリエーションが存在する。メカの色は基本的には操縦する戦士のスーツの色に対応しており、メカのモチーフはそのシリーズのモチーフに合わせたものになる。

また、これらのメカは非戦闘時には基地研究所飛行場等に隠されている格納庫に収納され、巨大化した敵が出現した際には呼び出される。初期作品などでは巨大航空母艦等で戦場へ輸送されるという描写が多く見られた。また、ロボを構成するのが生命体である場合は、何処からか召喚されたり、あるいは自らが変化するという方法が取られる。他にも、基地自体が変形して超巨大ロボになる場合もある。

シリーズを重ねるごとに、この巨大ロボ戦には以下に挙げたような、様々な要素が組み込まれるようになった[5]。これによって、変形合体などのシステムは年々複雑化する傾向にある。

作品中に最初に登場する巨大ロボは大概を装備しており、これを必殺武器として用いる。無論、などの他の武器を使ったり、肉弾戦やビームを必殺技に持つロボもいる。因みに、シリーズで最初に銃を装備したロボットは『光戦隊マスクマン』のグレートファイブ。また、スーパー合体後の巨大ロボは、『未来戦隊タイムレンジャー』のタイムロボシャドウαや『救急戦隊ゴーゴーファイブ』のブラックマックスビクトリーロボ等を除き、合体前の1号ロボとは対照的に、砲撃などの遠距離攻撃を必殺技とすることが多い。これについては、スーパー合体によりさらに動きにくくなった着ぐるみでは剣などの手持ち武器を使いにくいことが主な理由であると思われるが、他にも一時期競合していた『勇者シリーズ』のグレート合体との差別化を図ったという見方もある[7]

2024年現在、スーパー戦隊シリーズで巨大ロボの合体パーツになる巨大メカが最多なのは『轟轟戦隊ボウケンジャー』の18機。[8]

巨大ロボットは毎年バンダイを主とする玩具展開上の中心的位置に存在していて、過去にはこれらの販売不振によって、本シリーズ終了の噂が玩具流通業界などで発生した事もある。また、この巨大ロボの玩具が超合金ブランドとして発売されていた時期もあった。対象年齢が低いことと合体・変形を重視する面があるため形状としては棒立ちが多いが、近年のミニプラシリーズ等では立体可動も可能になっている。

「退場」・「戦死」・「消息不明」[編集]

物語の展開上、怪人との戦闘等で特定のメンバーが「戦死」する、或いは「退場」する、若しくは「消息不明」になるパターンがある。古くは、『秘密戦隊ゴレンジャー』でのキレンジャー交代劇(計2回)が、それぞれ「退場」・「戦死」に該当、『バトルフィーバーJ』でのバトルコサック交代劇は「戦死」、同じく『バトルフィーバーJ』でのミスアメリカ交代劇や『太陽戦隊サンバルカン』でのバルイーグル交代劇などは「退場」の代表例として挙げられる。また、放映当時から衝撃的な「戦死」として挙げられることが多い『超電子バイオマン』でのイエローフォー交代劇も含め、これらシリーズ初期の「退場」・「戦死」は、いずれも当初から予定されたものではなく、キャストの側の都合と合わせるためのものであったとされる。詳しくは、各作品ページを参照のこと。

物語上の「戦死」としては、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のドラゴンレンジャー・ブライ以降恒例化した「追加戦士」たちに多く、そのドラゴンレンジャー・ブライを筆頭に、『未来戦隊タイムレンジャー』のタイムファイヤー、『忍風戦隊ハリケンジャー』のシュリケンジャー(但し、Vシネマ『爆竜戦隊アバレンジャー VS ハリケンジャー』で再登場するため、真偽は不明。)、『爆竜戦隊アバレンジャー』のアバレキラーなどである(厳密には、戦闘が直接の死因ではないケースも含まれる)。また、『鳥人戦隊ジェットマン』のブラックコンドル・結城凱は、敵組織が壊滅した後に(戦闘とは関係なく)死亡している。

