「いすゞ・ファーゴ」の版間の差分

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ワゴンとバン、トラック、そしてマイクロバスが設定され、翌年発売の同社の[[いすゞ・ピアッツァ|ピアッツァ]]にも通ずる、ガラス面積を大きく取った滑らかなボディスタイルであったが、当時、乗用ナンバーのワゴンモデルに流行していた[[サンルーフ]]や対座シート、さらには[[オートマチックトランスミッション|AT]]車の設定がなかったことから販売数の大半はバンモデルで、[[乗用車]]としての売上は芳しいものではなかった。その後、装備の充実を図ったり、遅れながらもAT車を追加したが、当初からの地味なイメージは払拭できず、2代目モデルはいすゞの経営再建の都合上[[日産・キャラバン]]の[[OEM]]モデルとなった。
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ワゴンとバン、トラック、そしてマイクロバスが設定され、翌年発売の同社の[[いすゞ・ピアッツァ|ピアッツァ]]にも通ずる、ガラス面積を大きく取った滑らかなボディスタイルであったが、当時、乗用ナンバーのワゴンモデルに流行していた[[サンルーフ]]や対座シート、さらには[[オートマチックトランスミッション|AT]]車の設定がなかったことから販売数の大半はバンモデルで、[[乗用車]]としての売上は芳しいものではなかった。その後、装備の充実を図ったり、遅れながらもAT車を追加したが、当初からの地味なイメージは払拭できず、2代目モデルはいすゞの経営再建の都合上[[日産・キャラバン]]の[[OEM]]モデルとなったが、[[2001年]]に生産終了。後継者は'''[[いすゞ・コモ|コモ]]'''。
  
 
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*1987年9月 - ワゴンが全車ターボ化。
 
*1987年9月 - ワゴンが全車ターボ化。
 
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*[[1988年]]10月 - トラック追加。
*[[1991年]]1月 - マイナーチェンジ。ディーゼルエンジンは4FG1型2.4Lに統一。内外装の意匠を多数変更。また、isuzuロゴを現在のものに変更した。
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*[[1991年]]1月 - マイナーチェンジ。ディーゼルエンジンは4FG1型2.4Lに統一。内外装の意匠を多数変更。トラックに普通貨物(1ナンバー)車追加。また、ISUZUロゴを現在のものに変更した。
 
*[[1993年]]8月 - 最後のマイナーチェンジ。ワゴンのみ4FG1-T型2.4Lを搭載して再度ターボ化。ワゴンのリヤシートベルト3点化等小変更多数。エアコンは全車[[代替フロン]]化。
 
*[[1993年]]8月 - 最後のマイナーチェンジ。ワゴンのみ4FG1-T型2.4Lを搭載して再度ターボ化。ワゴンのリヤシートベルト3点化等小変更多数。エアコンは全車[[代替フロン]]化。
 
**海外では「ISUZU WFR」として販売されている。また販売当時いすゞがGMと提携していた為、GM系列の[[ボクスホール]]とベドフォード(''[[:en:Bedford Vehicles|Bedford]]'' )では「MIDI」(ベドフォードでは「Seta」の名で売っている地域もある。)として販売された。 オーストラリアでは、ホールデンブランドで「Shuttle」と言う名前で販売されていた。
 
**海外では「ISUZU WFR」として販売されている。また販売当時いすゞがGMと提携していた為、GM系列の[[ボクスホール]]とベドフォード(''[[:en:Bedford Vehicles|Bedford]]'' )では「MIDI」(ベドフォードでは「Seta」の名で売っている地域もある。)として販売された。 オーストラリアでは、ホールデンブランドで「Shuttle」と言う名前で販売されていた。
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*[[1997年]]7月 - '''[[いすゞ・フィリー|ファーゴフィリー]]'''の発売により、ワゴン廃止。バンのディーゼルエンジン車は3.2Lに拡大される。
 
*[[1997年]]7月 - '''[[いすゞ・フィリー|ファーゴフィリー]]'''の発売により、ワゴン廃止。バンのディーゼルエンジン車は3.2Lに拡大される。
 
*[[1999年]]6月 - マイナーチェンジ。ガソリンエンジンが変更されDOHCエンジンに。
 
*[[1999年]]6月 - マイナーチェンジ。ガソリンエンジンが変更されDOHCエンジンに。
*[[2001年]]5月 - キャラバンがフルモデルチェンジされたのに従い、車名を'''[[いすゞ・コモ|コモ]]'''に変更してフルモデルチェンジ。
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*[[2001年]]5月 - キャラバンがフルモデルチェンジされたのに従い、車名を'''コモ'''に変更してフルモデルチェンジ。
  