その他にも、物語上の一時的な「退場」例として、『星獣戦隊ギンガマン』のヒュウガ(黒騎士)や『爆竜戦隊アバレンジャー』のアスカ(アバレブラック)は、いずれも第一話から登場する「当初メンバー」・「本来の戦士」でありながら、途中で一時的に「消息不明」になり、そのまま一定期間登場せず、後に復帰するという「追加メンバー」・「追加戦士」としての面も有する、いずれもブラックの戦士[9]たちである。

キャスティング[編集]

本作出演の俳優・声優[編集]

本シリーズは約30年の歴史がある事から、歴代の戦隊メンバーとしての出演経験者だけでも、累計で既に150名を超える(途中交替やいわゆる『6人目の戦士』も含む)。

本作に戦隊メンバーとして出演する俳優については、初期作品では若手アクション俳優やスタントマンとそれらの予備軍的な存在が中心であったが、現在では舞台やテレビドラマの経験者からモデルなどの演技未経験者まで多彩な顔ぶれが見られている。また、本作が芸能人としてのデビュー作であったり、出世作になったという者も少なからず見られ、主演する以前にそれまでのシリーズにゲストとして出演していた例も珍しくない。

「世間一般への浸透」で述べた様に番組出演が多くの人々の注目を集めること、更に1年間を通じて1つの役柄に取り組む事が出来る(このような作品は、現在では他にNHKの大河ドラマくらいしかない)こと、撮影を通じてアクションや特殊撮影の場面での立ち回り方、さらには吹き替えの技術を習得する事が可能なことから、最近では本シリーズは若手の俳優や駆け出しのタレント、彼らを擁する芸能プロダクションにとっては、出世への登竜門や演技力研鑽のための機会として認知されている。

クランクアップ後もしばらくは番組の放送が続いていることから、遊園地でのアトラクションやトークショーといった数々のイベントがあり、更にクランクイン以前における演技指導や製作発表記者会見なども加えれば、実際には1年以上番組に関わる事になる。

この様な事情もあり、近年ではオーディションの競争率も数百倍と上昇しており、もはや子供向け番組の枠に収まらないほどの「狭き門」となっている。俳優や俳優志望者はもちろんのこと、元子役モデルグラビアアイドル、バラエティ系の若手タレント、体操競技新体操といった各種スポーツの元プロ選手や元日本代表クラスの選手など、出身ジャンルや経歴も非常に多岐に渡り、更には本業ミュージシャンが「芸能活動の幅を広げるため」としてオーディションに参加するケースも見られる。そのため、宮内洋大葉健二の様にシリーズ黎明期には主流であった、自身で本格的なスタントや擬闘までこなせるアクション専門の若手俳優が起用されることは、現在では殆ど見られなくなった。しかし後年に至っても照英の様に、本シリーズ出演が一つのきっかけとなって擬闘や殺陣の技術を身に付け、アクション系の俳優として才能を開花させた者もいる。

番組終了後も、本作シリーズ出演で培われた演技・アフレコの技術を礎にして、俳優業や声優業を中心に息の長い活躍を続けてゆく者が多い。声優の道を選んだ者の中には、土田大岸祐二内田直哉中田譲治西凜太朗松風雅也等がおり、後年に至って怪人の声の担当などで再び起用された者もいる。しかしその一方で、俳優業としてゴールデンタイムのドラマ・バラエティ番組に頻繁に出演する様になると、所属事務所の意向などから本シリーズ出演の事実を隠す様になる者も見られる(具体例としてはケイダッシュ移籍後の永井大など)。

戦隊メンバー以外のレギュラーや端役などの出演者は、番組の性格もあってコメディアンや子役が多いが、一方で親世代が懐かしむ様なベテラン俳優や声優が出演することもあるなど、こちらも幅が広く、この方面のファンにとっても見逃せないものである。更に『バトルフィーバーJ』では東映のチャンバラ映画全盛期の名優である東千代之介が登板して存在感を放ち、物語終盤では戦闘シーンにまで参加するなど、東映ならではのキャスティングも随所に見られる。

また仮面ライダーシリーズと同じく、初期の作品においては同一の声優が複数の怪人の声を担当するのが一般的であり、これら声優の氏名がクレジットで表示されることも殆ど無かった。しかし、最近では個々の声優の存在がメジャーなものとなりつつあり、子供でも『この前出てきた○○と同じ声だ』という形で視聴者の耳も「肥えている」ため、一人の声優が担当する怪人は基本的に1体のみであり、声優の氏名もクレジット表示される状態になっている。

まれに、レギュラーメンバーの親族がゲスト出演することもある。『太陽戦隊サンバルカン』では豹朝夫役の小林朝夫の実父である小林亜星が豹朝夫の父親(豹朝太郎)役として、『救急戦隊ゴーゴーファイブ』では巽世界(たつみモンド)役のマイク眞木の実子である真木蔵人がゴーレッド/巽纏(たつみまとい)の先輩(工藤)役として それぞれ1話のみだが親子で共演している。また戦隊メンバーの出演者に実際に双子の兄弟がいる場合は、コピー体などとして出演(『五星戦隊ダイレンジャー』、『獣拳戦隊ゲキレンジャー』等)している場合もある。

他に、本シリーズにおいてその存在感を長きに渡って発揮した、特筆すべき人物としては曽我町子が挙げられる。曽我は2006年に急逝したが、その直前にも『魔法戦隊マジレンジャー』へゲスト出演しており、訃報の際にはマスコミが「初代『オバQ』の声優」として報じたのに対して、ネット上では「ヘドリアン女王様(あるいは魔女バンドーラ、天空大聖者マジエル)が亡くなられた」と、マスコミの予想外の年齢層から逝去を惜しむ声が多数上がり、これをNHKが子供向けニュース番組で取り上げるということも見られた。

変身メンバーを2度演じた役者[編集]

他に、『忍風戦隊ハリケンジャー』のシュリケンジャーが変装した姿も“二度目”と見なせば、

らも含まれ、大葉健二に至っては三度目の変身ということになる。

また、変身メンバーでは無いものの、俳優・声優の両面で活躍している岸祐二は上記の『ハリケンジャー』以外のスーパー戦隊シリーズ(TVシリーズ・Vシネマ両方及び海外シリーズ)でも様々な作品に戦隊・悪役両方で出演している。また忍風戦隊ハリケンジャーでフラビージョを演じた山本梓は『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』、『『特捜戦隊デカレンジャー』劇場版』、『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』に同じフラビージョの役で出演した。

「声優」による「俳優」としての出演[編集]

主に「声優」としての活動で知られる役者が、顔出しで「俳優」として出演することが多いのも、本シリーズの特徴である。代表的な例としては前出の曽我町子や、超獣戦隊ライブマンでナレーション出演した後に、恐竜戦隊ジュウレンジャーにゲスト、五星戦隊ダイレンジャーに準レギュラーとして出演した桑原たけし、『救急戦隊ゴーゴーファイブ』にて準レギュラーとして出演した宮村優子、『獣拳戦隊ゲキレンジャー』に準レギュラーとして出演した石田太郎井端珠里が挙げられる。

逆に、『超新星フラッシュマン』『超獣戦隊ライブマン』などで悪役を務め共演した中田譲治広瀬裕、『五星戦隊ダイレンジャー』でレギュラー出演した西凛太郎のように、元は顔出しがメインだった役者が後に声優に転向した例も多い。

また、『忍風戦隊ハリケンジャー』での島田敏、『爆竜戦隊アバレンジャー』での銀河万丈篠原恵美など、「声優」としてレギュラー出演をしながら、その役とは全く別の役で、「俳優」として顔出しでゲスト出演するケースも見られる。

更に、最近年作である『魔法戦隊マジレンジャー』の磯部勉、『轟轟戦隊ボウケンジャー』の森田順平と2年連続で、シーズン当初はレギュラー・準レギュラー怪人の声を演じる純粋な「声優」として出演しながら、物語の後半においてその怪人の正体である人間の姿を同一の役者が顔出しで演じる、という例が相次いだ。なお、レギュラー・準レギュラーに限定しなければ、怪人の人間体を声優が演じたという例は過去にも多数存在する。

テレビシリーズ[編集]

放送日と放送話数[編集]