 
==エンジン==
 
==エンジン==

2012年10月28日 (日) 12:52時点における版

ファーゴFargo )とは、いすゞ自動車が製造していたワンボックスタイプの自動車である。

概要

ワゴンとバン、トラック、そしてマイクロバスが設定され、翌年発売の同社のピアッツァにも通ずる、ガラス面積を大きく取った滑らかなボディスタイルであったが、当時、乗用ナンバーのワゴンモデルに流行していたサンルーフや対座シート、さらにはAT車の設定がなかったことから販売数の大半はバンモデルで、乗用車としての売上は芳しいものではなかった。その後、装備の充実を図ったり、遅れながらもAT車を追加したが、当初からの地味なイメージは払拭できず、2代目モデルはいすゞの経営再建の都合上日産・キャラバンOEMモデルとなったが、2001年に生産終了。後継者はコモ

歴史

初代(1980年-1995年)

  • 1980年12月 - 新発売。エンジンはガソリンが1.6Lと1.8L、ディーゼルは1.8Lと2.0Lを設定。ワゴンは2.0Lディーゼルのみの設定。全車バイアスタイヤが標準であった。
  • 1981年8月 - バンに2000ディーゼル追加。 
  • 1982年3月 - バンの一部変更。ガソリンエンジンは1.8L化/ディーゼルエンジンは2.0Lに統一。
  • 1982年7月 - ワゴンのマイナーチェンジで全車フロアシフト化。ワゴンLSにサンルーフと対面シートを標準装備。
  • 1983年11月 - バンにパートタイム4WD車追加。ディーゼルのみの設定。
  • 1984年1月 - ワゴンは全車ディーゼルターボを搭載。 
  • 1984年11月 - ワゴンに4WD車追加。バンに1ナンバー(普通貨物)車追加。
  • 1986年1月 - マイナーチェンジ。ライトを異形タイプに変更・インパネ等全面変更。
  • 1987年1月 - AT車追加。但し2WD車のみの設定。
  • 1987年9月 - ワゴンが全車ターボ化。
  • 1988年10月 - トラック追加。
  • 1991年1月 - マイナーチェンジ。ディーゼルエンジンは4FG1型2.4Lに統一。内外装の意匠を多数変更。トラックに普通貨物(1ナンバー)車追加。また、ISUZUロゴを現在のものに変更した。
  • 1993年8月 - 最後のマイナーチェンジ。ワゴンのみ4FG1-T型2.4Lを搭載して再度ターボ化。ワゴンのリヤシートベルト3点化等小変更多数。エアコンは全車代替フロン化。
    • 海外では「ISUZU WFR」として販売されている。また販売当時いすゞがGMと提携していた為、GM系列のボクスホールとベドフォード(Bedford )では「MIDI」(ベドフォードでは「Seta」の名で売っている地域もある。)として販売された。 オーストラリアでは、ホールデンブランドで「Shuttle」と言う名前で販売されていた。


2代目(1995年-2001年)

  • 1995年8月 - フルモデルチェンジ。この代より、日産・キャラバンOEMとなり、トラックは廃止(アトラス10系のOEMであるエルフ100が事実上の後継)。2ベッド救急車もキャラバン同様にファーゴ3000スーパーアンビュランスとして設定された。ワゴンのグレードはキャラバンのDX相当が「LD」、GTクルーズ相当「LS」である。LSグレードのフロントグリルは「ホーミー」のものを流用していた。
  • 1997年7月 - ファーゴフィリーの発売により、ワゴン廃止。バンのディーゼルエンジン車は3.2Lに拡大される。
  • 1999年6月 - マイナーチェンジ。ガソリンエンジンが変更されDOHCエンジンに。
  • 2001年5月 - キャラバンがフルモデルチェンジされたのに従い、車名をコモに変更してフルモデルチェンジ。

エンジン

ガソリン

  • 4ZA1型 - 直列4気筒SOHC1.6L
  • 4ZB1型 - 直列4気筒SOHC1817cc
  • 4ZC1型 - 直列4気筒SOHC1994cc(後期より設定)
  • MA20S型 - 直列4気筒SOHC1998cc91馬力(NET)
  • KA20DE型 - 直列4気筒DOHC1998cc120馬力(NET)
  • KA24DE型 - 直列4気筒DOHC2388cc140馬力(NET)

ディーゼル

  • 4FB1型 - 直列4気筒SOHC1.8L
  • 4FC1型 - 直列4気筒SOHC1995ccNA66馬力、ターボ83馬力
  • 4FD1型 - 直列4気筒SOHC2189cc73馬力
  • 4FG1型 - 直列4気筒SOHC2380cc NA/ターボ共に85馬力(トルクは異なる) 
  • TD27型 - 直列4気筒OHV2663cc85馬力(NET)
  • TD27ETi型 - 直列4気筒OHV2663cc130馬力(NET)
  • QD32型 - 直列4気筒OHV3153cc100馬力(NET)

車名の由来

  • ファーゴの名前の由来はfar(遠くへ)go(行く)と言う意味の造語である。 

関連項目

外部リンク