# 戦隊名 放送日/放送話数 通算話数
1 秘密戦隊ゴレンジャー 1975年4月5日 - 1977年3月26日/全84話 84話
2 ジャッカー電撃隊 1977年4月2日 - 12月24日/全35話 119話
3 バトルフィーバーJ 1979年2月3日 - 1980年1月26日/全52話 171話
4 電子戦隊デンジマン 1980年2月2日 - 1981年1月31日/全51話 222話
5 太陽戦隊サンバルカン 1981年2月7日 - 1982年1月30日/全50話 272話
6 大戦隊ゴーグルファイブ 1982年2月6日 - 1983年1月29日/全50話 322話
7 科学戦隊ダイナマン 1983年2月5日 - 1984年1月28日/全51話 373話
8 超電子バイオマン 1984年2月4日 - 1985年1月26日/全51話 424話
9 電撃戦隊チェンジマン 1985年2月2日 - 1986年2月22日/全55話 479話
10 超新星フラッシュマン 1986年3月1日 - 1987年2月21日/全50話 529話
11 光戦隊マスクマン 1987年2月28日 - 1988年2月20日/全51話 580話
12 超獣戦隊ライブマン 1988年2月27日 - 1989年2月18日/全49話 629話
13 高速戦隊ターボレンジャー 1989年2月25日 - 1990年2月23日/全51話 680話
14 地球戦隊ファイブマン 1990年3月2日 - 1991年2月8日/全48話 728話
15 鳥人戦隊ジェットマン 1991年2月15日 - 1992年2月14日/全51話 779話
16 恐竜戦隊ジュウレンジャー 1992年2月21日 - 1993年2月12日/全50話 829話
17 五星戦隊ダイレンジャー 1993年2月19日 - 1994年2月11日/全50話 879話
18 忍者戦隊カクレンジャー 1994年2月18日 - 1995年2月24日/全53話 932話
19 超力戦隊オーレンジャー 1995年3月3日 - 1996年2月23日/全48話 980話
20 激走戦隊カーレンジャー 1996年3月1日 - 1997年2月7日/全48話 1028話
21 電磁戦隊メガレンジャー 1997年2月14日 - 1998年2月15日/全51話 1079話
22 星獣戦隊ギンガマン 1998年2月22日 - 1999年2月14日/全50話 1129話
23 救急戦隊ゴーゴーファイブ 1999年2月21日 - 2000年2月6日/全50話 1179話
24 未来戦隊タイムレンジャー 2000年2月13日 - 2001年2月11日/全51話 1230話
25 百獣戦隊ガオレンジャー 2001年2月18日 - 2002年2月10日/全51話 1281話
26 忍風戦隊ハリケンジャー 2002年2月17日 - 2003年2月9日/全51話 1332話
27 爆竜戦隊アバレンジャー 2003年2月16日 - 2004年2月8日/全50話 1382話
28 特捜戦隊デカレンジャー 2004年2月15日 - 2005年2月6日/全50話 1432話
29 魔法戦隊マジレンジャー 2005年2月13日 - 2006年2月12日/全49話 1481話
30 轟轟戦隊ボウケンジャー 2006年2月19日 - 2007年2月11日/全49話 1530話
31 獣拳戦隊ゲキレンジャー 2007年2月18日 - -

2006年夏には通算放送回数が1500回目を達成した(轟轟戦隊ボウケンジャーのTask.19/第19話が放送された2006年7月9日が通算1500話となっている)。

補足[編集]

原則として作品は、2月中旬に始まり、翌年2月上旬に終わる。

  • 放送期間の例外
    • 『ゴレンジャー』は2年間。
    • 『ジャッカー』は9ヶ月間。
    • 『チェンジマン』は1年1ヶ月間。
  • 放送開始・終了時期の例外
    • 『バトルフィーバー』から『バイオマン』までは2月開始、翌年1月終了。
    • 『フラッシュマン』、『ファイブマン』、『オーレンジャー』、『カーレンジャー』は3月開始、翌年2月終了。

放映時間[編集]

かつては、毎週土曜19:30 - 20:00(ネットチェンジでTBS系に移動した仮面ライダーシリーズの後枠として)、毎週土曜18:00 - 18:30(のち18:25、大阪だけ『部長刑事』放送に伴った変則編成で金曜17:30 - 18:00(のち - 17:55)に遅れ放送)、毎週金曜17:30 - 17:55に放映されていたが、1997年の『電磁戦隊メガレンジャー』第8話以降は、キー局の夕方ニュース枠の拡大や夏の高校野球のため、毎週日曜7:30 - 8:00に放送時間を変更して放送されている。

日曜移動後は、裏番組の『がっちりマンデー!!』・『報道2001』・『遠くへ行きたい』等と互角であったが、過去には日曜朝に裏番組として移動してきた『道浪漫』を終了に追い込んだ。

しかし、2006年10月からテレビ東京が『ポケモン☆サンデー』を1時間に拡大し裏番組となってからは、対象視聴者層の奪い合いとなり、少子化の影響も相まって、これらと競合関係にならない『がっちりマンデー!!』や『遠くへ行きたい』に視聴率で差をつけられるようになっている。

ネット局の放送時間[編集]

  • 金曜夕方5時30分枠・未期(1996年)ごろ、新潟テレビ21岩手朝日テレビ山口朝日放送がそれぞれ平日夕方5時から2時間枠(「ステーションEYE」内包)のローカル生ワイド番組を放送する関係上、夕方4時30分に放送されたことがあった。また、新潟テレビ21は翌朝6時にネットセールススポンサーつきで再放送された。

放映枠上の前後番組[編集]

NET→テレビ朝日系 土曜19:30 - 20:00
前番組スーパー戦隊シリーズ
(ゴレンジャー - ジャッカー)
次番組
仮面ライダーアマゾン
※ここまでは毎日放送制作
透明ドリちゃん
テレビ朝日系 土曜18:00 - 18:30
闘将ダイモス
※本作までロボットアニメ枠
スーパー戦隊シリーズ
(バトルフィーバー - ターボレンジャー31話)
鳥越・畑 ザ・スクープ
※18:00 - 18:55
テレビ朝日 金曜17:30 - 18:00
パオパオチャンネル
※17:00 - 18:00 関東ローカル(静岡も含む。他地域によって異なる)
スーパー戦隊シリーズ
(ターボレンジャー32話 - メガレンジャー7話)
スーパーJチャンネル
※17:00 - 19:00
テレビ朝日系 日曜7:30 - 8:00
※2003年10月以降はスーパーヒーロータイム枠第1部&2007年3月以降はニチアサキッズタイムとして放送開始
オリジナルコンサート
※7:00 - 7:30に枠移動
スーパー戦隊シリーズ
(メガレンジャー8話 - )
-

特番等による放送休止[編集]

1997年『メガレンジャー』の第8話より、それまでの金曜夕方5時30分開始という放送時間が現在の日曜朝7時半開始に変更されたが、それ以降、毎年6月第3週(2007年は6月17日)はアメリカゴルフ男子4大メジャーの第2戦目の『全米オープンゴルフ中継』を、毎年6月第4週(2006年は7月第1週)は世界のゴルフ女子4大メジャーの第3戦目の『全米女子オープン中継』を其々中継する関係で放送を休止する。年によって、年末年始は特番のため、休止することもある。

1989年1月7日には昭和天皇崩御に伴う報道特番を放送したため、その日の放送予定だった『ライブマン』を休止し、放送出来なかった分は翌週に放送された。

1995年10月6日にはオウム真理教幹部逮捕の報道特番を放送したため、『オーレンジャー』を休止した。

1996年12月13日には長野県小谷村土石流災害に伴う報道特番を放送(扱いとしては『ステーションEYE』の枠拡大)したため、その日放送予定であった『カーレンジャー』を休止した。その回と12月20日放送回のエピソードがクリスマスを題材にしており、かつさらに次の週(12月27日)は年末特番のため放送枠が組まれていなかったことから放送の順延ができず、翌週(12月20日)は休止分の回と元々の放送予定回を2本立てで放送し(関東地区の場合)、年内の放送を終了した。

1997年の11月には『27時間チャレンジテレビ』を放送した関係で『メガレンジャー』を休止した。

2005年7月31日には『世界水泳選手権』を放送したため、『マジレンジャー』を休止した。

本シリーズを放映しているネット局[編集]

太字は現在放送している局。遅れネット局は(括弧内)に放送時刻を表記。

1989年10月に福井放送(FBC)がテレビ朝日系にネットチェンジしたものの、NNSに引き続き加盟したこともあってか、編成のやりくりが付かず、引き続きFTBで放送。
1979年4月からYAB開局までの間山口放送(KRY)がテレビ朝日系であったが、FBCと同じ理由から、引き続き(しかも1978年10月にテレビ朝日系から追放されたはずの)TYSで放送されていた。
ただし中断期間あり。別途後述。
実は佐賀県は正式な放送エリアではない。
宮崎県ではテレビ宮崎(UMK)がANNにも加盟しているが、UMKは本来フジテレビ系で、さらにNNNにも加盟している絡みから編成上の都合で放送できないためMRTで放送されている

放送時間・放送局の異動[編集]

  • 札幌テレビ放送(日本テレビ系列)…1984年頃(?)から金曜夕方5時枠で、『デンジマン』から『チェンジマン』途中までを再放送。ネット局(北海道テレビ)があるにも関わらず、他局で再放送された稀有な例。
  • 福島放送…早朝に『サンバルカン』以外のシリーズ再放送が、ネット局で唯一行われていた(現在は行われていない)。
  • 新潟県…『ゴレンジャー』から『サンバルカン』途中までは新潟放送で放送。『サンバルカン』途中から新潟総合テレビにネット移行。『ダイナマン』途中から新潟テレビ21へ移行し同時ネット。
  • 石川県……『ゴレンジャー』『ジャッカー』は石川テレビ、『BFJ』以降は北陸放送にて放送され、『チェンジマン』途中の1985年9月に石川テレビに移行するも、途中でシリーズ自体の放映が打ち切られ、以後数年間シリーズ自体の放映を途絶えてしまったが、『ジェットマン』途中の1991年10月に北陸朝日放送が開局し放送が復活した(通年放送は『ジュウレンジャー』から)。
  • 長野県…『ゴレンジャー』から『デンジマン』途中までは長野放送で放送。『デンジマン』途中からテレビ信州にネット移行し同時ネット。『ジェットマン』途中から長野朝日放送へ移行。
  • メ〜テレ…『ゴレンジャー』から『ジャッカー』第22話までキー局から4日遅れの水曜19:00 - 19:30に放送(1975年4月9日 - 1977年9月14日まで)、第2話の再放送を挟んで1977年10月1日から同時ネットとなった。この間同局では本来の放送時間である土曜19:30 - 20:00はローカル枠扱いで(1973年3月までの中京テレビとのダブルクロスネットの名残と考えられる)、外国テレビ映画『走れスキッピー』(1976年3月27日まで)→『霊感ヤマカン第六感』(1976年4月3日 - 9月17日。9月28日からABCと同時ネット)を放送していた。このため当時NETテレビ系列で水曜19:00 - 19:30に放送していた『宇宙の騎士テッカマン』は遅れネットで放送されたが、日曜11:00 - 11:30→金曜16:00 - 16:30→土曜17:15 - 17:45と放送時間を転々としていた。
  • 朝日放送…スタート当時から金曜日夕方5時30分 - 6時まで(25分間編成に変更後は5時55分まで)の時間帯において、遅れネットをしていた(本来のネットの枠が、ローカルドラマ『部長刑事』などに差し替えられていた為の措置だった【前後の番組も遅れ若しくは先行ネット】)。1989年10月の改編で、『ターボレンジャー』途中から金曜日夕方に編成したまま同時ネットになった。
  • 中国放送(TBS系列)…1980年代半ばに夕方5時枠で、『ジャッカー』を再放送。同局は民間放送教育協会への加盟や朝日新聞資本などでテレビ朝日との関係が若干残っていて、1980年頃までは広島ホームテレビの編成から外れた番組を一部購入した実績があった。なお、その他の昭和期の作品は系列通り広島ホームテレビで再放送された例が多かった。
  • 鳥取県・島根県…『ゴレンジャー』と『ジャッカー』は山陰中央テレビで、『BFJ』から日本海テレビで放送。『ターボレンジャー』途中の1989年10月、山陰中央テレビ日本海テレビがそれぞれ本来のネットワークの正式マストバイ化により、再度山陰中央テレビにネット移行し、今日に至っている。ちなみにキー局が同じ仮面ライダーは(1号ライダーの頃から)TBS系列の山陰放送での放映(鳥取・島根相互乗り入れまでは日本海テレビでも放映)。
  • テレビ高知…1998年3月に、遅れネットだった『メガレンジャー』途中で放映打ち切り。視聴者からの反響が大きかったためか、1クールの休止を経て、同年7月に『ギンガマン』の初回(他のネット局と異なり15 - 20週ほど遅れ)を放送して再開。再度47都道府県全てで戦隊シリーズの視聴が可能になった。一時期は『ゴーゴーファイブ』と『タイムレンジャー』を並行編成で放映していたこともあった。
  • 九州朝日放送…『ゴレンジャー』スタート当初から1年間は遅れ放送だった『ちびっこアベック歌合戦』(MBS制作・RKB毎日放送へ移行)の後番組扱いで水曜19:00 - 19:30枠で遅れ放送された。本来の時間は、それまで19:00 - 19:30枠で放送していたローカル番組(『マキシンの東芝ハレハレ555』の後番組。詳細不明)が『はじめ人間ギャートルズ』(ABC制作・RKBから移行)の同時ネット化のため繰り下がっていた模様。
  • 熊本県…『ゴレンジャー』と『ジャッカー』は熊本放送(TBS系列)で放送。『BFJ』からテレビ熊本(フジテレビ系列)に移行。『ターボレンジャー』途中から熊本朝日放送へ移行し同時ネット。
  • 沖縄県…『ゴレンジャー』と『ジャッカー』は沖縄テレビで放送。『BFJ』から琉球放送に移行。『オーレンジャー』途中から琉球朝日放送へ移行し同時ネット。

主な裏番組[編集]

現在[編集]

過去[編集]

THEサンデー→THEサンデーネクスト(日本テレビ) ポケモンサンデー→ポケモンスマッシュ(テレビ東京)

その他[編集]

  • 戦隊ごとで、マスクやスーツ、変身アイテム、乗り物等のどこかに数字(1 - 5、I - V、数字を連想させる図柄やラインの数等も含む)を割り振っている場合が多い(追加戦士にはつかない場合が多いが、ついている場合もある(ガオシルバー、デカブレイク等))。
  • 変身するメンバーの名前の頭文字を繋げるとある言葉になる戦隊がいくつかある(タイムレンジャーのみ3文字目)。
    • ゴレンジャー:赤青黄(初代)桃緑の順⇒いじょう・んめい・おいわ・ギー・すか(カシオペア)
    • カーレンジャー:赤青緑黄桃の順⇒んない・もん・えすぎ・のはら・がみ(自動車)
    • メガレンジャー:赤黒青黄桃の順⇒DATE・ENDOU・NAMIKI・JOUGASAKI・IMAMURA(電磁)
    • タイムレンジャー:赤青緑黄桃の順⇒TATSUYA・AYASE・SHION・DOMON・YUURI(タイム)
    • ハリケンジャー:赤青黄の順⇒いな・の・とう(忍)
    • マジレンジャー:緑桃青黄赤の順⇒(小津の)きと・うか・らら・ばさ・かい((オズの)魔法使い)
    • ゲキレンジャー:赤青黄の順⇒かんどう・かみ・ざき(カンフー)
  • 科学戦隊ダイナマン』以降、最終回またはその直前に、変身前を演じる役者達が自らスーツに入って演技すること、スーツアクターの面々が顔出し出演することが恒例になっている。但し、『超新星フラッシュマン』や『救急戦隊ゴーゴーファイブ』等のように、変身した状態で素顔を見せる演出が多い作品では、第1話から変身前の役者がスーツを着て演技する場面が登場する。
  • 五星戦隊ダイレンジャー』以降、毎年恒例のクリスマスにちなんだエピソードを導入しているが、キー局テレビ朝日)の本放送日に合わせて制作・放送されるため、一部ローカル局では放送遅延により正月以降にクリスマスの話が放送されるといったことも起こる。
  • 電磁戦隊メガレンジャー』以降、年末近くに総集編に相当するエピソードを行うのが恒例になる。
  • 忍風戦隊ハリケンジャー』35話以降、OP前のアバンタイトルが採用される。
  • 爆竜戦隊アバレンジャー』以降、EDのオマケ映像がスタート(なお『アバレンジャー』のみ本編のエピローグで、そのまますぐに予告が入る)。
  • 『爆竜戦隊アバレンジャー』 - 『魔法戦隊マジレンジャー』で毎年、東映太秦映画村等での京都ロケも実施された。『轟轟戦隊ボウケンジャー』では京都ロケがなかったが、これは映画村の創立30周年記念作品である『超忍者隊イナズマ!』の製作によるものとされる。なお京都ロケは『獣拳戦隊ゲキレンジャー』から復活している。
  • 特捜戦隊デカレンジャー』以降、最終話のEDと新戦隊予告との間の提供テロップの映像で、現戦隊のレッドから新戦隊のレッドへのバトンタッチを演出する場面が放映される。放映後は旧戦隊のDVDの最終巻にノンテロップで収録。

関連項目[編集]

シリーズ関連[編集]

但し、【Template:スーパー戦隊シリーズ】(↓最下部)に含まれるものについては、そちらを参照。

主なロケ地[編集]

参考作品[編集]

源流にあたる先行作品[編集]

「源流・参考」がスタッフにより明言される要出典作品
その他の古典作品
その他の東映グループ関与作品 / 石森章太郎関与作品
「集団ヒーロー」作品
「巨大ロボ」作品
その他のマーベル・コミック・グループ作品
その他の「集団ヒーロー」作品
その他の「等身大ヒーローが巨大ロボに乗り込む」作品

類似コンセプト作品[編集]

映像化の際に東映グループが関与
スーパー戦隊シリーズとスタッフ面での人的な繋がりがある
その他の「集団ヒーロー」特撮作品
その他のアニメーション

類似名称作品[編集]

以下は「〜〜戦隊○○」ではあるものの、元来「戦隊」とは一般名詞であって、特に言及すべき類似点もないので、単なる「類似名称作品」としてのみ挙げる。

関連企業[編集]

スポンサー(歴代含む)[編集]

車両協力(歴代)[編集]

いずれについても、現在は便宜上、協力していない。

脚注[編集]

  1. 生身の人間でない戦隊は『ジャッカー電撃隊』のみで、しかも「変身装置を携行できない=自由に変身できない」という制約がある。また、『特捜戦隊デカレンジャー』のデカイエローのように生身でも特殊な能力を持つ者も存在するが、そうした力は戦闘以外の面で活用されることが多く、戦闘時に使われる特殊能力は「多少有利になる」という程度の微弱な効果しか無いのが原則である。
  2. 作品によってはすべて同一の武器で纏められたりしている。
  3. スワットモードのディーリボルバー、レジェンドフォームのダイヤルロッド等。
  4. 有名なのは土屋兄弟によるダイレンジャーの知とコピー体、ビーファィターのブルービートとブラックビート。
  5. これはメインスポンサーであるバンダイの意向も絡んでいる。
  6. 厳密には『高速戦隊ターボレンジャー』でロボットに「精霊」が宿り、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』で初めて機体などを全てが「巨大な生命体」という設定が盛り込まれた。
  7. 勇者シリーズにおいては、グレート合体後の巨大ロボの必殺技には剣が用いられている事が多い。
  8. 但し、テレビシリーズのレギュラーとして。劇場版のみの登場やゲストとしての登場も含めれば『百獣戦隊ガオレンジャー』が最多となる。
  9. これら2例とは若干異なるが、『轟轟戦隊ボウケンジャー』の伊能真墨(ボウケンブラック)もまた、最終決戦直前の数話のみ「消息不明」になったブラックの戦士である。

参考文献[編集]

  • 大下英治 『日本ヒーローは世界を制す』(角川書店、1995年)
  • 平山亨『東映ヒーロー名人列伝』(風塵社、1999年)
  • B-CLUB』(バンダイ出版部)99号「大研究超世紀全戦隊」

外部リンク[編集]

公式サイト / 公式的サイト[編集]

その他[編集]

以下の各・外部リンク先は、「SPORT RANGER」を除き、いずれもファンが個人的に展開しているものである。

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